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September 11, 2017

映画:カーズ

 
  
カーズ
Cars
 
 監督:ジョン・ラセター & ジョー・ランフト
 
    2006年   米国、PIXAR
  
  
 Lightning_mcqueen
 
  
子供の頃、我が家にあった絵本の中に、クルマたちを主人公にした一冊がありました。 登場するクルマたち、それぞれに人格を与え、いわゆる擬人化させた作品。 それは、私が余程幼くて、未だ字も読めない頃のことです。

絵本の内容が一体どんなであったかとか、今となってはまるで記憶にないんですけれど、でも、確か外国(欧米?)のお話しであった筈。
今も微かに覚えているのは、クルマのフロントガラスの部分が眼になっていたということ。
フロントガラスの中央に(そこは昔のクルマのことで)縦枠がはいっていまして、それが丁度、左右の瞳を形作っているんです。

母親が晩年になって(ある日つれづれに、よもやま話として)話してくれたところによると、幼い頃の私は、その絵本がお気に入りで、母親にその絵本を読んでくれるよう、度々せがんだらしいです。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、そんな懐かしい想い出の中の車たちと、なんだかそっくりなデザインで現れるのが、このアニメ映画「カーズ」に登場する、こちらも擬人化されたクルマたちです。

「カーズ」でも車たちのフロントガラスが両目になっていますし(他の、車が主人公ものによくあるような、ヘッドライトが目になるタイプではなかった)一方、口はと言うと、ラジエーターグリルがその役を果たします。
このアニメ、人間は一人も出て来ず、その代りに全ての生き物をクルマが(それなりにアレンジされた姿で)演じてみせるんです! そんな世界感。

如何にもよく有りがちな設定だけれど、それをCGを駆使して徹底的にリアルに推し進めてみせたのが、ピクサーのフルCGアニメ「カーズ」なのでした。

        ▽▲▽▲▽▲

その昔は随分と流行ったであろう(=で、今はすっかり寂れているというワケ)ロードサイドのモーテル、ダイナー、ガスステーション、ガレージなどなど。
このドラマでそれらを経営するのは旧式で随分と草臥れた、しかし人情味溢れる(擬人化された)クルマたちです。
ここら辺り、モータリゼーション全盛期を過ぎた米国の姿。 古き良き時代(「アメリカングラフィティ」とかの)への思慕の念が感じ取れる気がします。
っていうか、この手のクルマの擬人化って、その対象がクラシックな車である程綺麗にハマるんですよねぇ。

        ▽▲▽▲▽▲

映像は、ピクサーならではの、徹底したリアリズムに裏打ちされたもの。
フルCGによる動画は、精緻でかつスピード感溢れるものですし、擬人化されたクルマたちの(それはもう実に多彩な)デザインからは、クルマへの愛と、そして豊かな遊び心を感じさせられます。

映画の序盤あたり、主人公車(レーシングカー)の性格がかな~り悪くって(笑)ですね、その上お調子者と来たモンだ。 加えて、速い、スタイリッシュ、と最初から(クルマとして)なにもかも手にしている自信家タイプなのが、ちょっとなぁ。
観ていて応援したくなるような奴じゃあなかったです。 ちょっと共感し難い印象なのが、俺的には若干マイナスだなぁ。

そんな主人公車を導く師匠となるのが老練なレースカー。 なんか由緒ありげなアメ車です。 ともあれ、どのクルマも皆カッコイイぞ!
米国のクルマ文化って、ことのほか豊かなものだと、このアニメに改めて教えられた気分です。

それにしてもアメリカ人ってホントにクルマ好きなんだね。
そういう想いの伝わって来る、クルマ全般にさして思い入れの無い私でも、大いに愉しむことが出来たアニメでした。
 
 

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