March 14, 2020

映画:007は二度死ぬ

 
 0074 
 
007は二度死ぬ
You Only Live Twice
 
 
監督:ルイス・ギルバート
原作:イアン・フレミング 「007号は二度死ぬ」
脚本:ロアルド・ダール
音楽:ジョン・バリー
出演:ショーン・コネリー   (MI6 007:ジェームズ・ボンド)
   バーナード・リー    (同 部長:M)
   ロイス・マクスウェル  (同 秘書:マネーペニー)
   デスモンド・リュウェリン(同 装備主任:Q)

   丹波哲郎        (日本・公安部:タイガー田中)
   若林映子        (同 部員:アキ<ボンドガール>)
   浜美枝         (同 部員:キッシー鈴木<ボンドガール>)
 
   ドナルド・プレザンス  (ブロフェルド)
 
 
      1967年     英・米
 
 
今でこそ、街中で外国人(観光客を中心に)の姿を見掛け/すれ違うことの少しも珍しくなくなっている日本(と想ったら、この作品を視聴し/書いている現在、新型コロナウィルス騒ぎで、パッと消え失せていますけれど)です。
が、この映画「007は二度死ぬ」の公開されたのは、外国との距離感が今とはまるで違う、昭和四十二年(1967年)のこと。
無論、ネットはおろか、テレビの衛星中継すら未発達でした。

そんな中、次(シリーズ五作目)の007映画は日本が舞台!
こんなビッグニュースが知らされた時の、日本国内の反応。 その驚き、盛り上がりっぷりは、果たして如何ばかりだったでしょう?
今となっては想像することさえ困難ですけれど。

ともあれ、あの(!)ショーン・コネリーが撮影チームと共に来日して、各地でロケを敢行。
本当のホントに、あの007が日本に来ちゃったんですね。w
もちろん我が国の俳優陣とも、夢の競演を果たしました。

私がこの映画を初めて見たのは数十年前、未だ高校生の頃。
静岡市街にあった、とっても小さな名画座でのことです。
ここに、007の映画が掛かるって言うんで(シリーズ中、どの作品が上映されるのかも知らず)勢い込んで観に行きましたよ。
そしたらナンと、日本が(それも、ほぼ全編に渡って)舞台の「007は二度死ぬ」でしたとさ。(@_@)

その時は、ショーン・コネリーが出てるって他、何にも知らずに初の鑑賞に臨んだ私ですけれど、唯一、丹波哲郎の事だけは見ていて判りました。
だって、テレビの「キイハンター」に出てたもんね。(笑)
テレビで見ていた丹波さんが、外国映画に出演していて、ショーン・コネリーと競演する姿。
スゴ~ク頼もしく感じて、見直しちゃいました。(高校生の生意気な感想です(笑))

        ▽▲▽▲▽▲

※ 地球軌道上を周回する米ソ両国の宇宙船が、次々と謎の失踪を遂げます。
果たして、何者の仕業か?
互いに、相手を疑い合う米ソ。
謎の宇宙船が日本付近に降下しているとの情報を得ますが、無論、この付近に宇宙基地などありません。
ともあれ、このままでは米ソ両国の衝突は不可避!
MI6は、世界大戦の危機を回避すべく、現地に超腕利きのエージェントを送り込むのですが・・・・

そのMI6と言えば、本作では意外なところ(笑)から現れてみせるMとマネー・ペニー。(このシーン、大好き (^ァ^) )
もちろん、秘密兵器を携えたQも馳せ参じますよ。
007 には、やっぱこの人たちが出て来なくちゃね。w

        ▽▲▽▲▽▲

演じ続けて、既に五作目。 ショーン・コネリーの演じる007の安定感は言わずもがなです。

そして、特筆すべきは、本作で重要な役割を果たす丹波哲郎の頼もしさ。(^ァ^)
公安部内では、如何にも切れ者/ヤリ手という印象で、存在感ありまくりですし、(この時代の洋画に描かれる日本人らしく w )和服を着せても好く似合うし。 そして、アクションをやらせてもカッコイイ!
今回、007 を日本に招く(?)に当って、丹波哲郎という役者が居てくれてホントに好かったです!

その丹波哲郎の私邸に招かれ、日本式の接待(!)を受けることになるショーン・コネリー。
女たちにかしずかれて、身体を洗わせ、マッサージを受け、そして入浴する二人。

これが当時の欧米人が抱いていた日本人観・・・・と言うよりは、これって映画の造り手の(こっそり抱えた)願望だよね。(笑)
所詮、007ってのは、男が外国に出掛けて、いろんな(^^ゞ欲望を満たして、そして帰って来る映画です。orz

こんなこと、高校生の頃に見た折りはまったく気がつきませんでしたけれど。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、この映画には二人の日本人ボンドガール、浜美枝と若林映子(どちらも「キングコング対ゴジラ」に出演していました)が登場します。
文句なしの大抜擢ですね。

ショーン・コネリーとの競演、華麗な衣装(着物からビキニまで)、そしてダイナミックなアクション・シーンなどなど、二人とも出番、見せ場がとっても多いです。
若林映子のカーチェイス!、浜美枝のガンアクション!! w

        ▽▲▽▲▽▲

次々とスクリーンに映し出される、魅力的なシーンの数々。
それは、初めて我が国を訪れたジェームズ・ボンドの視点を通して見たという設定の、昭和四十年台の(映画の造り手によって味付けされてはいますけれど)日本の姿です。

日本語で記されたネオンサインや、街を流す人力車(!)。
(かつての)蔵前国技館で執り行われる大相撲(満員御礼)。
そして疾走するトヨタ製のスポーツカー、2000GT(今回のボンドカーです)。

カメラは、日本の都会ばかりではなしに、地方の魅力をも捉えています。
俯瞰で見せる日本の海・山の風景。 ひなびた漁村の姿。
漁へと漕ぎ出す和船の数々。 昇る朝陽に照らされた漁場。
島から島へと渡る小船。 そして、婚礼の義(神前式)。

そのまんま絵葉書にでもなりそうな、これらの風景のチョイスには、(当時の)海外から見た日本に対するイメージが反映されているんでしょうね。
ともあれ、この映画、全体的に観光案内みたいな愉しみ方も出来そうです。
ようこそ日本へ。 Welcome to Japan (^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、映画終盤の舞台は、敵が隠密裏に(日本国内に!)造り上げた壮大な宇宙基地。
これが、ウソみたいに大きいんです。 馬鹿デッカイ。w
この映画の為だけに用意されたものと思しき、超贅沢なセットです。

そしてこれ、隅々まで精緻に、惚れ惚れするほど巧みに造り上げられていて、実に魅力的なんですね。 (あ~(オレも子供に還って)ここで秘密基地ごっこがしたいです (^ァ^) )

しかも! しかもですよ! クライマックスに至って、その魅力いっぱいの巨大基地を、盛大にブッ壊して見せるんだよ! あ~、なんてモッタイナイことするんだろう。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、隅々まで(これは、他の007ものにも通じることですけれど)実に巧みに造られていて、繰り返し観ても飽きることがないですね。
隅から隅まで、観る側を愉しませることを考え抜かれて造られている、これぞ The・娯楽 って映画でした。

数十年ぶりに鑑賞を果たした「007は二度死ぬ」。
堪能致しました。(^ァ^)
 
 

| | Comments (0)

March 08, 2020

映画:ロボコップ3

 
 
3_20200308174101 
 
ロボコップ3
RoboCop 3
 
 
監督:フレッド・デッカー
出演:ロバート・ジョン・バーク
   ナンシー・アレン
   マコ岩松
 
 
     1993年   米国
 
 
はい、ロボコップのシリーズ三作目です。

近未来。 かつての繁栄ぶりも今は昔、打ち続く不況に困窮を極め、今や犯罪都市へと成り果てているデトロイト。
警察業務は民営化(!)されており、デトロイトの治安はハイテク企業・オムニ社に委ねられています。

パート1で問題を仕出かし、パート2では大惨事(ロボコップ2号の暴走!)を引き起こしたオムニ社ですが、にも関わらず、この大都市の治安維持は、相も変わらずこの一企業によって運営されています。(懲りないねぇ (^^ゞ )
とは言え打ち続く失態のお陰で、流石のオムニ社も経営が傾き始めていました。

そこで、起死回生を図るオムニ社が進めるのが、大掛かりな都市再開発計画です。
その対象地域は、デトロイト中心部にあって、長年庶民に親しまれて来た古風な住宅街。

住民たちに立ち退きを要求するオムニ社。 慣れ親しんだ街から去ることを拒む住民ら。
大企業による強引な地上げが始まりました。

オムニ社は、武装した傭兵部隊(!)を組織。 住民を強制的に立ち退かせようとします。
それを拒否する市民たちは、地下組織を作り、破壊活動(レジスタンス運動)を始めました。(@_@)

行政は? 警察は? なにしてるの?
不況でお金の無いデトロイト市。(なにしろ警察が民営化(!)されているというディストピアです)
今やオムニ社に全てを牛耳られた街で、彼らに逆らうことの出来る者なんて居ないんです。
それもこれも、お金のため。 正に、地獄の沙汰も金次第です。(>_<)

強引な地上げに対抗してレジスタンスを組織した市民たちは、武装してアジトに立てこもります。(なんか、往年の戦争映画を想い起こさせられます (^ァ^) )
廃墟に身を潜め、銃を取って破壊行為に走るとか、もはやテロリストの所業(!)ですけれど、これは、そういうことの(あまり)気にならなかった1993年の映画。

そして、その93年当時って言えば、日本ではバブルも既にハジケた頃でしょうか。
このパート3では、ここまでのシリーズで悪役を務めてきたオムニ社が、業績悪化の為、最近になって、絶好調の日本企業に買収(!)されてしまったと言う設定です。 諸行無常。(^^ゞ

前作まで(悪の首魁として)本社ビルの最上階で威張っていたオムニ社の首脳陣も、今では(重要な判断に)日本企業のトップの意向を伺うていたらく。
ロボコップの新たな敵は、日本なのか?

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、プロットが素晴らしいですね。
ウン、凄くオモシロイ。(^ァ^)

でもこれって、もはやロボコップ抜きでも成り立ちそうです。(笑)
というか、ロボコップは終始、ストーリーの外に居るんですが。(^^ゞ
これじゃ主人公というよりは、単なる装置(かねてからオムニ社の主張している通り)じゃん。 銃や車両と同じ、警察の備品の一つ。

それでも、ロボコップらしく自我と命令との矛盾に悩む姿とか、あるんだけれど。
でも、イマイチ上手く描かれておらずに、モヤモヤしてしまいます。orz (アン・ルイスの使い方がねぇ・・・・)
 
 
Photo_20200308174101 
 
今回、主演のロボコップ役者は別の人と交代。

実は私そのことに、お終いまで、とうとう気が付かなかったです。(^^ゞ
まぁ、あんまり顔出ししていないし。 これならば誰が演じても・・・・・

三作目にして、アクションはワリと詰まんなくなったね。
ロボコップが滅法打たれ強いのと、百発百中の銃の腕前ばかりが印象に残りました。

日本企業が(自慢のハイテクを駆使して)送り込んできたロボット(Made in Japan の)とのバトルは意外にアッサリしてるし。 そもそもコイツ、日本刀の扱い方を勘違いしてるよ。orz(軽快にぐるぐる振り回すのって、そりゃ青龍刀の殺陣でしょ)

それでもロボコップの武装が強化されていたり(アタッチメントとして自動小銃を腕に換装)、空を飛んだり(爆)と、いろいろ頑張ってます。
飛行っぷりがあんまり巧みでないのと、外付けの飛行ユニットを装備して飛ぶってのが、ロボコップらしく無骨でイイ感じです。

いろいろと文句はあるものの、(公開当時の)社会を風刺し、近未来を戯画風に描いて、なにより登場人物らの人情(デトロイト市警の連中や、街の住人の心意気!)を描いているあたり。 なかなか面白かったです。
 
 

| | Comments (0)

March 04, 2020

映画:怪獣総進撃

  
 _1 
 
怪獣総進撃
Destroy All Monsters
 
 
監督:本多猪四郎
音楽:伊福部昭
出演:久保明
   佐原健二
   小林夕岐子
   土屋嘉男
   田崎潤
 
 
       1968年   日本・東宝
 
 
「怪獣総進撃」は1968年封切りのゴジラ映画。
このシリーズ九作目は東宝怪獣を続々、それこそ十一頭も登場させるという触れ込みの豪華版でした。

当時私は小学生。
友達らと下校する途上、この映画「怪獣総進撃」(近日大公開!)のポスターが(壁か、あるいは電信柱だったか・・・・)貼ってあったのを(めざとくも)見つけて、思わず立ち止まったのを覚えています。

なにしろ、ポスターを飾っていたのは映画に登場する十一頭もの東宝・大怪獣たちです!
かつてない怪獣オールスターキャストに、大興奮のボクら。(笑)
しばしその場に立ち尽くして(ミニラの吐く放射能火炎はど~のこ~のと)、熱~い怪獣談義を交わしたモンでした。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、東宝はこれまで怪獣映画で創造して来た怪獣たちを、この一本に惜しみなく投入して来ました。

出でます怪獣は、ゴジラ・ミニラ親子、ラドン、モスラ(幼虫)、アンギラス、クモンガ、マンダ、ゴロザウルス。 この他(ほぼ一瞬の登場ながら (^^ゞ )バランとバラゴンも。
そして彼ら地球怪獣の敵役に廻るのが宇宙怪獣キングギドラで、〆て十一頭也。

なんか、今回は質よりも量で来たかって気がするんですけれど? まぁ、こういうのも賑やかで愉しいよね。(笑)

       ▽▲▽▲▽▲

さて、私にとって、実に数十年ぶりの再見となります「怪獣総進撃」。
本多猪四郎監督の作品ってことで、期待して見始めたんですけれど、それにしては今ひとつ、生憎な内容でした。
怪獣を(無理繰り)十一頭も出そうと頑張った分、無理が祟ったんでしょうか?
オールスターキャストにありがちな、特定の人気怪獣ばかり活躍する形に陥っちゃってます。
子供の頃は、怪獣がいっぱい出て来るってところだけで大満足してたんですけどね。 オトナってメンドクサイ。(笑)
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
そうは言っても今回、大人になってはじめてわかる類の面白さに気が付きました。
特に、人類が決して一枚岩じゃあなかったりするところとかがオモシロイ。

佐原健二率いる月面基地(そのレトロフューチャーなデザインが素敵です (^ァ^) )の連中は、月面の厳しい環境の中で頑張る内に、自主独立の気風が醸成されていったと見えまして、地球側に対して妙に反発するんですね。
彼らの間に

  地球(本部)の連中は、月面基地(現場)のことなんて少しも判ってない!

的な雰囲気がある。(笑)
この手の子供向けドラマらしくない、大人の事情的な描写に、本多監督らしさを感じます。
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
※ 時は近未来。 人類は既に月面に基地を築いており、地球との間をロケットが往還。 ゴジラたち大怪獣は孤島に集められ、人類によって保護されていました。
ある時、その怪獣島が謎の宇宙人に乗っ取られてしまいます。
身体に謎の受信機を埋め込まれ、宇宙人に操られてしまう島のスタッフ、そして大怪獣ら・・・・
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
宇宙人の手から地球を守れ!
宇宙人に操られる土屋嘉男の身柄を(激しい銃撃戦(^^ゞの末)保護することに成功した久保明。
そして舞台は日本へ。

ここで、近未来SFアクション(宇宙や怪獣島に築いた基地)から日本の日常(海辺の観光ホテル)へと、かなり強引に(^ァ^)場面/作風が切り替わるんですケド。
なんか妙な味わいがあって可笑しいです。(笑)

宇宙人によって傀儡とされた土屋嘉男を解き放とうとする久保明と田崎潤。
ですが、宇宙人と戦う地球側の中も(ハッキリとは描かれませんけれど)なんか決して一枚岩ではない様子なんですね。 ダイジョーブ?(^^ゞ

そして、映画はいつしか(この辺りだけ)アクション/スパイものへと切り替わっていました。
子供の頃は気が付かなかったなぁ。 この妙な味わい。 ウン、すごく面白い。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

そして、肝心の怪獣パートです。(^ァ^)
総進撃というタイトルに相応しく(宇宙人に操られた)怪獣たちが世界各地に出没して、街を壊しまくるシーンが好かった。
この辺り、これぞザ・怪獣映画といった感じで、文句なしに愉しめました。(笑)

特に、スクリーンに、同時に何頭もの怪獣が現れるって構図が、もの凄くイイ。
この場面を観る事が出来たってだけで満足。 そのくらいヨカッタ。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

終盤のクライマックスでは、宇宙からキング・ギドラが飛来!
それを迎え打つは(宇宙人から解き放たれた)地球怪獣たち!
広大な富士の裾野を舞台に、十頭からなる地球怪獣連合軍 vs 宇宙怪獣の一大決戦が始まります。
スクリーンに、俯瞰で怪獣たちが収まる様子は圧巻でした。
 
 
_2     ※ もとよし少年を夢中にさせた「怪獣総進撃」のポスター
 
  
でも、ちょっと待って下さい!
これって、10対1の戦力比ですよねぇ。
多勢に無勢。 幾らなんでも、地球側に有利過ぎじゃありませんか?(^^ゞ
正義の地球怪獣なのに、フェアじゃないです。

戦いの趨勢は案の定、十頭の地球怪獣がキング・ギドラ一頭を取り囲んで、容赦なくタコ殴りにする展開。
いや、幾ら悪の宇宙怪獣が相手だからって、これはやり過ぎだよ。(笑)

宇宙怪獣を倒したからって、これじゃ素直に喜べない。 っていうか怪獣プロレス的にも面白くない。
なにより、勝っても負い目を感じちゃうじゃないか。(こんなアイロニーも、また本多イズムかもしれませんね)

そして、お終いに用意されたファイアードラゴンのエピ。
これは余分だったと想うナァ。
観ている子供にとっては、キングギドラをやっつけた時点で、既にクライマックスを終えているワケで。
子供の頃、映画館で観た折も、なんか「え、未だ続くの?」って不思議に感じたのを覚えてますし。

数十年ぶりに見直した「怪獣総進撃」。
大人になった今は、あちこちに本多イズムを確認する事が出来ました。
昭和の怪獣映画。 子供の頃とは、また違った楽しみ方が出来るって事ですね。
 
  

| | Comments (0)

January 26, 2020

映画:ベスト・キッド

 
  4_20200126120201
 
 
ベスト・キッド
The Moment of Truth
The Karate Kid
 
 
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
出演:ラルフ・マッチオ     (ダニエル)
   ノリユキ・パット・モリタ (宮城)
 
 
     1984年   米国
 
 
80年代の名画「ベスト・キッド」。
日系米国人俳優パット・モリタが莞爾と微笑むラスト・シーンで、いつまでも印象に残る一本です。

実は私、この映画をずっと以前、若い頃に名画座で見ています。
ですから今回は再見。 チョー懐かし~い。(笑)

でもこれ、昔見た折りと原題が変わってませんか?!
今回、久々にDVDで見直してみて気が付いたんですけれど、映画の冒頭に出て来る「The Karate Kid」って原題。
これって一体何時からそうなったんでしょう?

この映画、確か(その昔、私が初めて見た折りは)「The Moment of Truth」という、なんてゆーか格調高い系の(笑)原題が付けられていた筈なんですけど・・・・
でもまぁ、見てみれば判る事だけれど、映画の内容から「The Karate Kid」と呼んで間違えの無い事は確かです。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

お話しの方はワリと単純でした。
イジメられっこの少年が、カラテの師匠と出会って修行を積み、やがてトーナメントに挑むというもの。

窮状にある主人公が、異国の小柄な老人(一見して達人とは思えぬ)を師匠として成長を遂げる。
今回、久々に「ベストキッド」を見直していて気が付いたんですけれど、これって「スターウォーズ」の(二作目に造られた)「エピソード5/帝国の逆襲」(1980年)と似た構造ですね。
ラルフ・マッチオが、主人公ルーク(マーク・ハミル)に相当。 一方、パット森田はジェダイ・マスターのヨーダです。

転校して早々(素敵な彼女も出来るんですが)イジメの対象にされてしまった主人公のダニエル。
近所の穏やかな老人と見えたパット森田が、実はカラテの達人と知って、ボクにカラテを教えてよ、と頼み込みます。
しかし、闘いからは何も生まれないと、少年に(如何にもその道の達人らしく(笑))不戦を説くパット森田でした。

そうは言っても、度重なるイジメの実態は、少年にとってあまりにも深刻でした。
なにより彼女の前でイイカッコしたいし。(笑) これもまた、少年の切実な悩みに違いありません。

男の子の想いを汲んだパット森田。
それならば、と三ヵ月後のカラテ・トーナメントで、イジメっ子集団の所属するコブラ会と(闘いではなく)試合で決着を付けることを約して、主人公の修行が始まりました。

ここまでで、映画全体の尺のおよそ半分を費やします。
ちょっと掛かり過ぎですかねぇ。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

カラテを学ぶ動機を得て、その修行を開始するまでが、ちょっと長かったこの映画。(笑)
その分、修行が始まってからのカタルシスでスカッとしそうなモンですけれど。
しかしパット森田流の不可解な練習法に、最初は戸惑ってばかりの主人公でした。(^^ゞ

なにしろ、師匠はミステリアスな東洋人です。(笑)
一体なにを考えているんだか?
いつまで経っても、突きも蹴りも教えてくれませんし。
それどころか、師匠の(古~い)クルマのワックス掛けや、(DIYらしい)家の床磨き、更に塀のペンキ塗り、などなど。
延々と手伝いばかりやらされるんです。 それも、何日も掛けて。

 「ワックス・オン、ワックス・オフ、ワックス・オン・・・・・」

こんなこと、果たしてカラテと関係あるんでしょうか?
無意味としか思えない作業に費やされる日々。(もう、あまり時間が無いんですけど!)
パット森田からは、この行動に付いての説明など、まるでありません。

        ▽▲▽▲▽▲

但し、ここが主人公のイイところなんですけれど、師匠の出したどんな課題に対しても、実にマジメに取り組むんですね。
決して(今やっていることの意味が判らないからと言って)手を抜いたり、サボったりしません。
任された作業は、最後まできっちりとやり遂げる。 (後々判るけれど、このことが実に重要なのでした) この点で、主人公には才能があったってことですね。

        ▽▲▽▲▽▲

折り折り差し挟まれる、主人公とガールフレンド(エリザベス・シュー)との(修行中だってのに (^^ゞ )デート・シーン。
オレ的に、ココんところは詰まらない。 ちっとも面白くないなぁ、って想いました。
音楽の趣味もオレに合わないし。 80年代って、こんな感じでしたっけ?

そうは言っても、このデート・シーンがないと、ガチな格闘アクション映画になっちゃいますし。(笑)
バランス的に、必要なパートだったんでしょうか?

        ▽▲▽▲▽▲

その後、更に意図不明、わけわかめなトレーニングを経て、やっとやっと、遂に(涙)、攻撃技、突きのレッスンへと漕ぎ付けました。

これまでパット森田から課され、やり遂げて来た(謎の)作業の数々。
実は、これをやる間に、主人公の筋力は強く鍛え上げられ、防御の基本動作をも身に付け、更に(格闘技に不可欠な)高度なバランス感覚まで養われていたんですね。

自分でも知らない内に、カラテの基礎課程を終了していた主人公でした。
パット森田師匠、老獪を極めます。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

ある(秘めた)事情から、世捨て人のように世間から背を向けて生きているパット森田。

主人公が攻撃、防御の一通りを覚え、自分のカラテに手ごたえを感じ始めた、ある宵のこと。
ミステリアスな師匠が、それまで隠し通していた心情を吐露します。
パット森田の哀し過ぎる過去(その哀切際まりない名演技!)を知らされる主人公。

天涯孤独なカラテの達人にとって、主人公の存在は、いつしか掛け替えの無いものとなってましいた。
二人の想いがひとつになった宵です。

        ▽▲▽▲▽▲

そして迎えるカラテ・トーナメント大会。
そこは、ショービズの国アメリカのなすこと。 チョーど派手、巧みに演出されて、見る者をして飽きさせません。(^ァ^)

そして、ラストシーンのパット・モリタのどアップ。
この構図、私は覚えていましたよ。(^ァ^)
「ベスト・キッド」と言えば、まずは、あの最高のエンディングが待っている映画ってイメージがあったくらいです。
 
 
2_20200126120201
 
 
この映画、序盤はカッタルイし、デート・シーンも余分としか思えないんですけれど。

でも、中盤以降の修行風景の快進撃が痛快ですし、なにより、師の想いが弟子に通じる宵の、パット森田の名演!
加えて、エンディングで見せる笑顔が素敵で。(^ァ^) 
忘れられない名作です。 
 
 

| | Comments (0)

January 18, 2020

映画:アドレナリン

 
 
4_20200118173701
 
 
アドレナリン
Crank
 
 
監督:マーク・ネヴェルダイン
   ブライアン・テイラー
出演:ジェイソン・ステイサム
 
 
      2006年    米英
 
 
禿げてもカッコイイおっさん代表(笑)、ジェイソン・ステイサム主演のヴァイオレンス・アクション・お馬鹿(笑)ムービーです。
さあ、頭をカラっぽにしてアクション映画を愉しみましょう。(^ァ^)

これから映画を観ようかって時に、アクションものを選ぶ人のお目当ては明快ですね。
ずばり、アクション・シーンが見たい! (^ァ^) これです。

そのアクションも、なるたけ激しく/ど派手である程、また、長く続いてくれる程、観ているコチラとしては嬉しいワケです。

そうは言っても、一本の映画を造るには構成/バランスってものがあります。
そこを鑑みつつ、では映画中の一体どこに、どうやってアクションを盛り込むのか?
造り手の腕の見せどころです。

それがこの「アドレナリン」では、主人公が始終エキサイトしっぱなしってことになってます。 つまり映画の最初から最後まで、ずっとアクション・シーンの連続。
なにしろ、主人公がMAXに興奮し続けていないと、死んでしまうって設定ですから。 って、そんな馬鹿な。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

※ 主人公、ジェイソン・ステイサム演じる殺し屋は、自宅で就寝中に「北京カクテル」と呼ばれる毒薬を盛られます。
これが、放っておくと、やがて心臓が停止してしまうと言うタチの悪いもの。
「北京カクテル」の効果を食い止めるには、体内にアドレナリンを供給し続ける必要があります。 それも、絶え間なく。
かくして、ジェイソン・ステイサムのノンストップ・アクションが始まりました。

        ▽▲▽▲▽▲

1.自分に薬を盛った組織と戦い
2.恋人を組織の手から保護し
3.体内のアドレナリンが途切れぬよう、ありとあらゆる手を尽くす

主人公は、この三つを同時にこなさねばなりません。(@_@)

とにかく、少しでも落ち着いたり、一息入れたりでもしたら、それだけで死に繋がりますから、じっとしているわけにいかない主人公です。

        ▽▲▽▲▽▲

体内のアドレナリンを絶やさないよう、自分を極度の興奮状態に保ち続けなければならないジェイソン・ステイサム。
そのため、街中でクルマを暴走させたり(^^ゞ、拳銃を手に店に押し入ったり(>_<)、ガタイの好いワルに絡んだり(@_@)と、無茶なことを絶え間なく繰り返します。
とにかく、コ~フンし続ける為には、手段なんて選んでられませんから。(^^ゞ

そして、その合間には薬品や麻薬、そしてレッドブル(笑)などなどを次から次へと服用。(^^ゞ
  
 
5 
 
アドレナリンと同等の効果を持つ薬品を手に入れた(いささか乱暴なやり方で(笑))ジェイソン・ステイサム。

しかし注射する量を間違えてしまい、今度は超絶的な躁状態に突入!
突如として周囲がサイケデリックに見え始め、全力ダッシュを始める主人公。 もう、誰にも止められません。(笑)

スーパー・ハイになっちまった主人公の、この演出/映像表現。
本作中、私が一番気に入ったのがこのシーンです。

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、アクションは凄いんですけれど、ヴァイオレンス、お下劣描写もあるしで、どなたにもお薦めとはいかないですねぇ。

お話しの方も、これといって中身があるわけでも無し。 登場人物もまた同様。
でも、文字通りの(時にバカバカしいくらいの)ノンストップ・アクションで、観ていて退屈している暇もなかったです。

観終えて、これといって印象に残るものもないけれど、それはそれで好し。
あ~愉しかった、オモシロかった(^ァ^)で、ハイお終い。
そんな痛快なノンストップ・アクション映画でした。
 
 

| | Comments (0)

January 13, 2020

映画:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

 
 
3_20200113181001
 
 
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
Captain America: The First Avenger
 
 
監督:ジョー・ジョンストン
出演:クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)
 
 
      2011年  米国・マーベル
 
 
子供の頃、我が家の中に沢山、それこそ山のように積み上げてあった「SFマガジン」誌。
この当時、未だ珍しかったSF小説専門の月刊誌で、父が買い求めてきたものなんですけれど、その誌上で、しばしばアメコミ特集が組まれることがありました。
小説を読むには未だ幼すぎた私も、ここだけは(アメコミヒーローの写真もいろいろ載ってましたし(笑))興味を持って、しげしげ眺めたりしたもんです。

で、その特集の中に、取り分け奇抜な格好をしたヒーローが紹介されていました。
どこが奇抜かってそのヒーロー、なにしろ星条旗をモチーフにした衣装に身を包んでいるんです。
アメコミと言えばスーパーマンやバットマンしか知らない少年にとって、この星条旗デザインはちょっとした衝撃でした。

国旗をコスチュームにしちゃうって凄ぇ! なんて、子供心に半ば呆れたことを覚えています。(笑)
ですから私は、この、キャプテン・アメリカという長い歴史を持ったヒーローの存在を、子供の頃から知ってはいたワケです。

        ▽▲▽▲▽▲


   <<<< (注)以下の記述はネタバレを含みます(注) >>>>

 


※ 1942年のアメリカ。
主人公は稀にみるほどの気高い正義感を持った青年であり、また筋金入りの愛国者でした。
悪と見れば捨て置けず、街のワルなんかとも果敢に向き合います。

しかしまた、この主人公は稀にみる脆弱な肉体の持ち主でもありました。(笑)
悪漢を相手にするも、反対に空き放題ブチのめされる始末。orz

それでも、決して音を上げようとはしない主人公。
そのファイト/精神力だけは、他の誰にも負けません。

折りしも第二次世界大戦の真っ只中。 アメリカも兵士を続々と送り出しています。
同世代の男子が次々と従軍し、命を懸けて戦っている、そんな時代です。
主人公も勇躍して陸軍に志願するんですけれど、案の定、その体格故に審査でハネられてしまいます。 (もちろん、そんなことで諦める主人公ではありませんけれど)

        ▽▲▽▲▽▲

そんな主人公に注目したのが「スーパーソルジャー計画」を進めていた米軍です。
新発明の血清を人体に注入して超人/最強の兵士を造り出し、超人部隊を編成して戦線に投入しようと言う画期的なプロジェクトが、折りしも最終段階へ。
主人公は(その気高い精神性ゆえに)超人としての資質ありと見出され、「スーパーソルジャー計画」の被験者としてスカウトされます。

計画は遂行され、ドイツから来た亡命科学者の発明した血清を注入された主人公。
ドカンと大変身して超人となり、念願叶って米陸軍への入隊を果たします。

しかし、当人の望んだ通り、最前線へと投入されたわけではありませんでした。

        ▽▲▽▲▽▲

戦意高揚のためのシンボルとして、政府による戦時広報活動に組み入れられた主人公。
スーパーソルジャー計画によって見事、筋骨隆々/ムキムキとなった身体に、星条旗デザイン (^ァ^) の派手な衣装を着せられ、ここに、米国旗スターズ・アンド・ストライプスをモチーフとした新ヒーロー「キャプテン・アメリカ」の誕生です!
ある意味、米軍版「ゆるキャラ」(テーマは愛国心!)みたいなモンですね。(笑)

米国民に戦時国債を購入して貰うべく、全米各地の劇場を廻って勇ましい戦争ショー(!)を披露するキャプテン・アメリカと踊り子さんたち。 嗚呼、アメリカ万歳!! (^ァ^)

ここらあたり、古風なミュージカル仕立ての、レトロで、そしてピリリと風刺を効かせた演出がなんとも可笑しく、そしてお洒落です。

そしてまた、キャプテン・アメリカってのは戦時中に生まれたアメコミヒーローだったんだって、改めて気付かせてくれました。(そのキャプテン・アメリカを、二十一世紀の今、再び世に問おうというのが、本作「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」なんですね)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、戦意高揚のための「ゆるキャラ」(違)を演じて全米で人気爆発!、今や超売れっ子となった主人公ですけれど、しかし、その心は晴れませんでした。

  私が、本当に目指したのは、こんなことではなかったはず・・・・

やがて(幼馴染で、今は軍曹になっている)親友が、敵基地で虜囚の身となっている情報を掴んだキャプテン・アメリカ。 上官の制止を無視し、単身(!)救出に向かいます。

敵陣深く潜入して、獅子奮迅の大暴れ!(なにせスーパーソルジャーです (^ァ^) )
気宇壮大、壮絶なアクションの末、見事に米兵を救い出してのけます。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、こうなると米軍上層部も、主人公の兵士としての戦果/活躍を認めざるを得なくなるワケで。(笑)
キャプテンは、救い出した米兵の内から数名を選んで特殊部隊を結成。
これが、いずれも一騎当千の頼りになる連中でした。
様々な人種/出身国/出自の兵士からなる混成部隊。 みんな、滅っ茶気の好いナイスな連中です。(^ァ^)
この仲間たちを率いて、ヨーロッパ各地に点在する敵基地を次々に粉砕して廻るキャプテン。

この辺り、キャプテン・アメリカと仲間たちの快進撃シーンが実に愉しいです。
しかし、やがて激しい闘いの中で、戦友を喪う哀しみを知るキャプテン。orz

        ▽▲▽▲▽▲

そして、ついに悪の首魁との最終決戦を迎えます。
最終兵器を積み込んだ敵爆撃機の内部へと進入したキャプテン。

見事! 悪者を退治するも、戦闘で傷ついた機体は次第に降下してゆきます。
爆撃機の目ざす先には、ニューヨークが!
大惨事を回避すべく、極地の雪原へと機を降下させるキャプテン。

キャプテン・アメリカ。 こうして不時着させた爆撃機と共に永い眠りに付きました。

        ▽▲▽▲▽▲

こうして氷漬けとなったキャプテン。
再び眼を覚ましたのは二十一世紀。 既に七十年が経過していました。(@_@)

第二次世界大戦はとうに終えて、しかし、その後に幾つもの戦争を経て来ているアメリカ合衆国の姿。 キャプテンの目に、一体どんな風に映ったことでしょう?

この映画では、そこのところには(あえて)触れられません。(「これが、私の守った国なのか? orz 」的なシーンは無かった)
そして、かつての恋人・戦友たちは今・・・・彼女ら/彼らの、その後の消息に付いても語られません。
今や浦島太郎と成り果てたキャプテンです。

正義のため、国家のために、全てを捧げ尽くした男。
最愛の恋人を/戦友たちを失って、その代償として得たのが現在のアメリカの姿とすれば、キャプテン・アメリカの戦いとは一体何だったのか。

キャプテンの辿る運命の過酷さに、エンドロールで流れる陽気なマーチすら、うそ寒く感じられました。
  
 
4_20200113181001  
  
アメコミ・ヒーローものを観て、ここまで心を動かされるとは、正直、想いもしませんでした。
星条旗をデザインした衣装をまとう超人。 キャプテン・アメリカの最初の冒険譚。
これまで、アメコミを題材とする映画をいろいろと見て来た私ですけれど、本作は疑いもなく、その中でナンバーワンに位置する傑作です。
 
 

| | Comments (0)

January 04, 2020

映画:新・座頭市物語

 
 
2_20200104230801 
 
新・座頭市物語 
Masseur Ichi Enters Again
 
 
監督:田中徳三
原作:子母沢寛
音楽:伊福部昭
出演:勝新太郎
   河津清三郎
   坪内ミキ子
   須賀不二男
 
 
     1963年   日本・大映
 
 
座頭市のシリーズ三作目。
ここからカラーとなりました。

座頭市。 ここまでの物語りで、戦いの度に大切な人を失ってきました。
第一作目の「座頭市物語」(1962年)では、友誼を結んだ剣客・平手造酒を倒し、第二作目の「続・座頭市物語」(1962年)では、実兄を斬らねばならなりませんでした。
大切な人を刀に掛けねばならない、それは座頭市の運命なのか。

そして、この第三作「新・座頭市物語」で市を待っていたのは・・・・

        ▽▲▽▲▽▲

座頭市。 滅法腕の立つ侠客として、その声名はいよいよ(街道中に)知れ渡っています。
でも、これって、市にとっては極めて危険な状況ですね。
なにしろ、市を倒せば侠客の世界で成り上がる(あの座頭市を倒した男として)ことが出来るワケですから。
男を上げようと、市を付け狙う者は後を絶ちません。
しかし、これまでの戦いで、人を斬ることがほとほと嫌になっていた座頭市でした。

因みに座頭市、この映画では杖をついていません。
盲目の筈の市が、杖無し(!)で歩くんです。
ンな馬鹿なって思うわけですけれど。(^^ゞ
(ホント超人的、人間離れした知覚としか言いようがありませんね (笑) ) 
ともあれ、この映画では座頭市が杖に頼らず(知った道ばかりではなしに)街道を旅して歩きます。

そうは言っても、降り掛かって来る火の粉は振り払わなけりゃあなりません。
丸腰ではいられないわけで(そこらじゅうで命を狙われる市ですし)番傘に見せかけた仕込を背負ってます。

        ▽▲▽▲▽▲

※ 座頭市は、かつて斬ったヤクザの弟(須賀不二男)から命を狙われる羽目にあいます。
兄の仇を討とうとヒートアップする須賀不二男と、迷惑そうなカツシン。(笑)
カツシンと須賀不二男との間で(勝負するしないで)揉めているところに、偶然、市の恩師(河津清三郎)が現れます。

河津清三郎。 町人相手にささやかな道場を開き、糊口をしのいでいる浪人者で、なかなか押し出しの立派な男でした。
その道場で、かつてカツシン・座頭市も剣術の修行に励んだワケです。

河津清三郎には妹(デビューして間もない坪内ミキ子)が居り、カツシンとも旧知の様子。
坪内ミキ子は(厳しく高圧的な兄とは対照的に)温和な態度の市に好意を持っていました。

やがて、将来を誓い合う二人。(@_@)
カツシン・市は坪内ミキ子のため、もう人を斬らぬこと/二度と刀を抜かないことを誓うのですが・・・・

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、序盤~中盤は素晴らしいのに比べて、終盤のテンポ(ストーリーばかりで無しに、編集の所為もあるでしょうか?)がイマイチでしたねぇ。

そうは言っても、重厚な映像、光と影のコントラストの見事さなど、カラーへと切り替わっても撮影の見事さは相変わらずで、流石は大映京都撮影所でした。 ウットリ~。(^ァ^)

そして、カツシンと(復讐に燃える)須賀不二男との勝負。
須賀不二男の侠気、その落とし前の(なんとも粋な)つけっぷりが凄ぇ好かった~。
この映画で一番の見せ場が、まさにココと想います。(^ァ^)
丁寧な演出も素敵でした。
 
 

| | Comments (0)

January 02, 2020

映画:ガメラ対バルゴン

 
 
Gamera    
 
大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
Gamera vs. Barugon

  
監督:田中重雄
出演:本郷功次郎(平田圭介)
   江波杏子 (カレン)
   藤山浩二 (小野寺)
 
 
       1966年  日本・大映
 
 
お正月らしく、怪獣映画を楽しみました。(^ァ^)
「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」。
大映の昭和ガメラ・シリーズ二作目(ここからカラー作品なんですね)です。

この映画、大映らしく陰影を生かした重厚/ヘヴィーな映像が印象的です。
怪獣映画でも、大映らしさをしっかりと主張しているんですね。

また、ストーリー上、南洋ものの(東宝・怪獣映画でも度々登場したような)要素を含みながらも、しかし東宝のそれとは一味違った大映・怪獣映画に仕上がっていました。

        ▽▲▽▲▽▲

戦時中、ニューギニアの奥地で巨大な宝石を手に入れた男。
戦時の混乱の中で、宝石は山奥の洞窟に隠し、本人だけが復員していました。
そして戦後二十年経ち、そろそろあのお宝を取って来ようじゃないかってことに。

宝石を隠した本人は戦争で怪我を負っており、海外、ましてニューギニアのジャングルへ分け入るのはムリ。
そこで、代わりに彼の弟(本郷功次郎)と、旧友二人に取って来て貰うことになりました。

こうして日本を後にした三人は、ニューギニア奥地の村で、村人に件の洞窟までの案内を請うものの、すげなく断られます。
洞窟は、どうやら(ワケあって)禁断の土地とされている模様。
村人から、あそにこは入っちゃダメって警告を受けるんですけれど、聞く耳持たずの一行。 ジャングルの奥へ奥へと分け入ります。

村では人々が民族舞踊を披露。 ドラマに花を添えます。(^ァ^)
これが東宝の怪獣映画(「キングコング対ゴジラ」とか)だと、どこか創作舞踊っぽく(こういうの大好き σ(^ァ^) )なるんですけれど、大映の場合は・・・・なんか、昔見た常磐ハワイアンセンターのアトラクション/タヒチアンダンスっぽいです。(笑)

さて、トレジャー・ハンターの三人。
艱難辛苦の末に、ようやく宝石をゲットするんですけれど、ここへ来て仲間割れが発生!
藤山浩二が、まずは仲間の一人を殺害、次いでもう一人(本郷功次郎)は洞窟に生き埋めに。
そして宝石を携え、独り帰国してしまいます。 もはや、鬼畜の所業ですね。(>_<)

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、ここまでを、完全に古いアクション映画/冒険映画のノリで通しています。
そのドラマが思いの他面白くって、怪獣映画だってことを忘れそうになりました。(笑)

あと、東宝の怪獣映画と比べて、画面の色調がよりクリアーでしょうか。
オレ的には東宝の方が好みかな? まぁ、慣れの問題かもしれませんけれど。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、悪人・藤山浩二が独り占めして持ち帰った件の宝石。
これ、特大のオパールと想わせておいて、実は大怪獣バルゴンのタマゴでした。(@_@)

神戸港で孵化したバルゴン。(ココんところの特撮が見事です)
みるみるうちに巨大化して、早速街を襲いはじめます。
ポートタワーに襲い掛かるバルゴン!

        ▽▲▽▲▽▲

ところで、このバルゴンって、四本の足でのっしのっしと歩くタイプの冷凍怪獣です。
四足ってのが、如何にも獣っぽいですよね。
ゴジラ的な二足歩行する怪獣を見慣れた者からすると、この形態は新鮮です。(ゴジラ・シリーズにだって、アンギラスって四足怪獣が居ますけれど)

この手の四足歩行怪獣って、着ぐるみの後足の造りに、どうしてもムリがあって(人間が、そもそも二足歩行ですからね)撮影が難しそう。(^^ゞ
そしてこのバルゴン、マブタが縦(!)に閉じるという、ユニークなマスクの持ち主でもあります。

        ▽▲▽▲▽▲

一方、生き埋めにされた洞窟から、辛うじて生還した本郷功次郎。
現地の人々から伝説の大怪獣バルゴンの存在を知らされ、アドヴァイザーとして(日本語に堪能な)現地娘カレン(江波杏子)を伴って帰国します。

バルゴンが街を襲っている、その最中、居酒屋に潜んで、次の悪事のプランを練る藤山浩二と、その愛人(紺野ユカ)。
その藤山浩二を、ついに追い詰める本郷功次郎!

子供の頃、この映画を初めて見た折りに、このシーン・・・・居酒屋に潜む藤山浩二とその愛人(紺野ユカ)から、「大人の世界」/濃厚な「男と女」のイメージを受け取ってしまって。(それだけ、役者が上手いってことですよね)
ここンところ、子供心に引きましたよ。orz
あの~、これって、怪獣映画ですよね?(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

さて、大阪城公園に現れたバルゴンとそれを追うガメラ。(やっと登場したタイトル・ロール (^^ゞ )
寒いのは苦手のガメラです。 冷凍怪獣を相手に苦戦して、第1ラウンドはバルゴンの勝ち。
カメになんざ興味はないとばかり、大阪を後にするバルゴンでした。

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、ガメラの出る場面よりも、バルゴン対自衛隊の攻防シーンが好かったです。
バルゴンを退治するべく(超兵器とか抜きで)あの手この手を立案。
次々に作戦を繰り出して、バルゴンに対抗する自衛隊の姿。
頑張れ、負けるな、自衛隊!(^ァ^)

この映画。 正直、ガメラ抜きでも充分に成り立つんじゃないかって想います。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

終盤、悪人・藤山浩二がバルゴンに呑み込まれて(因果応報とばかり)しまうシーンが、昔見た折り、子供ごころにスッゴク怖かったです。(@_@)

この映画、怪獣要素こそあるものの、まるっきり大人向けに出来ていますね。
(そういや、今回は子供の登場も無かったです)
シリーズ中、こんなのは、この二作目「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」だけ。

大映らしく、重厚な映像美学の隅々までゆきわたった佳作でした。
 
 

| | Comments (0)

December 30, 2019

映画:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲

  
 
2_20191230204601 
  
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
Star Wars Episode V The Empire Strikes Back
 
 
監督:アーヴィン・カーシュナー
製作:ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:マーク・ハミル     (ルーク・スカイウォーカー)
   ハリソン・フォード   (ハン・ソロ)
   キャリー・フィッシャー (レイア姫)
 
 
        1980年    米国
 
 
スターウォーズの<二番目に撮られた>映画がこれ。
シリーズ中では「エピソード5」と呼ばれて、物語りを時系列順に並べた場合、五番目にあたるって位置づけなんだそうですね。

でも、やっぱりこの映画、俺の中では<スターウォーズのパート2>だよなぁ。(笑)
だって、最初に鑑賞した「スターウォーズ」(1977年)、つまりエピソード4の印象があまりにも強烈でしたし、なにより、自分的に<最も多感な時期>に観てしまったので。
そのエピ4、つまり最初の「スターウォーズ」(1977年)の続編と来れば、もうね。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、このエピ5ですが。 私、その昔映画館で(と言っても封切り時ではなく、ずっと後になってから名画座で)観てはいるんですけれど、正直、あんまり好い印象が残っていないんです。(世間的には、シリーズ中でも特に人気の一本らしいんですけれどね)

なにしろ名画座ではエピ5・エピ6と、続けて(二本立てだったんです)見ています。 なので、連続鑑賞した分、各々の印象が希釈(?)されてしまっているんでしょうね。
ホント、バカな見方したよなぁ。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、SF作品全般と縁遠くなってから久しい(元SF少年の)私が、久方ぶりに間見えたスターウォーズのパート2・・・・じゃあなかったエピソード5/「帝国の逆襲」ですが。

前作(エピ4)のラストで大団円。 賑々しく幕を下ろしたはずが、しかし、まだまだ戦いは続いていました。 それも、主人公らの反乱軍は、どうやら地味に逃げ回っている様子。(^^ゞ

前作では砂漠の惑星の景観が圧巻でしたけれど、今回は雪氷の惑星が序盤の舞台です。
物量に任せて押して来る帝国軍と、それを掻い潜って逃げ切ろうという反乱軍と。
帝国軍との攻防シーンなど、割合コンパクトな仕上がりという気もしますけれど、これって前作(エピ4)でのクライマックスのイメージが強烈に残っている故でしょうか?(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

そして、みんな大好きミレニアム・ファルコン号。(^ァ^)
相変わらずの、草臥れきったオンボロ感覚が素敵です!(笑)

なにしろ、長年徹底的に使い込まれた宇宙船です。
あちこち壊れまくって、その度、修理に次ぐ修理。
そんな古い機体を騙し騙ししながら飛ばしていて、でもスピードでは、どの宇宙船にも負けません。

この、手垢の付いた未来(昔のお話しって設定ですけれど)感が最高!
これぞスターウォーズの世界ですよ。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

但しこのエピ5。 前作と比べて、なんか宇宙そのものが小さく感じられますねぇ。
作品世界そのものが、随分とコンパクトになっちゃった印象。
だって、どの星へでも宇宙船でサッと移動しちゃうし。(笑)
まぁドラマの展開をスピーディーにするためには、こうする必要があるんでしょうけれど。

        ▽▲▽▲▽▲

映画中盤の舞台となるのは森の惑星ダゴバ。(ジョン・ウィリアムズの音楽が素晴らしかったです)
主人公はジェダイ・マスターのヨーダと出会い、老師匠と若い弟子との(なんだか東洋的な)関係が始まります。
鬱蒼とした森(と沼)の中、ジェダイ・マスターの下で修行に励む主人公ルーク。

さて、惑星ダゴバでは(既に前作でも提示されていたことではありますけれど)スターウォーズってのは畢竟、精神対精神の戦いであることが(改めて)説明されます。

しかし若き主人公のルークは、どこまでも跳ねっ返り野郎でした。(笑)
なにしろ、師匠に対して謙虚に振舞うこと。 素直に従うってことが(まぁそこはアメリカ映画ですし (^^ゞ )まるで出来ません。
修行を切り上げるタイミングも(師匠からの「大切なことはすべて教えた」的な言葉を待たずに)自分で決めてしまいますし。(@_@)
こ、こんなんで、果たしてイイんでしょうか?(汗)

        ▽▲▽▲▽▲

そして終盤、レイア姫たちが訪ねる空中都市クラウド・シティ。
空に浮かぶ姿の壮麗さ、その景観の見事さときたら、もう素晴らしいの一言です。(^ァ^)

一方、室内に入るとスケール感が弱~くなっちゃうんですけれどね。(^^ゞ
ラストのチャンバラ(!)なんて、いまひとつ不恰好なものでしたけれど。 でも、スターウォーズの世界観を崩さない、手堅いもので、まァこれはこれで好かった。

ともあれ、この空中都市の壮大な設定。 これぞSF映画の楽しさって印象ですね。

        ▽▲▽▲▽▲

そしてマサカの、次回へと引っ張る(!)エンディング。(笑)
「この続きを見たくない観客なんて居ないよね?」とでも言いたげな、自身満々のラストです。
 
 
4_20191230204601
 

これってもうパート3・・・・じゃあなかった、エピソード6に進むしかありませんね。(笑)
久々に観たスターウォーズのエピソード5/「帝国の逆襲」、とっても面白かったです。(^ァ^)

 
 

| | Comments (0)

December 28, 2019

映画:3月のライオン(後編)

 
 
3月のライオン 後編
March goes out like a lamb

 
監督:大友啓史
原作:羽海野チカ 漫画「3月のライオン」
出演:神木隆之介 (桐山零)
   有村架純  (幸田香子:義姉)
   豊川悦司  (幸田柾近:義父)
   染谷将太  (二海堂:ライバル)
   佐々木蔵之介(島田開:師)
   伊藤英明  (後藤:敵)
   加瀬亮   (宗谷冬司:ラスボス)
   伊勢谷友介 (甘麻井戸誠二郎:川本姉妹の実父)
 
 
      2017年  日本
 
 
今年(令和元年)九月、将棋の木村一基九段(四十六歳)が、当人にとって初タイトルとなる名人位を獲得しました。
ついこないだ(2017年)藤井聡太七段(当時四段)がデビュー早々やってのけた快進撃が、まだまだ記憶に新しいところですけれど。
そこへ来て今度は、初タイトル奪取の最年長(!)記録更新ですよ。

プロデビュー以来、何度もタイトルに絡みながら、いつも、あと一歩のところで敗退してきた木村一基九段。
今回、実に七度目(!)。 齢四十六(!!)での挑戦にして、棋士人生で初のタイトル・ゲットです!!!
ここに、中年の星(笑)木村一基王位が誕生しました。

常日頃、棋士の皆さんの戦績にそれほど興味のない私でも、この四十六歳の快挙には心底感動しました。 って言うか、正直泣けました。 いや~、ホント好かった。(~_~)(涙)

こんなドラマを見せてくれる将棋って凄ぇ! そして、人間って素晴らしい!(^ァ^) と、掛け値なしにそう想いましたし。

ここでも、将棋から<フィクションの上をゆく現実>ってものを見せて貰いました。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、実写映画版「3月のライオン」も後編です。

高校生棋士、桐山零君の淡々とした暮らし。
研鑽を絶やさぬ、至極ストイックな毎日。
神木隆之介はもちろん、脇を固める役者陣に至るまで、それぞれの演技が実に巧み。
なにより、皆さんの演技のアンサンブルによって醸される空気感が素敵です。

        ▽▲▽▲▽▲

そして川本家。 平穏そのもので、将棋に(そして人間関係に)疲れた零君にとって、唯一の安らぎの場となっていた川本家ですが。 やがて、川本姉妹の次女がイジメに遭い。 そして、過去に(家族を捨て去って)家を出て行った父親との確執が始まります。
ここでは、復縁(?)を迫る伊勢谷友介のダメ親父ぶりが素敵でした。 (^ァ^)

零君、川本家の(フクザツな orz )家庭の事情に絡もう、なんとか力になろうと頑張るんですけれど、これが見事なまでに空回り。
なんの力にもなれない・・・・どころか、川本姉妹から(一旦は)拒絶されてしまう始末。

前編で一度は敗北を喫した強敵、後藤(伊藤英明)に勝ちさえすれば、川本家に出入りを許されると、そんなルールを勝手に作った(笑)らしい零君。 打倒・伊藤英明に向けて全力を上げます。
繊細だねぇ。(^ァ^) そんなコトしなくったって、川本家の玄関を堂々と跨げばイイのにね。(笑)
ともあれ、(原作、はまた違うんでしょうけれど)川本家の「家庭の事情」と、零君の対局が上手くリンクしていなくて、ここンところがちょっともどかしい気が・・・・

お芝居は、映画全編を通じて素晴らしいんですけれどね。

        ▽▲▽▲▽▲

終盤、ついにラスボス(加瀬亮)への挑戦権を勝ち取って、勝負用のキモノを仕立てる主人公。
コレを見て、おいおい君ってまずカタチから入るタイプだっけ? なんて想っちゃった。(^^ゞ (いや、零君ってそんな子じゃないでしょ?)

ともあれ、この後編も上質な好い映画でした。
演技・演出、ともに丁寧で素晴らしかったです。

 
 
     3月のライオン 前編 (この映画のパート1です)
 
 
 

| | Comments (0)

より以前の記事一覧