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December 28, 2019

映画:3月のライオン(後編)

 
 
3月のライオン 後編
March goes out like a lamb

 
監督:大友啓史
原作:羽海野チカ 漫画「3月のライオン」
出演:神木隆之介 (桐山零)
   有村架純  (幸田香子:義姉)
   豊川悦司  (幸田柾近:義父)
   染谷将太  (二海堂:ライバル)
   佐々木蔵之介(島田開:師)
   伊藤英明  (後藤:敵)
   加瀬亮   (宗谷冬司:ラスボス)
   伊勢谷友介 (甘麻井戸誠二郎:川本姉妹の実父)
 
 
      2017年  日本
 
 
今年(令和元年)九月、将棋の木村一基九段(四十六歳)が、当人にとって初タイトルとなる名人位を獲得しました。
ついこないだ(2017年)藤井聡太七段(当時四段)がデビュー早々やってのけた快進撃が、まだまだ記憶に新しいところですけれど。
そこへ来て今度は、初タイトル奪取の最年長(!)記録更新ですよ。

プロデビュー以来、何度もタイトルに絡みながら、いつも、あと一歩のところで敗退してきた木村一基九段。
今回、実に七度目(!)。 齢四十六(!!)での挑戦にして、棋士人生で初のタイトル・ゲットです!!!
ここに、中年の星(笑)木村一基王位が誕生しました。

常日頃、棋士の皆さんの戦績にそれほど興味のない私でも、この四十六歳の快挙には心底感動しました。 って言うか、正直泣けました。 いや~、ホント好かった。(~_~)(涙)

こんなドラマを見せてくれる将棋って凄ぇ! そして、人間って素晴らしい!(^ァ^) と、掛け値なしにそう想いましたし。

ここでも、将棋から<フィクションの上をゆく現実>ってものを見せて貰いました。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、実写映画版「3月のライオン」も後編です。

高校生棋士、桐山零君の淡々とした暮らし。
研鑽を絶やさぬ、至極ストイックな毎日。
神木隆之介はもちろん、脇を固める役者陣に至るまで、それぞれの演技が実に巧み。
なにより、皆さんの演技のアンサンブルによって醸される空気感が素敵です。

        ▽▲▽▲▽▲

そして川本家。 平穏そのもので、将棋に(そして人間関係に)疲れた零君にとって、唯一の安らぎの場となっていた川本家ですが。 やがて、川本姉妹の次女がイジメに遭い。 そして、過去に(家族を捨て去って)家を出て行った父親との確執が始まります。
ここでは、復縁(?)を迫る伊勢谷友介のダメ親父ぶりが素敵でした。 (^ァ^)

零君、川本家の(フクザツな orz )家庭の事情に絡もう、なんとか力になろうと頑張るんですけれど、これが見事なまでに空回り。
なんの力にもなれない・・・・どころか、川本姉妹から(一旦は)拒絶されてしまう始末。

前編で一度は敗北を喫した強敵、後藤(伊藤英明)に勝ちさえすれば、川本家に出入りを許されると、そんなルールを勝手に作った(笑)らしい零君。 打倒・伊藤英明に向けて全力を上げます。
繊細だねぇ。(^ァ^) そんなコトしなくったって、川本家の玄関を堂々と跨げばイイのにね。(笑)
ともあれ、(原作、はまた違うんでしょうけれど)川本家の「家庭の事情」と、零君の対局が上手くリンクしていなくて、ここンところがちょっともどかしい気が・・・・

お芝居は、映画全編を通じて素晴らしいんですけれどね。

        ▽▲▽▲▽▲

終盤、ついにラスボス(加瀬亮)への挑戦権を勝ち取って、勝負用のキモノを仕立てる主人公。
コレを見て、おいおい君ってまずカタチから入るタイプだっけ? なんて想っちゃった。(^^ゞ (いや、零君ってそんな子じゃないでしょ?)

ともあれ、この後編も上質な好い映画でした。
演技・演出、ともに丁寧で素晴らしかったです。

 
 
     3月のライオン 前編 (この映画のパート1です)
 
 
 

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