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September 08, 2018

映画:ロボコップ

 
 
ロボコップ (1987年版)
RoboCop
 
 
  監督:ポール・バーホーベン
  出演:ピーター・ウェラー
 
 
        1987年   米国
   
 
Photo
 
 
いわずと知れた1987年版の初代「ロボコップ」。 この夏(DVDですけれど)久々の再会を果たしました。
このテの映画って、その昔、夏休みなんかに<お楽しみ映画特集>みたいな形でテレビに掛かってたのをよく観た気がします。
 
ロボコップと言えばこの1987年版を皮切りに、その後二作目、三作目とシリーズ化され、そして2014年にはリメイクまで成された人気コンテンツですね。

この一作目は劇場公開当時(1987年)大きな話題となったものの、私は観逃してしまっています。
確か、日本が十八番とする特撮ヒーローもの(子ども向けの、チープなテレビ番組とかの)も、ハリウッドが本気を出して造ればここまで凄いことに・・・・みたいな紹介のされ方をされていましたっけ。

ずっと後になって、テレビ放映された折に観てみて、ナルホド確かにこれはスゲェや、と大いに納得したモンです。(^ァ^)

ロボット・スーツの出来も滅法好くって(お金掛けたんでしょうね(笑))、それがハリウッド映画ならではのド派手なアクションをキメルんですから、これはもう面白くないわけが無いですよ。

        ▽▲▽▲▽▲

※ 近未来のデトロイト。 かつて繁栄を極めた工業都市も、今は斜陽化の一途を辿り治安も悪化する一方。 こうなると、もはや警察もお手上げです。
デトロイト市の慢性的な財政難のため、警察業務は既に民営化(!)されていますけれど、こんなことして大丈夫なんでしょうか?

警察業務を請け負った企業は案の定、強引な経費削減を進め始めます。
その結果、現場は深刻な人手不足に陥ってしまい、挙句ストライキに訴える(お巡りさんがストって?!)べきとか取り沙汰され始める勢いです。
そこへ現状打破の切り札として開発・現場に投入されたのがロボコップ。 機械のお巡りさんです。 スゲー!

なにしろ機械ですから疲れ知らずだわ、拳銃は百発百中だわで、警察官としてイイことずくめ。 なにより悪者に撃たれてもへっちゃらです。(殉職した警察官の死体をベースにロボット化してみましたっていう、なかなかエグイ・プロジェクトなんですけれど、そこんところは皆さんスルー (^^ゞ )
 
 
3
  
 
この1987年版ロボコップ。 かつてはSFアクション映画という扱いであったのが、今ではポール・バーホーベン監督の(痛快なエンタメ作品と言うに留まらず)名作/風刺の効いた問題作として高い評価を受けています。

私も、昔テレビで観たときはアクション面ばかり追い掛けていたものです。
けれど今見直すと、監督の皮肉な、いっそ意地悪とさえ言って構わないような視線が判って来て、もう面白くってしょうがないです。 ホント、この映画の冗談はキツイよ!(笑)

これってスーパーヒーローもの(日本がお得意とする!)のフォーマットを利用してはいるものの、その実、皮肉な要素、ブラックな笑いで満ち満ちています。
近未来に対するクラーイ予感(デトロイトの辿る運命に付いては、ある程度当たっているわけですし(^^ゞ)と、警察を民営化し一民間企業に委ねてしまうことの怖さと。(汗)
SF近未来ディストピア映画だったんだなってことが、今頃になって判りました。

ハイレベルのアクションでもって観る者を満足させつつ、同時に監督のシニカルな視線が強く出たこの作品。
エンタメ作品として高いレベルを達成しながらも、ポール・バーホーベン監督がその作家性(!)を色濃く出して来た、素晴らしい映画と言うしかないですね。

そもそもロボコップって、決して正義を守る側が創り上げたヒーローじゃなかったんですね・・・・ってその設定、仮面ライダーとそっくりじゃん。(笑)
そしてそれ故、完璧な筈のロボコップにも、ある縛りが!(汗)

        ▽▲▽▲▽▲

大詰めの大バトルで、悪者と大立ち回りを演じたロボコップ。 強~い!

なんなら、ここでエンドロールを出しても良さそうなモンですけれど、ポール・バーホーベン監督、このままでは終わらせなかった。

真の悪者は他に居る。 映画「ロボコップ」を名作たらしめたラストシーンが、ここから始まります。

時に1987年。 コンピューターが、我々の周囲に当たり前に姿を見せる時代が、もうすぐそこまで来ています。 オンかオフか。 0か1かで全てを表現するコンピューターの世界。

正義感でなく、論理に左右されるロボット故、コンピューター的に行動せざるを得ないロボコップ。 だけど、あぁ、最後の最後まで来て引き金をひけないなんて! なんたる皮肉!!

        ▽▲▽▲▽▲ 
 
カッコ好いロボットの格闘・銃撃戦・カーチェイスなどなどで魅力たっぷりの映画ですけれど、監督の本意はそんなところにはないと判りました。 

そうは言ってもこの映画、アクションはアクションで滅っ茶面白いんですから、才能豊かな映画作家の仕事ってホントに凄いもんです。(笑)
 
 

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