先日、職場の健康診断があった。
昨年職場が移転したために、受診する病院がこれまでと違っている。 今度の場所は、職場からごく近いのがありがたい。
検査の方は、今年は例年にない新メニューが加わる。
それが消化器系検診。 すなわちバリウム検査。
で私、幸か不幸か(まあ、不幸なんでしょうけれど)未だかつてこの検査を受けたことがないのであった。
と言うわけで、ちょっぴり不安を抱えつつも、概ねワクワクしながら初バリウムに臨んだのであります。
意外に手狭なレントゲン室に入ると、担当のレントゲン技師(?)、30代と思しき女性に迎えられる。
まず白い粉末(発泡剤)と、次いで水を飲まされて、それからいよいよバリウム、いきました。
まずは一口。 次に二口 。 仄かな甘みに、とろりとした口当たり。
あとは一気にぐいっと飲み干す・・・・んだけれど、粘度があるお陰で、なかなか進まない。
そしていよいよ検査開始。 寝台上の人となる。
台の上で仰向けに寝転ぶと、レントゲン技師さんから、両脇にあるハンドルをしっかりと握っているように言われる。
なにしろこの寝台、電気仕掛けで上下左右、自在に角度を変えるので、ハンドルから手が離れたりすると、落っこちてしまうのだ。
とは言え、ただ寝台にへばりついていれば好いってワケでもなく、レントゲン技師さんがテキパキと指示するのに従って、自分の身体を動かさねばならない。
「ハイ、左を向いて下さい」、「今度は右向いて下さい」、「そのまま二回転して下さい(ぐるぐるっと)」
日頃、こんな風に次々命じられ、身体を動かすことなんて、まずあり得ないよね。
もはや貴女のお望み次第。 為されるがままである。
電気仕掛けの寝台が動いて、更にその上で自分が動いて。 いつしか、我と我が身が一体どのような態勢を取っているのか、さっぱり判断出来なくなっていた。
おや? なんだかアタマが重い・・・・今は脚の方が持ち上がっているらしい。
今度は部屋が傾いて来たような・・・アタマが上に来るとやっぱ落ち着くもんだ。 と想っていたら、いつか殆ど垂直に立っていたりする。 もう、好く判らない。
それにしてもこの検査、一体何時になったら終わるんだろうか。
何度もぐるぐる廻っている内に、なんだか可笑しくて堪らなくなって来た。
一体何が、笑いのツボを突いたのやら。
レントゲン技師さんの前で、ケラケラ笑い出しそうになるのを抑えるのに苦労している内、ようやく、やっとのことで検査を終える。
いやはや、長かった!
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