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May 05, 2020

映画:右門捕物帖 紅蜥蜴

 
 
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右門捕物帖 紅蜥蜴
Case of Umon: Red Lizard
 
 
監督:松田定次
出演:大友柳太朗(むっつり右門)
堺駿二  (伝六)
進藤英太郎(あばたの敬四郎)
丘さとみ
里見浩太朗
 
 
       1962年   東映京都撮影所
 
 
東映京都撮影所、往年の人気シリーズのひとつがコレ! 大友柳太朗の右門捕物帖。

私が子供の頃なんか、テレビで見る事の出来た捕物帖と言えば、なんといっても大川橋蔵の「銭形平次」でした。
捕物帖と言ったって、ワタシの場合あくまで時代劇のひとつとして受容していて、推理する/謎を解くって要素については、特段感心とか、持ち合わせていなかったハズです。(^^ゞ
テレビにカジり付いて「銭形平次」を見ていたボク σ(^^) としては、事件を追う/犯人を捜すという要素よりも、専ら時代劇の雰囲気を愉しんでいただけのように想います。

じゃあ、この「右門捕物帖」。 そして主人公「むっつり右門」のことはどうでしょう?
え~と、観た事あったっけ?
なんて、記憶の糸を手繰ってみたら・・・・あ! なんか、お昼の再放送かなんかでボンヤリ眺めた、微か~な覚えがありました。(^^ゞ

で、wiki でサクッと調べてみて、ある程度まで判りました、私が子供の頃に観たのは、70年代に製作された「右門捕物帖」、杉良太郎版「むっつり右門」のようです。 ネットって便利だなァ。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、1962年(昭和三十七年)公開の映画「右門捕物帖 紅蜥蜴」です。
東映京都撮影所の製作で、大友柳太朗が同心・近藤右門(むっつり右門)を演じた、七本からなる右門捕物帖シリーズのうちの一本。

(嵐寛寿郎版の十六本と合わせて)数多ある「右門捕物帖」の中から、特に選ばれてDVD化された内の一つですから、シリーズ中の代表作/名作という自信があるんでしょうね。
八丁堀の同心で、無口で通すところから「むっつり右門」の異名を持つ主人公、近藤右門の活躍。
期待が高まります。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

大友柳太朗のむっつり右門。 単純にカッコ好かったです。(ホント、単純な感想 (^^ゞ )
悠然と構えて、軽挙妄動しない。
頼りになる八丁堀の旦那の姿は、大友柳太朗のイメージそのもの。

そして同僚で、右門に対して常に先輩風を吹かせる あばたの敬四郎 を進藤英太郎が好演。
ガミガミとやたら威張り散らしたり、主人公の脚を引っ張ったり。
もちろんこの男、事件の伸展には一切寄与しません。 そういった役どころ。(笑)
昔、テレビの大川橋蔵版「銭形平次」に脇で出演していた遠藤太津朗なんかと同じポジションですね。

そういえば「銭形~」の がらっ八 に相当するのが、堺俊二扮する岡っ引きの 伝六 で、こちらも芸達者で好かった。

後々テレビへと引き継がれる、捕物帖の基本フォーマットが、この頃既に出来上がっていたって事。

        ▽▲▽▲▽▲

推理ものに、然して興味を持たないワタシ。
そのせいでしょうか、このドラマには、ちょっとばかり入り込み難かったですねぇ。(^^ゞ

ともあれ、1962年製作のこの映画は、私が子供の頃観ていたテレビ時代劇なんかに比べて、テンポ/演出が随分ユルいと感じます。 この辺は、演出や編集技法の問題なんでしょうか?

いえいえ、こうして時代劇映画を撮る中で開発していったノウハウの数々が、後年造られるテレビ時代劇の中に生かされているんじゃないかって想います。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、終盤に至って出て来る「 犯人はおまえだ!」的な場面。(笑)
人々の面前で、名探偵が真犯人に向かって証拠を突き付け、その罪を(有無を言わさず)認めさせる。
この手の推理ドラマではお決まりと言って好い、またファンにとってお楽しみのシーンなわけですけれど。

もちろん、この「右門捕物帖 紅蜥蜴」でも、終盤はそんな展開へ。
でも、この映画の場合(クライマックスってことで、精一杯頑張ったのは判るけれど)ちょっとやり過ぎですね。(^^ゞ

捕物帖を観る側として、ここの処が<お楽しみ>なんだってコトは判りますけれど、
でも、「犯人はおまえだ!」までへ持って行くのに割いた尺がちょっと長過ぎ、そして(いろいろと)クド過ぎ。
こうなると、むっつり右門も野暮と見えて来ます。(八丁堀の粋な旦那のハズがねぇ orz )

あと、里見浩太郎がスゴ~クお若かったです。(^ァ^)
 
 

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