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January 04, 2019

映画:007/ロシアより愛をこめて

 
 
007 ロシアより愛をこめて
From Russia with Love
 
 
監督:テレンス・ヤング
出演:ショーン・コネリー   (MI6 007:ジェームズ・ボンド)
   バーナード・リー    (MI6 部長:M)
   ロイス・マクスウェル  (MI6 秘書:マネーペニー)
   デスモンド・リュウェリン(MI6 装備主任:Q)
   ペドロ・アルメンダリス (MI6 トルコ支局長:ケリム)
 
   ダニエラ・ビアンキ   (ソ連スメルシュ
           <ボンドガール>:タチアナ・ロマノヴァ)
   ロバート・ショウ    (スペクター:グラント)
   ロッテ・レーニャ    (スペクター:クレッブ大佐)
 
 
       1963年   英米
 
 
007_10
 
  
「ロシアより愛をこめて」。
この素敵な邦題について私は、随分と前から、それこそ子供の頃から聴き知っていました。 テレビで放映された折り、見た覚えもありますし。
で、今回試聴し直して、いろいろと思い出しました。
私が原作まで読んだ唯一の007もの。 中身はまるで覚えていないけれどね。(^^ゞ 生憎と、当時は少しも面白いと想わなかったんですワ。

ともあれ「ロシアより愛をこめて」。 007二本目の映画です。
しかもこれ、シリーズ最高傑作と評価されることもある逸品なんだそうで。
いや参ったね。
いえ、別に参るコトでもないんですけれど。(^^ゞ
じゃ、なにに途惑うのって、幾つも造られてきた007の中で一番って言われても、これまだシリーズ二作目じゃないですか。
以降の007で、これを凌駕するのって出て来ないの? ダメなの? 撮れないの? って。

では後に続く作品とドコが違うのかって言うと、それは演出/ストーリー展開の巧みさも然ることながら、やはり、いたく旅情を刺激されるってトコロに尽きると想います。
(その後の007はSF的設定/超兵器/気宇壮大なアクション路線へと舵を切りまして、「ロシアより~」みたいのは出て来ない模様)

イスタンブールの寺院、疾走するオリエント急行と車窓の風景、そして水の都ベニスまで。
どれもが、もう溜息が出るほど綺麗でした。

ともあれ、沢山ある007ものの中でも、アタマひとつ抜きん出た名作が、この「ロシアより愛をこめて」。

そしてお話しは、トルコの古都イスタンブールから始まります。

        ▽▲▽▲▽▲

その、イスタンブール。
昔も今も、西と東の出会うところ。
東西の両陣営が、互いに諜報活動を(騙し騙され的に)展開し合って、鎮まることがありません。
それに加えて、地元に根付いたジプシーの集落も、独自の文化を築いていおり、情勢は混沌としています。

歴史を物語る寺院、古風な街並み、そそり立つ尖塔、地下には過去の権力者が残した迷宮のような水路。

ここでは地元の実力者、海千山千のMI6トルコ支局長ペドロ・アルメンダリスが好かった。 実に素晴らしかった。 もうサイコーのハマリ役とさえ感じました。
ボンドとの、如何にも古くからの付き合い/戦友と察せられる、男の友情がとても味わい深いです。
 
 
007_20
 ※光と影の綾なすこのシーンが凄く好き。
 
 
情感溢れるオリエント急行(未だ蒸気機関車が引っぱっていた時代です)が登場。
クラシックで素敵過ぎます。
こんな鉄道の旅、してみたくない人っていますか?
そして、供に旅するはダニエラ・ビアンキ。 歴代ボンドガール中トップとの評価も聴きます。


007_1
 ※なにをやっても美人は美人的構図


Qから秘密満載アタッシュケース(スパイにはつきもの!)を渡されるなど、今回から秘密兵器も登場。
ゴチャゴチャしてはいるけれど、どの仕掛けもちゃんと役に立ちますよ。 因みにボンド、与えられたリソースは使い切る主義みたいです。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

終盤、オリエント急行から降りてからの展開が、ストーリー的にやや失速気味ですかね。
でも、すご~く景色が良いんだね。 どのカットも絵葉書みたいで。(笑)
そして、それを背景にアクションを繰り広げる。

お終いは、ロッテ・レーニャとの闘いを経て、水の都ベニスを満喫。
旅情を刺激されまくりの一巻でした

        ▽▲▽▲▽▲

観終わってから気付いたんですけれど(西側から見た)ソ連を体現したような女性軍人。 宿敵スペクターの怖~いおばさん役のロッテ・レーニャって、あの(!)ロッテ・レーニャなんですね。
クルト・ワイルの奥さんじゃん。
音楽史上の人だよ。 戦前ドイツの歌姫。 「三文オペラ」を唄ったお方。

私の中で、マット・モンローの唄う「ロシアより愛をこめて」と、ロッテ・レーニャ唄う『三文オペラ』の「海賊ジェニー」がつながりました。


※ ロッテ・レーニャの唄う三文オペラ
https://www.youtube.com/watch?v=LSPxZVaor_c


※ おもしろい動画を見つけました
  007にエヴァとの因縁があったとはね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=2kACUvrjJSI
 
 

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Comments

こういう、吹き替え&あちこちカットして時間調整してある版を民放で何度も見ていると、原本をじっくり味わおうという気がなかなか起こらなくなるものですが・・・
さすがです〜

エヴァとの因縁も、いままで知りませんでした。というか007を真剣に味わっていなかった、といって良いかもしれません。新たな気付きの機会、ありがとうございます。

Posted by: weiss | January 07, 2019 05:59 PM

>weissさん

ショーン・コネリーの日本語吹き替えと言えば若山源蔵ですが、今回私が観たDVDにも入ってます。
もちろん、私は原語と日本語、両方で楽しみました。(^ァ^)
オリジナルも良いですけれど、若山版007はまた別格のミリョクがありますね。
ショーン・コネリー版007はまだまだあるので、もう少し追い掛けてみようかと想います。

Posted by: もとよし | January 08, 2019 09:45 PM

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