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November 27, 2018

映画:X-メン

 
  
X-メン
X-Men
 
 
監督:ブライアン・シンガー
出演:ヒュー・ジャックマン   (ウルヴァリン)
   パトリック・スチュワート (プロフェッサーX)
   アンナ・パキン      (ローグ)
   イアン・マッケラン    (マグニートー)
 
 
     2000年    米国
  
   
Xmen_1
 
 
みんな大好きX-Men! (^ァ^)
これはその、2000年になって造られた実写映画版です。

原作の方の「X-Men」。 1963年から出版され続けているアメコミについては私、子供の頃から、その存在だけは知っていました。

当時、熱心なSFファン(未だ少数派と言える時代の事です)であった父が定期購読していた「SFマガジン」誌上で、度々アメコミヒーロー特集みたいな企画がありまして、その中でこのX-Menも紹介されていたんです。

大の大人がアメリカの漫画(!)を収集して、原文(英語)のまま愛読/研究し、そしてそれが、日本のSF専門誌で紹介される。 そんな状況。

豊富な英語リテラシーと、アメリカのサブカルチャーを分析するインテリジェンスを兼ね備えた趣味人(今風に言えば、アメコミオタクってところですね (^^ゞ )の世界ってものの存在を意識させられて、子供心に、大いに興味を掻き立てられたモンです。

中でも、X-Menの一員サイクロップスの、目から光線を放つ図が鮮烈に印象に残っています。
水中眼鏡みたいに(^ァ^)ゴツいゴーグルから、凄ぇ破壊光線を放っているカット。 その圧倒的なパワー感/豪快さが、もうアメリカそのものって印象でね。(笑)

とはいえ、その後「X-Men」が日本のマンガ雑誌に転載されたり、ましてアニメ化されたりすることは遂に無く。 私とX-Menとの関わりはそれ切りでした。
 
 
Xmen
  
※ こちらはアメコミ版(映画ではなく)「X-Men」のカット。 センターの一番ヤバそうなのがウルヴァリンさん、目からビームがサイクロップス先輩
 
 
Cyclops

※ これも先輩(違)の勇姿 
 
        ▽▲▽▲▽▲

アメコミヒーローとして長年頑張って来たX-Men。
それが、2000年になって遂に実写映画化!
本作が造られた後も(現在に至るまで依然)アメコミ版・映画版共々シリーズは継続しているわけですから、実に息の長いヒーロー達と言うことになりますね。
素ン晴らしい。(^ァ^)

今回、遅れ馳せながら(今頃になって (^^ゞ )実写映画版の方の「X-Men」を鑑賞してみた私。
子供の頃に抱いたX-Menへの好奇心。 それがここへ来て漸く満たされることになったワケです。
これまた、とても気の長い話しと言う他ありません。(笑)

そんな実写の「X-Men」(相変わらずアメコミ原作の方は未読のままの私ですけれど)、とても面白かったです。(^ァ^)

        ▽▲▽▲▽▲

X-Men。 突然変異によって、常人には持ち得ない(ヤバイくらいの (^^ゞ )能力を得てしまったミュータント達の集団 。
歴代の構成メンバーはかなりの人数に上り、度々メンバーチェンジもなされているようですけれど、本作ではウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)を主人公に据えたところが実に好かった。
経歴不詳の一匹狼にして百戦錬磨のファイター。 人間社会はおろか、X-Menの中にあってさえ周囲と馴染む事の出来ない漂白のミュータントです。

序盤のクラ~い展開と雪景色が、この孤独なミュータントの心象風景を窺うかのようで印象的です。
あまりにも不本意な超能力を得てしまった薄倖のミュータント少女(アンナ・パキン)との絆も好い。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、チビ助の頃の私がスゲ~気になっていたキャラ、サイクロップス。
この男、ウルヴァリンと同じチームに居ながら、彼とはことごとく反目し合う中だったんだね。
でも、今回の映画ではウルヴァリンが主人公と言う事もあり、ドラマ的にあまり見るべきトコロがなく、アクションシーンの他ではあんまり印象に残らなかったですねぇ。(^^ゞ

って言うか、この実写版サイクロップス。 グラサン(これは彼の設定上不可欠なもの)掛けて突っ立ってる姿が、なんかマヌケっぽいんですが。(^^ゞ

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、あまりイイ関係には見えないX-Men達よりも、敵役であるマグニートー一味(ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ と言うらしいですね)の方が魅力的に映ってるよなぁ(笑)。

とりわけ、リーダーであるマグニートーの悲惨な出自とか、ミュータント迫害を企てる政治家への仕打ちとかには、「盗人にも三分の理」的なものを感じてしまいます。

正義のX-Menと悪のマグニートー一味と、どちらも己の超能力に振り回されて生きるしかないミュータントであって、その本質はさほど変わらぬ、気の毒な運命を背負った者たちです。

この他、X-Menの指導者・プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)と、悪の首魁・マグニートー(イアン・マッケラン)のジジイ同士の因縁、示唆させられる人生の陰影が特に素晴らしい。 冒頭からラストまで絡み合い、そしてその先まで引っ張ります。
 
        ▽▲▽▲▽▲

そうして遂に突入するクライマックス、「自由の女神」の胎内バトルは、ハリウッド超大作の割に今ひとつこじんまりとした印象・・・・イヤイヤこれぐらいが丁度好いかナって気がします。(笑)

因みにX-Menの皆さんって、戦闘用コスチュームが地味過ぎ & クラ過ぎ。 っていうか、どう見ても動き難そう & 着心地悪そうなんですが。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

アメコミ的らしく、派手なドンパチの始まる大味なドラマ(はい、我ながら偏見でしかありません orz)かと予想していたら、それどころかとても細やかな心理描写、演出と映像、そして小気味好いアクションで実写「X-Men」の一作目としてとても優れた映画。 たいへん結構な逸品でした。
 
 

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