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January 04, 2020

映画:新・座頭市物語

 
 
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新・座頭市物語 
Masseur Ichi Enters Again
 
 
監督:田中徳三
原作:子母沢寛
音楽:伊福部昭
出演:勝新太郎
   河津清三郎
   坪内ミキ子
   須賀不二男
 
 
     1963年   日本・大映
 
 
座頭市のシリーズ三作目。
ここからカラーとなりました。

座頭市。 ここまでの物語りで、戦いの度に大切な人を失ってきました。
第一作目の「座頭市物語」(1962年)では、友誼を結んだ剣客・平手造酒を倒し、第二作目の「続・座頭市物語」(1962年)では、実兄を斬らねばならなりませんでした。
大切な人を刀に掛けねばならない、それは座頭市の運命なのか。

そして、この第三作「新・座頭市物語」で市を待っていたのは・・・・

        ▽▲▽▲▽▲

座頭市。 滅法腕の立つ侠客として、その声名はいよいよ(街道中に)知れ渡っています。
でも、これって、市にとっては極めて危険な状況ですね。
なにしろ、市を倒せば侠客の世界で成り上がる(あの座頭市を倒した男として)ことが出来るワケですから。
男を上げようと、市を付け狙う者は後を絶ちません。
しかし、これまでの戦いで、人を斬ることがほとほと嫌になっていた座頭市でした。

因みに座頭市、この映画では杖をついていません。
盲目の筈の市が、杖無し(!)で歩くんです。
ンな馬鹿なって思うわけですけれど。(^^ゞ
(ホント超人的、人間離れした知覚としか言いようがありませんね (笑) ) 
ともあれ、この映画では座頭市が杖に頼らず(知った道ばかりではなしに)街道を旅して歩きます。

そうは言っても、降り掛かって来る火の粉は振り払わなけりゃあなりません。
丸腰ではいられないわけで(そこらじゅうで命を狙われる市ですし)番傘に見せかけた仕込を背負ってます。

        ▽▲▽▲▽▲

※ 座頭市は、かつて斬ったヤクザの弟(須賀不二男)から命を狙われる羽目にあいます。
兄の仇を討とうとヒートアップする須賀不二男と、迷惑そうなカツシン。(笑)
カツシンと須賀不二男との間で(勝負するしないで)揉めているところに、偶然、市の恩師(河津清三郎)が現れます。

河津清三郎。 町人相手にささやかな道場を開き、糊口をしのいでいる浪人者で、なかなか押し出しの立派な男でした。
その道場で、かつてカツシン・座頭市も剣術の修行に励んだワケです。

河津清三郎には妹(デビューして間もない坪内ミキ子)が居り、カツシンとも旧知の様子。
坪内ミキ子は(厳しく高圧的な兄とは対照的に)温和な態度の市に好意を持っていました。

やがて、将来を誓い合う二人。(@_@)
カツシン・市は坪内ミキ子のため、もう人を斬らぬこと/二度と刀を抜かないことを誓うのですが・・・・

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、序盤~中盤は素晴らしいのに比べて、終盤のテンポ(ストーリーばかりで無しに、編集の所為もあるでしょうか?)がイマイチでしたねぇ。

そうは言っても、重厚な映像、光と影のコントラストの見事さなど、カラーへと切り替わっても撮影の見事さは相変わらずで、流石は大映京都撮影所でした。 ウットリ~。(^ァ^)

そして、カツシンと(復讐に燃える)須賀不二男との勝負。
須賀不二男の侠気、その落とし前の(なんとも粋な)つけっぷりが凄ぇ好かった~。
この映画で一番の見せ場が、まさにココと想います。(^ァ^)
丁寧な演出も素敵でした。
 
 

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