横川晴児サロン・コンサート<スペシャル・ガラ>
横川晴児プロデュース(N響クラリネット首席奏者)プロデュース
サロン・コンサート オン・ステージ
<スペシャル・ガラ>
2008年5月18日(日) 16:00開演
習志野文化ホール
<出演>
宮崎由美香:Fl.
池田昭子:Ob.
横川晴児:Cl.
井川明彦:Tp.
今井仁志:Hrn.
水谷上総:Fg.
篠崎史紀:Vn.
小林美恵:Vn.
川本嘉子:Vla.
向山佳絵子:Vc.
吉田秀:Cb.
早川りさこ:Hrp.
野平一郎:Pf.
習志野文化ホールで、こんな演奏会を聴いて来た。
NHK交響楽団の首席クラリネット奏者、横川晴児さんのプロデュースによる、習志野文化ホールのサロン・コンサート・シリーズ。
今回は、その総集編とも言うべきガラ・コンサートを、これまでに出演したことのある演奏家を中心とした、オールスターキャストで行う。
多彩なプログラムは以下の通り。
モーツァルト:(編曲:伊藤樹子)
ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調K331より第一楽章
原曲はピアノ・ソナタ。 トルコ行進曲の入った、あの曲。
今回はその第一楽章のみを、フルート、オーボエ、ハープという珍しい編成による編曲版で。 一番手に相応しく華やかな演奏で、しかも女流三人からなるユニットは、ビジュアル的にもイチオシ。
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調D667「ます」より第四楽章
あまりに有名な第四楽章(※)の変奏曲のみを。
素晴らしい演奏家を集めたと自負する通り、スゴイ演奏になった。
各楽器の名手が次々にソロを取る、その音楽に身を委ねていると、あゝ、オレは今とてつもなく贅沢な時を過ごしているのだ、という実感が確かにある。
※ステージ上のインタヴュー(?)での、ヴァイオリンの篠崎さんの言によれば、元となった歌曲の歌詞にある「鱒」とは、日本で言う「岩魚」のことなのだそうな。
プーランク
ピアノと管楽器のための六重奏曲
この曲は一時期、CDで聴き込んだことがある。
つまり、聴き慣れている筈なのだけれど、何故だか前出の二曲ほどは愉しむことが出来なかった。
ステージ上から届いて来る楽器それぞれの音が、(CDで聴くように、くっきりと分離せず)混濁して聴こえるのがイケナかったかもしれない。 CDの聴き過ぎだろうか。
ラヴェル
序奏とアレグロ
もしも「夢幻」という言葉を音楽に例えるとするならば、これは最もそれに相応しい一曲でしょう。
繊細かつ優美で、始まりからお終いまで、溜息モンの演奏でありました。
マルティヌー
バレエ音楽「調理場のレヴュー」
シューベルト
八重奏曲 ヘ長調 D803より第一楽章
この習志野文化ホールでのサロン・コンサート。 凝った選曲と、飛び切り上質の演奏で、室内楽の醍醐味を味わうことの出来る、まさに好企画であります。
好い演奏会でした。
※訂正しました(終楽章→第四楽章) 2008年5月21日