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September 06, 2017

映画:マイティ・ソー

  
  
マイティ・ソー
Thor
 
監督:ケネス・ブラナー
出演:クリス・ヘムズワース
   ナタリー・ポートマン
 
   2011年  米国
 
 
米国の漫画=アメリカン・コミックス=いわゆるアメコミのヒーローたちってのは実に多士済々でありまして、それは、この道にはまったく疎い私のような者でさえそうと心得ているくらい。 でも、あんまり大勢居過ぎて、もはや、なにがなんだか。(笑)
ざっと上げてみようとしても、主要な何人か(スーパーマンとかバットマンとか)しか出てこない有様です。
旧い時代のヒーローを今尚大切にする姿勢、そして彼らが未だ健在ってのは本当イイ事と思うんですけれどね。

子供の頃、父の購読していた「SFマガジン」なるSF専門誌には毎号そのアメコミを紹介するページがありまして、だから、当時の私はこういう世界のあるのを既に認識してはいました。 そして、大人ながら、こういう世界にどっぷりと嵌まり込んでいる人たち(オタクって言葉は未だ無かった)が居ることも。

未だ、マンガは子供たちのものという意識の強かった時代です。 漫画に夢中になる大人が居るっていうのが、なんか変な気がしましたね。

ですが、当時のことで、対象となる漫画は全て原書、つまり輸入された(又は現地で買い求めた)英語のマンガであり、読むには相当のリテラシーが要求されたワケです。 だから、昔はアメコミって、ごく限られた大人の趣味ではあったんですね。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、ここにあげるソーなんか、私はこれまで、こんなヒーローが居るってことすら、全然知りませんでした。 当時の「SFマガジン」のアメコミ紹介ページにも出てこなかったしねぇ。
ともあれ、この映画は高名なアメコミ・ヒーローものの実写化ってことらしいです。

そのソー。 どんなヒーローかっていうと(所謂バイキング然とした)北欧系の力持ちです。
太古の(北欧の)人々が神と崇めた異星人らの住まう世界・アスガルドってのがあって、そこから遥々やって来たんだって。
怪力無双で、槌を振るって悪と戦います。
単純にして明快! 如何にもアメリカンな感じでイイじゃないスか!
未だ若く、建国神話をすら持たない国。 アメリカの漫画家は、遠くほの昏い北欧の神話にその出自、由来を求めたワケだ。

でも、はじめソーは手の付けられない乱暴者でした。
アスガルドの王子様なのに? やんごとないご身分なのに?
それにしては、あれやこれやと親身になって世話を焼く(そして気を揉んだりする)お付きの爺や(または婆や)とか居ないんだ? 人生の指標となる師匠にも恵まれないしね。 このへんの設定が、いかにも新興国家アメリカならではですね。

但し彼には何人かの得難い友が居ました。 気の置けない仲間たち。 そしてソーって、なによりも仲間を大切にする男でした。 ここですね! ここんとこがヒーローたる所以で、荒っぽいけれど根はイイ奴なんです。

治めていたアスガルドから舞い降りて来たソーは(実は、あまりの乱暴狼藉ぶりに、ついに追放されたんだそうで・・・・って、そんな奴を解き放たれる地球の身にもなってくれ!?)地球でいろんな経験をし、試練を経る内に、王として相応しい人格・精神を備えるに至るんだけれど、つまりこのドラマってソーの成長物語、いわゆるビルディングスロマンだっんですか? そーですか。

親子兄弟のドロドロ愛憎劇は北欧神話由来。 やっぱ、こういうのがなくちゃね。
北欧神話をベースとしたスーパーヒーローの降りてくるのが、ニューメキシコ州の荒野ってのが、なんだか可笑しいし、また、そのギャップのお陰で如何にも現代の神話って感じがして来ます。

CGを多用したアクションシーンは迫力満点! で、お話しのほうは割と単純、と。 でもそれが好い。 アメコミなんだし。
 
 

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