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November 05, 2019

映画:007/サンダーボール作戦

 
 
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007/サンダーボール作戦
Thunderball
 
 
監督:テレンス・ヤング
音楽:ジョン・バリー
出演:ショーン・コネリー   (MI6 007:ジェームズ・ボンド)
   バーナード・リー    (同 部長:M)
   ロイス・マクスウェル  (同 秘書:マネーペニー)
   デスモンド・リュウェリン(同 装備主任:Q)

   アドルフォ・チェリ   (スペクターNo2:ラルゴ)
   ルチアナ・パルッツィ  (スペクターNo12:フィオナ)
   クローディーヌ・オージェ(ドミノ <ボンドガール> )
 
 
      1965年  英米
 
 
007シリーズも、これにて第四作目。
今回は超大掛かりな海洋ものでありますよ!(^ァ^)

世界を股に掛けたプレイボーイ・スパイ、ジョームズ・ボンド。
(所詮、007は男の欲望(!)全開映画です m(__)m )
今回もまた、装備主任Qから秘密兵器の数々を託されます。
夢いっぱいの秘密兵器。w
お楽しみ感満載で、観客を愉しませようというサービス精神が炸裂してますね。w

秘密兵器を駆使して空へ海へと縦横無尽。
いろいろ考えるなぁ。(^ァ^)
名車アストン・マーチン・DB5(ボンドカー)は、もはや標準装備。w
でも、現場で一番役立ったのは超小型酸素ボンベだったね。
(単純なものほど使い勝手がイイという好例)

        ▽▲▽▲▽▲

さて、映画のストーリーはって言うと・・・・なんか、お話しが矢鱈と込み入ってますなぁ。w
(鑑賞しているコッチがストーリー/話しの本筋を見定める以前に)小さいエピソードがいろいろと、とにかく盛り沢山に用意されていて、そのひとつひとつが丁寧に描かれます。
で、それが過剰に細やかって言うのか、まぁ、造り手が律儀なんだね。(笑)
いえ、そのどれもが巧みに描けているし、そこがこの作品の好いところとも想うんですけれど。
それでも、お話しの進行をスローと感じてしまうのは、観ているコチラに余程ゆとりがないのか?(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

※ 舞台は西インド諸島、バハマのナッソー。 南の島のリゾートです。
(アメリカ合衆国のフロリダ半島とかキューバ共和国の近く)

南国らしい、日溜りの気だるさ。 怪しさを漂わす宵闇。
ナッソーの街々の猥雑さ。 ナイトクラブ、カーニバルの喧騒などなど。
(この辺り、シリーズ第一作目、ジャマイカを舞台にした「ドクター・ノオ」を彷彿とさせます)

今回、ボンドの相手は宿敵・国際的犯罪組織のスペクター。
その大幹部、スペクターNo2 のラルゴが、原子爆弾を積んだ英空軍の爆撃機を乗っ取り、奪った原子爆弾をネタにして、英米から大金をせしめようとします。 超大規模な恐喝です。

強奪された爆撃機は、スペクターNo2 の手でナッソーの海中に隠されました。
(海底に眠るデルタ翼の古風なジェット爆撃機、というシュールな光景!)

因みに、この計画に使われた航空機は、当時英空軍で就役していたジェット爆撃機「バルカン」。
冷戦時代、核兵器使用のドクトリン下の産物です。(アレ? これって当時現役の軍用機じゃないんですか? 映画に出せるんだ? w)
こういった(今となっては)古風な航空機が大好物のワタシです。(^ァ^)

閑話休題。
原爆は、ナッソーの何処かに隠されている!
そう察知して、急遽バハマに飛んだ007。

なにしろ、この緊急時です。
遊んでいる暇などない筈ですが、そこはジェームズ・ボンド、少しも慌てません。
こんな時でさえ、リゾート地で余裕綽々に振舞うところが、また彼らしい。w

        ▽▲▽▲▽▲

とにかく、全編に渡って海中シーンの豊富な映画でした。
随所に差し挟まれる南の海、その色鮮やかさ。
そして、それらはラストの大海中バトル。 前代未聞の壮絶な海中スペクタクルに向かって集束してゆきます。

そして我らが主人公、007号/ジェームス・ボンド。
この男、今回はこれまでと比べて更に、情緒/感情のうつろいに乏しくなった印象です。
その分、主人公のことがイマイチ記憶に残らないです。orz
まぁその辺は、造り手側の狙い通りなんでしょうけれど。
ともあれ007、アクションには果敢に取り組んでいます。w

        ▽▲▽▲▽▲

さて、映画は大詰め。
ここまで来て、ストーリーなんて、もう、ど~でもイイやってな気分になりました。(笑)
そのくらい、終盤に待っていたクライマックス。 乱戦(!)シーンは壮絶なものでした。

スペクターNo2 の率いるダイバー(アクアラング装着の)部隊と007、そして一報入れて呼び寄せた米軍・特殊部隊(米本土が近いですしね)との戦い。
合わせて数十名からなるフロッグメン。
敵味方入り乱れての、大海中バトルの始まりです!
 
 
007_
 

いやもう凄かった!
こんなの、他に見たこと無いよ。(笑)
そもそもこれ、どうやって撮ったの?
いや、そりゃ頑張って(CGの無い時代です)撮ったんでしょうけれど。w
撮影するにあたって、途轍もない、それこそ気の遠くなるほどの手間隙/パワーが要ることくらい、素人にも判ります。
まことに贅沢なクライマックスシーンでした。

なにしろ、銃火器に頼れない海中です。
だから水中銃を撃ち合うわけなんですけれど、そもそも海中には、遮蔽物/隠れる場所なんてありません。 それどころか、相手から丸見えですから。(^^ゞ
そこへ、敵の撃った銛が襲いかかって(容赦なしに)身体にプスっと。
痛そう~。(>_<)

本来は水中で魚を捕らえるための銛。
銃器の弾丸に比べて、ずっとスローです。
それが(お芝居とは言え)身体に刺さる描写がリアル過ぎ! (>_<)
銛の刺さる痛みの伝わって来る演出/編集。 実に巧みでした。

とにかく、あんな海中バトルシーンの渦中になんか、絶対居たくないよ。(^^ゞ
例えば我々は、いろんな映画で、銃撃戦とかあたり前に観るワケですけれど、それよりもこの、海中で銛を撃ち合う状況の方が(印象が新鮮なだけに)余程恐怖心を煽られます。

        ▽▲▽▲▽▲

クライマックスの闘いで、観ているコッチは大満足。(^ァ^)

お終いは米軍の B17 (ってこれまたクラシックな爆撃機 (^ァ^) )に拾って(!)ゆかれるボンドたち。(「フルトン回収システム」って言うんだそうな)
007映画らしい粋な締め括り方が好かったです。

と言うわけで(なんか、クライマックス偏重の感想になっちゃいましたけれど)007シリーズ第四弾「サンダーボール作戦」でした。
See you later, alligator.

 
 

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Comments

”ストーリーなんてもうどうでもいいや”(^◇^)でしょう。ジェームス・ボンドがショーン・コネリーだった頃までは私も007シリーズは見て居ましたが、ストーリーはどれもまるきり覚えていません。ただ、ただシヨーン・コネリーのかっこよさだけを観て居たんですねえ・・・。
あの頃は私も若くてそれだけで満足でした(^^ゞ

Posted by: おキヨ | November 07, 2019 11:44 AM

>おキヨさん
 
このシリーズも、回を重ねるごとに、ジェームズ・ボンド本人は、だんだん薄味に(^^ゞなっていって、その分、周辺の設定や演出/アクションなどで、観る者の興味を繋いでいこうとしているようですね。
 
南の海、ゴージャスでエキゾチックなリゾート、秘密兵器や美女たち(^ァ^)などなど。 ますますの充実を見せていて、こういう方向性がウケた時代なんでしょうね。
それにしても、このショーン・コネリーは若いですね。(笑)

Posted by: もとよし | November 07, 2019 07:08 PM

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