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May 01, 2020

映画:網走番外地

 
 
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網走番外地
Prison Walls of Abashiri
 
 
監督、脚本:石井輝男
出演:高倉健   橘  (傷害前科二犯)
   南原宏治  権田 (強盗強姦殺人未遂)
   嵐寛寿郎  阿久田(伝説の侠客・鬼寅)
   田中邦衛  大槻 (前科十三犯)
 
   丹波哲郎  妻木 (保護司)
 
 
       1965年   日本・東映
 
 
昔々、私がオートバイにハマっていた頃のこと。(また古~いお話ですが (^^ゞ )
北海道(ライダーにとって憧れの地!)へと、ツーリングに出掛けた事がありまして。
途方もなく広い大地、どこまでもまっすぐに延びる道を、無我夢中で走り廻ったモンです。(^ァ^)

時間の限られた旅先ってことで、そうあちこち、くまなく走り回ったというワケでもないんですけれど。 ともあれその道中で、私は網走の辺りを通過しています。

で、網走って言えば、誰しも「網走刑務所」とか「網走番外地」ってワードが(当時、映画は未見でしたけれど)閃きますよね。(笑)

旅先まで持参した北海道の観光ガイドブックを見ていると、かの有名な「網走刑務所」も、今は観光地化されていて、どうやら見学の一つも出来そうな様子じゃありませんか。(^ァ^)

 寄ってみようかな?

なんて、一瞬想いはしたんですけれど、でも結局、脚を延ばすことはありませんでした。
なにせ、他にも見たい土地/走っておきたい道が、あまりにも沢山ありましたので。

近くまで来ておきながら、とうとう訪れることのなかった土地。
それが、私にとっての網走というところ。

で、今頃になって初めて観てみる映画「網走番外地」です。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、健さんの出世作の一つ「網走番外地」。
昭和四十年のモノクロ作品です。

※1 厳冬の北海道、網走。
この地にあって、刑に服する犯罪者たちを収監するのが、泣く子も黙る網走刑務所です。

ある日、ここへ護送されて来た一群の新人(?)受刑者たち。
いずれもコワモテの男たちですけれど、皆虚勢を張っており、一抹の不安を拭い切れない様子。
そして、その中に健さんも。

刑務所で彼ら新人受刑者を待っていたのは、先に刑に服している(つまり、彼らから見て)先輩格にあたる、怖~い (^^ゞ 古参受刑者らでした。

囚人同士が交わす、なんともラフな挨拶(!)。
新人と先輩それぞれが、これまで娑婆で犯して来た、互いの犯罪歴を披露し合います。
このあたり、精一杯に見栄を張った囚人たちを演じる(いずれ劣らぬ芸達者の)東映男優陣の演技が愉しい(?!)です。

昼の間は、激しい労働に従事させられる囚人ら。
大雪の中、隊列を組んで網走の森林に分け入り、樹木の伐採/運搬に取り組むというハードな作業です。 モノクロの映像がホントに見事です。
 
 
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※2 さて、刑務所内では、この連中が忌み嫌う行為・・・・規律正しい行動ってモノが求められます。(^^ゞ
そして、それに真っ向から歯向かったのは・・・・健さんでした。

ところで、この映画での健さんは、決して寡黙を通す男ではありません。(まぁ他の者に比べ、無口ではありますけれど)
なにしろ、侠気を示すことに対してやたら積極的であり、ナメられたとみれば(簡単に)激昂するし。
その一方で、いきなり唄い・踊り出して、一座を盛り上げたりもします。w
もちろん、弱者/困った者が居ればそれを助け、受けた恩には感謝を惜しまない。(この辺は、従来の健さんイメージと同様)

さて、囚人たちに共通しているのは<隙あらば看守に反抗してやる!>というアナーキーな姿勢です。
中でも、皆が(健さんを中心に)突然、唄い・踊って盛り上がるシーン(東映男優陣の芸達者ぶり!)における生命感の横溢!!(^ァ^)
その愉しさと来たら無類でした!

        ▽▲▽▲▽▲

※3 以前から健さんの保護司を務めており、不幸な運命の彼の為、親身になって奔走する丹波哲郎(なかなかのイケメンぶりでした (^ァ^) )。
あと少し我慢すれば、お前にも仮釈放の許可が下りるゾ。 と、獄中で苦労する健さんを励まします。
そんな中、囚人たちの間に、脱走計画が持ち上がりました。

 俺たちと一緒に脱走しねぇか?(^ァ^)

なんて(いつに無く親しげに)誘われたって、囚人生活も既にゴールの見え始めている健さんです。
ハナから相手にしないワケですけれど。

しかし、そんな健さんの下に(これまで苦労ばかり掛けて来た)母親の病状が悪化したとの知らせが・・・・

        ▽▲▽▲▽▲

映画はこの後、雪中脱走のスペクタクル・シーンが控えています。(^ァ^)

スクリーンに映し出される、白と黒のみで捉えた雪山・雪原の見事さ/壮麗さ。
その中を、手錠でつながれた男二人が助け合い、必死に、ヨレヨレになって歩む姿。
その綺麗なことと言ったら! モノクロは素敵だって、改めて想わされました。(^ァ^)

ここで、健さんにとって最悪のパートナー(笑)となる南原宏治がヨカッタ。
凶悪さ、下品さにユーモアを併せ持った、奥深い男優さんです。(^ァ^)

高倉健主演の大ヒット作品。 昭和四十年公開の「網走番外地」でした。
 
 

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