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June 03, 2019

映画:インクレディブル・ハルク

 
  
インクレディブル・ハルク
The Incredible Hulk
 
 
監督:ルイ・レテリエ
出演:エドワード・ノートン
   ティム・ロス
 
 
       2008年  米国 マーベル・スタジオ
 
 
アメコミ・ヒーロー界の雄「ハルク」。
その実写映画版と言えば、アン・リー(李安)監督の「ハルク」(2003年)がありましたね。(昔、この「問はず語り」にも書かせて頂きました)

それよりも前の時代、スーツ(着ぐるみ)を使ったハルクが活躍したTV版「超人ハルク」(70~80年代)が人気だったそうです(これ、是非見たかったっス σ(^^) )けれど、アン・リー版は既にCGを使いこなせる時代を迎えてからの作品。 なるほど素晴らしいアクション! もう圧巻のコンピュータグラフィックス絵巻でした。

そこへ来てこの「インクレディブル・ハルク」(2008年)ですよ。
え~!? たったの五年で新規に撮り直しちゃったの? 幾らなんでも早過ぎない? 一体如何なる事情が? とか、ギモンに想っちゃうんですけれど。w

        ▽▲▽▲▽▲

さてこの最新(とは言っても2008年)版では、前作(2003年のアン・リー監督版)が無かったこと(!)にされた一方で、OPクレジットの間に、アン・リー版の中で起こった顛末のおおよそ・・・・ハルクの誕生から南米に潜伏している現在までに相当するストーリー(まぁ、細かいところはいろいろ違ってますけれど)がサクッと、ごく簡単に説明されます。

こうすることによって、前作2003年版の「ハルク」を未見の人、そして観ている人のどちらもがナットクして本編の鑑賞に臨めるという親切設計。(笑)

なあんだ、やっぱり前作「ハルク」のこともちゃんと考えてるじゃん、とか(特段関係者でもないのに)安心しちゃったワタクシ。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

因みに、アン・リー版 2003年の前作「ハルク」。
世評は決して高くないようですけれど、でも俺は(アクションに関しては)好きだったなぁ。(^ァ^)
広大無辺な荒野を舞台に、最新鋭の戦闘機や戦車を相手に飛んだり跳ねたり走ったり。w
まことにスケールのデカイ、気宇壮大な戦いっぷりが滅っ茶愉しかったです。(^ァ^)

但しドラマ的には、演出が間延びし過ぎて、観ていて退屈する場面もありましたね。
そこへゆくと、この「インクレディブル・ハルク」はお話しにスピード感があってイイ。
冒頭の見せ場、南米のスラムでの逃走劇からして、映像・演出とも素晴らしく、お話がどんどんと進む。 もはや退屈する暇もないです。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

しかし、中盤以降のアクションシーンは随分とコンパクト。 旧作と比べて小さくまとまっちゃった印象ですねぇ。(^^ゞ
工場・大学のキャンパス・市街地などを戦場にしての戦い。 これはこれでイイんですけれど、でも前作ほどじゃあないなって想いました。

それでも面白く観れたのは、敵役の戦争狂い(あきらかにアタマのおかしい (^^ゞ )野郎、ティム・ロスのお陰。 この映画で一番魅力的な存在が彼かと想います。

        ▽▲▽▲▽▲

そしてこれは、ハルクという作品の基本的な性格なんでしょうか? 主人公の性格が極めてクラ~イです。(^^ゞ
逃げ回る男っていうネガティブな設定が、そうさせるのかもしれません。

終盤・クライマックスに至って、ハルクが遂に攻勢に廻るんですけれど、それまで逃げの一手だったこのネガティブ男が(幾ら街が破壊されているからっていっても)いきなり攻めに出るという、その動機が好く判んなかったですし。(>_<)

そんな主人公のエドワード・ノートン。
前作2003年ハルクのエリック・バナと同様で、巻き込まれタイプの詰まんない主人公(笑)ってのがワタシの感想です。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

このハルク。
アメコミ・ヒーローとして長年人気を保っているんでしょうけれど、こうして主演映画を二本まで観ても、あんまり惹かれるところがありませんでした。orz

逃げ回ってばかりで、己の能力を持て余すところが、なんかジレッタイんです。(>_<)
それと、CGで描かれたヒーローって、こちらの感情移入を拒むところがあるねよ。(CGありきのSFアクション映画にこんなこと言ってもしょ~がないけれど w)

ともあれ、ワタシ的には前作の方が・・・・
 
 

      ハルク (2003年)  アン・リー監督
        (今回、無かったことにされた前作、というか旧作です。)
 
 

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