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March 03, 2019

小説:西の魔女が死んだ

 
  
西の魔女が死んだ
 
 
    梨木香歩 著
 
 
        1994年   楡出版
 
 
なんとまぁ、秀逸なタイトルの小説だこと。(^ァ^)
図書館の書棚に置かれているのを見つけた瞬間、そう想って手に取った一冊です。

これって、西と東に魔女が居たのが、西側の魔女の死を契機として、新しい時代が始まろうとしているってコトなのか?
それとも、東西のパワーバランスが崩れてしまい、世界が乱れようとしているのか?
新しい時代の到来、変革の始まりなのか?
タイトルを見た途端、いろいろと妄想しちゃったワケ(^^ゞですけれど、小説を読んでみたら、そのいずれでもなかった。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

ここで、西の魔女と言われているのは、主人公の祖母のコト。
主人公の少女が、訳あって(不登校)田舎のお祖母ちゃんの家に寄宿して過ごす日々を、淡々と描いた短編です。

イギリスに生まれ、日本人と結婚して、以来日本で暮らしているお祖母ちゃん。
世間一般の風潮/価値観や、常識/大勢などに流されることの無い、女丈夫とでも言いたくなるお方でした。
主人公の母(つまり、お祖母ちゃんの娘)は、こんなお祖母ちゃんのことを、あの人は魔女よと言ってのけます。

        ▽▲▽▲▽▲

それにしても、田舎の一軒家(ホントに居心地良さそうです)を独りで切り回す、お祖母ちゃんの諸事丁寧な暮らしぶり。 その美しさ。
イイなぁ。 手づから摘んだ、野いちごで造ったジャム。(笑)

ロハスとか、スローライフ、スローフードなど、世の中で語られるようになったのは、二十一世紀に入ってからだったでしょうか。
九十年代半ばに発表された本書は、これらを先取りしたカタチですね。

ですがこの小説、一通り読んではみたんですけれど、あんまり印象に残らないんですね。(^^ゞ
文章は平易で、なにより短編ですし、スゴク読み易い筈なんですけれど。
読み終えるまでに、意外なくらい時間が掛かってしまった。
タイトルの絶妙さに、期待し過ぎちゃったのかもしれませんね。(^^ゞ
 
 

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Comments

こんばんは

 この本、かなり前に読みましたよ。
もとよしさんの記事で思い出しました^^。
おばあちゃんの日常、暮らしぶり、人生の最終章?はこんなだといいなと思ったことでした。
印象に残らない・・・
そうかもしれないですね。

Posted by: みい | March 07, 2019 10:19 PM

>みいさん

作品についてネガティブな書き方をしちゃってゴメンナサイ。(^^;

お祖母ちゃん的にも納得の人生だったでしょうね。
その言動からは意志の強さ(若いころは烈しい気性で通したのでは?)を感じさせられます。 そのお祖母ちゃんがたどり着いたであろう、ああいう穏やかで丁寧な暮らしぶり。 憧れます。(^ァ^)

Posted by: もとよし | March 08, 2019 10:52 AM

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