映画:地球防衛軍
地球防衛軍
The Mysterians
監督:本多猪四郎 (本編)
円谷英二 (特撮)
音楽:伊福部昭
出演:佐原健二
平田昭彦
河内桃子
白川由美
土屋嘉男
1957年 東宝
お正月休みらしく、SF娯楽大作でもいってみましょう。(^ァ^)
我が国における SF・怪獣映画 の金字塔 "ゴジラ" が公開されたのが1954年。
早くも翌年には続編 "ゴジラの逆襲" が造られています。
以前私が鑑賞した本格SF映画 "妖星ゴラス" は1962年の作でしたから、1957年に公開された本作 "地球防衛軍" は、丁度両者の間に製作されたSF映画と言う事になりますね。
ちなみにゴジラ初期二作がモノクロであったのに対し、こちらは総天然色(カラー)作品となっています。(^^)
東宝・円谷特撮は未だ進化の途上。
特撮技術はもとより演出や設定なども試行錯誤の中。
CG全盛の今日の眼から見ればいささいか稚拙/アンバランスな面も散見されますけれど、これはまぁ仕方ない。 って言うか味のうちです。(^^ゞ
設定・演出・美術などなど、後々の映画ならば "イヤ、そうはしないでしょ?(-_-;)" と言われてしまいそうな処があっても、そこはあれこれの試み/創意工夫の跡と見ることが出来ます。
そこいらを、今時の眼から見て "古臭い、ヘンな映画" と見るか?
あるいは黎明期/過渡期の産物として "興味深い" または "味わい深い" と受け取るか?
この映画、見る者によってその評価は大きく分かれるかと思います。
で、私は断然後者の方と。
なにしろ、こういうのは愉しんだ者勝ちですからね。(笑)
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"妖星ゴラス" がそうであったように、この "地球防衛軍" も怪獣(ここではロボット怪獣)は登場するものの、その場面はごくごく短いです。
ホント、チラッとしか見せてくれない。 けち。(笑)
ともあれ東宝は、あの "ゴジラ" から未だ三年目にして、怪獣に頼らない本格的なSFエンターテインメントを世に問おうとしたんだと思います。
まさに "妖星ゴラス" の系譜に連なる(てか、こちらが先だから基となるですねw)意欲作という事ですね。
さて、侵略宇宙人が地球に持ち込んだ巨大ロボット怪獣 "モゲラ"。
その醸し出す雰囲気があまりにも素敵なんです。(^^)
(って、あんまり活躍しないんですけれど (^^ゞ )
宇宙人の卓越した技術で造られたハズが、どことはなしにクラシック(?)で鈍重な印象のあるロボット怪獣。
おそらくは、源平合戦の頃の大鎧(!)とかをモチーフにしたんじゃあ? って思わせる、ズシリと重々しくて荘重なイメージ。 ホント、重たそうです。w
その行動は意味不明? というか何を考えているのか判らない不条理さがあって、そういう処がまた妙に宇宙人ぽいですね。(笑)
この "モゲラ"。
姿を見せるも、早々にスクリーンから退場しちゃうんですけれど、残していった存在感は圧倒的!
忘れられないキャラとなりました。
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前作 "妖星ゴラス" の気宇壮大なプロット(地球と謎の天体との衝突の危機を回避させる!)に対して、この映画では人類と侵略宇宙人との戦いが描かれます。
ある意味単純明快! 至って判り易い内容ですね。(^ァ^)
宇宙から来た侵略者という(国やイデオロギー、人種、宗教さえも越えた)人類共通の敵に対して、一致協力して立ち向かう人類。
文字通りの総力戦を繰り広げる事となります。
ここに "地球防衛軍" が誕生しました!
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宇宙からやって来た共通の敵を相手に、地球人類が(あらゆる垣根を越えて)一致団結する!
ここのところは前作 "妖星ゴラス" と同様で、日本人って昔からこういった構図が大好きなようですね。(笑)
小松崎茂描く空想画をそのまんま特撮/実写化したようなメカの数々。
宇宙人や巨大ロボット、超兵器の数々などなど、エンタメ要素満載ですけれど、ストーリーの方は至って真面目、あの当時ならではのレトロ・フューチャー感でいっぱいなクラシックSFです。
黎明期の作品ならではのカオスっぷりも愉しい娯楽作品でした。



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