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October 15, 2017

映画:007/ドクター・ノオ

 
 
007/ドクター・ノオ
Dr. No
 
 
監督:テレンス・ヤング
原作:イアン・フレミング
出演:ショーン・コネリー (007:ジェームズ・ボンド)
   ウルスラ・アンドレス(ボンドガール:ハニー・ライダー)
   ジョセフ・ワイズマン(ドクター・ノオ)
   ジャック・ロード  (CIA:フェリックス・ライター)

   バーナード・リー  (MI6:M)
   ピーター・バートン (MI6:ブースロイド少佐(後のQ))
   ロイス・マクスウェル(MI6:マネーペニー)
 
       1962年   英米
 

 Drno2_2

 
ご存知007であります。
長~く続いた(というか今もって続いている)シリーズの、これが第一作目。
娯楽映画として押しも押されもしない位置をキープし続けている007ですけれど、すべては1962年製作のこの作品から始まりました。

オープニングはお馴染み007テーマから。
しばらくすると「スリーブラインドマイス」(のカリプソ風味)へと切り替わるんですけれど、おかしな三人組登場と想わせておいて、実は非情な殺し屋でしたとさって言う面白ブラックな導入部。
のっけから大胆な演出です。
そして、今作の舞台は南海に浮かぶ楽園ジャマイカなのでした。

        ▽▲▽▲▽▲

それにしても霧の都ロンドン(MI6本部の所在地)と南国ジャマイカと。 この両者のギャップってスゴイよね。
陽光ギラギラと降り注ぐジャマイカの風景を見ていると、英国人らの南洋への憧れが少しは判る気がして来るよ。
そう言えば、ここはまた大英帝国の版図の一部ではあったんですね。
晴れ渡る空、青い海と緑溢れる木々。 娯楽映画の舞台として、この地が選ばれたのもむべなるかなって感じです。
南国的なのんびりした明るさ。 微か~に漂う倦怠感。
マンゴ バナ~ナ アン タンジェリ~ン♪

        ▽▲▽▲▽▲

某組織が米国の月ロケット打ち上げを妨害するという。 これを阻止せよ!
007に出動命令が下されました。

007テーマの名調子と共に颯爽と現れるボンド、厳格なM、生真面目な(後の)Q、そして美人秘書はマネーペニー、とシリーズ第一作にして既にMI6の設定も出来上がっていたんですね。 テンポあくまでも軽快! なんとも粋な導入部です。

007と言えば秘密兵器が付き物ですけれど、未だこの第一作には現れません。
本部詰めのブースロイド少佐(後のQ)から渡されるのは、ごく普通(?)の拳銃。(ワルサー社製PPK)
それと、現地から注文したらしい放射能測定機なんですけれど、どちらも市販の製品っぽいですね。
て言うか、女王陛下から殺人許可証を託された00ナンバーにして、メイン・ウェポンが官給品とはね。 さすが、しっかり銃規制のある英国のスパイです。

        ▽▲▽▲▽▲

この007シリーズって、基本男性向けに造られていますよね。
オトコの欲望(!?)のままにっていう世界。
そして、この映画の登場人は皆(ボンドも含めて)感情って言えるほどのものを持っていません。(?!)
だから、ボンドはナンの躊躇いも無く敵を倒してゆくし、ボンドガールたちはオトコ(主としてボンド)の意のままに動かされるし。
徹底した娯楽作品ですから、まぁイイ(?)んだけれど、普通に考えれば酷い話ではあります。

そんな中で、唯一と言える例外がマネーペニー。
はい、MI6所属、ボンドの上司M付きの秘書です。
導入部の、わずかしか出番のない彼女だけは、知性・感情の豊かな女性として描かれます。(だからボンドとの関係も賢く自重して、決して進展させないんだと想います)

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、前半がとりわけ素晴らしいんです。
南国ジャマイカを舞台にして、ロンドンから来たスパイが事件の謎を追い、敵の野望を阻止するべく奮闘。 ドラマはとにかくテンポよく進みます。

海から上がって来たボンドガール。
マンゴ バナ~ナ アン タンジェリ~ン♪


Drno22


ここで、ボンドガールをして(南国の海と空、そして砂浜を背景に)白いビキニを着せたセンスは素晴らしいです。
当時としては相当過激だったであろう水着(未だ伸縮性が無くって窮屈そう)、時代を感じさせらるねぇ。

その後、ジャングルに分け入り川を遡上するボンド一行。
でも映画がサイコーなのはここらまでなのでした。

        ▽▲▽▲▽▲

実は、ボンドガールが身の上話を始める辺りからイマイチと感じ始めてしまったんですね。
でそれは、前半とは一転してSF仕立てとなる、後半の間ず~っとなのです。

敵の首魁ドクター・ノオの手下に捉えられたボンドたち。 秘密基地の中に幽閉されてしまいます。
アメリカの月ロケット打ち上げを妨害するんだってさ。 時あたかも宇宙時代だもんね。
巨大で未来的な施設の中で、キビキビと立ち働く大勢のスタッフ(こいつら全員悪人です)。
捕らわれのボンドたちを弄ぶ(優雅にして冷酷な)ドクター・ノオの、如何にもお金の掛かってそうなライフスタイル。 どれもスゲエや。

通気用のダクトを通り抜けて脱出し、そこから一発大逆転。 巧みに敵の裏をかくボンド。
どれもこれも、どっかで見たような(笑)展開だけれど。 でも、きっとこの映画がオリジナルなんでしょうね。 みんな007を見て育った。

これ、映画の後半も(あれこれ文句を言いながらも)勢いで見ちゃうね。 前半が魅力的だし、後半もやっぱり愉しいし。 そして、やっぱり面白い、見て満足度の高い映画です。
マンゴ バナ~ナ アン タンジェリ~ン♪
 
 

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Comments

 こんにちは。パイカルと言います。
 
 007シリーズは大好きです。時代とともに役者さんが変わっていきましたが、私は何といっても「ショーン・コネリー」派です。(^^)v

Posted by: | October 15, 2017 at 10:25 AM

>パイカルさん、おいでませ問はず語りへ~。(^ァ^)

私もショーン・コネリー派です。 と言うか007はコネリーしか知りません。(^^ゞ
今回は自宅でノンビリ、DVDによる鑑賞。 吹き替えは若山弦蔵版で、大ベテランの至芸を堪能しました。(^ァ^)

Posted by: もとよし | October 15, 2017 at 02:55 PM

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