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August 25, 2016

習志野シティフィル第62回定期

  
  
習志野シティフィルハーモニック 第62回定期演奏会
 
 
  2016年8月21日 (日曜日)
    習志野文化ホール   14:00開演
 
 
       指揮 :小室昌広
       管弦楽:習志野シティフィルハーモニック
 
 
  ケテルビー         :ペルシャの市場にて
  ヨハン・シュトラウス2世 :ペルシャ行進曲
                  :エジプト行進曲
                  :ワルツ 千一夜物語
  リムスキー=コルサコフ :交響組曲「シェヘラザード」
 
 
  (アンコール ベートーヴェン:トルコ行進曲)
 
 
 
例えばファッションの世界における、いわゆるパリ・モードと言うモノ。
新しい服飾デザインを次々と、それこそ手を変え品を変え創りだし、次代のトレンドを発信するワケですけれど、それでもいつかアイデアは尽き果て、発想は涸れてしまうもの。

手立てに窮したパリのデザイナーが、そんな時すがったのが、中近東辺りの民族衣装の数々。
デザイナーは彼の地の服飾文化からアイデアを借りて来て、パリ・モードに組み込んだのだそうで。
いえ、ワタシがその辺の事情に詳しいワケもなく、ずっと昔、そんなハナシを聴いた覚えがあるってだけなんですけれど。(滝汗)

ともあれ、こういったオリエンタリズム・・・・中近東文化への嗜好と言うのは、ファッションだけでなしに、音楽のジャンルにも当て嵌まることだったんですね。
それを体現して見せた、今回のプログラムでした。

メインの「シェヘラザード」は、私がクラシック音楽を聴き始めた当時、繰り返し繰り返し聴いた作品。 言わば、初めて夢中になった泰西名曲なんです。
練習~本番と、普段にも増して愉しませて貰いました。
 
 

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August 12, 2016

津田沼散歩:実籾駅まで

 
 
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私がお散歩で度々訪れています、京成電鉄の京成大久保駅前。 この駅は、拙宅から見て東の方角に位置するんですけれど、今回は、それから更に東へと歩いてみました。

この辺り、戦前に陸軍の鉄道連隊が演習用に使っていた線路の跡が、現在は道路になっています。道路の脇には、ハミングロードと名付けられた遊歩道が整備されているんですけれど、これがとっても歩き易く、見晴らしも好い。 お散歩には持って来いのルートなんです。
その路を東へと進みます。 京成電鉄と併走するカタチです。

スイスイと気持ち好く歩き進めていると、いつしかハミングロードは京成電鉄と別れ、北上をしていました。
やがて現れる交差点で右折して、再び東へと方向を修正します。
これが県道69号、長沼船橋線。
左手に日本大学生産工学部実籾キャンパス(広~い!)を見ながらどんどん行けば、先ほど別れた京成電鉄と再開です。 なんかウレシイ。
 
  
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そこから東にしばらく歩いた辺りに現れるのが、京成電鉄本線の実籾駅です。
これと言って特徴のない、なんとも地味ぃ~なローカル駅なんですけれど、でも、この駅舎のデザイン・・・・と言うか、駅舎の壁を飾るロゴの、この吹っ切れた書体は一体ナンなんでしょう?(笑)

好く歩きました。 今回はココまで。
 
 
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京成上野から実籾までの運賃は490円也。
さだまさしが ソフトバンクのCMソングを唄った頃と比べ、既に20円値上がりしていました。

https://www.youtube.com/watch?v=tGbclQY65kI
 (3分30秒あたりです)

でも実籾でなにをする?
 
 

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August 07, 2016

映画:シン・ゴジラ

  
 
シン・ゴジラ
GODZILLA Resurgence

総監督、脚本 :庵野秀明
監督、特技監督:樋口真嗣
出演       :長谷川博己
           竹野内豊
           石原さとみ
音楽       :鷺巣詩郎
           伊福部昭
 
 
     2016年   日本
 
 
イイ大人のクセして怪獣映画を愉しんでしまう私ですけれど、いつだって無条件に満足して来たと言うワケじゃありません。
私が怪獣もの(ゴジラに限らず)を観て度々想うのは、大怪獣が現れる、その一点だけを作品中のフェイクとして、あとはすべて現実に即してドラマを進めてみたらどうでしょう? ってコトです。
未知の巨大生物に対する世の驚き/混乱、それから退治/事態を収束させるまでの顛末を、現実に即して精緻にシミュレーションしてみたら絶対に面白いと想うんですが。

なにしろ行政府は、前例のない事態を前に右往左往することでしょうし、そもそも現行の法制で対応出切るのか、などなど不安材料で一杯です。
政治・経済界の動き、諸外国の反応も(もちろん、各国はエゴ剥き出しで)大いに気になるところ。
我が自衛隊が、怪獣に堂々(超兵器とか抜きで)立ち向かうところを観たいです。
また、住民の避難誘導/救助活動も大切な役目。 これについては、現実の自然災害でのニュース映像で目にすることが少なくなく(哀しいことですが)、その働きぶりは我々のよく知るところですね。

これってつまり、かつて小松左京の「日本沈没」(原作・最初の映画とも1973年)がやって見せた手法ですけれど、SFの愉しさというのは、まさにここにあると想うんです。 それを怪獣映画でも、やって呉ンないカナって想うワケですよ。

果たして、「シン・ゴジラ」はそれをスクリーン上に実現して見せてくれました。

        ▽▲▽▲▽▲

ここに登場するのは、主として(これまで、怪獣映画として主役に廻る事の無かった)国政・省庁・役所のトップら、そして自衛隊の人々です。
これといって目立つ熱血漢/ヒーローの見当たらない替わり、各々の行動はキビキビと素早く、そして誰もが早口で喋り捲る(専門用語だらけ、さながら論理的な会話のシャワー・・・・皆さん頭の回転が速いんですね)辺り、なんか臨場感ありまくりです。

で、ここには強力なリーダーシップを取る者が見当たりません。
これが凡百のアクション・SF・怪獣映画なんかであれば、頼りになるヒーローとか、天才科学者とかが居て、ドラマを引っ張るんでしょうけれど、その点この映画は至極現実的。 特定の誰かをではなしに、「日本」を描こうとしている映画なんだと想います。

スーパーヒーローや超兵器に頼らずとも、面白い怪獣映画は可能ってコトを、この「シン・ゴジラ」は証明しています。
なにより、愛と勇気のヒーローが活躍する従来路線(?)については、2014年に米ハリウッドが、決定版とも言える「GODZILLA ゴジラ」を造っちゃいましたから。

さて、お上のなすこと故、何事を成すにも会議の招集/文書の作成ありきです。
まして謎の巨大生物登場と言う、前例のない事態に対して、政府関係者の行動は一々ジレッタイったらないわけです。
が、一見能率の好くないこのやり方が、日本人の強みだったりするのかも、と想わせられる(強力なリーダーシップを取る者が不在でも、その都度最善の方策を打ち出し、やっていける)場面もあって、一種の日本人論になり得ているところが、また興味深かったです。

        ▽▲▽▲▽▲

もしも、大怪獣が現れたら。
もちろん実際にはあり得ないお話しですけれど、でも、もしホントに来ちゃったらどうなるの? ・・・・我らが自衛隊は、災害派遣という名目で出動。 怪獣に対しては有害鳥獣とみなして、これを駆除出切るんだそうです。

そもそも自衛隊の指揮は防衛大臣があたり、そして、発砲にあたっては自衛隊の最高指揮監督権を有する内閣総理大臣その人の裁可が必要。

そこで、都心に侵入した正体不明の巨大生物に対し、攻撃の火蓋を切るに当たって、自衛隊(現場の自衛官/指揮官)は防衛大臣を通し、最高指揮官たる総理大臣に何度も確認します。

そりゃそうですよね。
なにしろ戦後70年。 自衛隊の発足以来、初めて迎える実戦であり、しかも都心での発砲ですよ。
「撃ってイイですね?」、「ホントに撃ちますからね?」的な意味のことを、繰り返し訊いて来る現場に対して、最終的な判断をし、応えねばならない総理大臣。 念を押して来る防衛大臣。
ゴジラへの攻撃開始前から、緊迫感はMAXに跳ね上がります!

怪獣出現とみるや、自衛隊が躊躇いなくドンパチ始めていた、これまでのゴジラものとはまったく違うリアル演出です。
攻撃のGOサインを出すまでの総理の逡巡を、大杉漣が好演。 コワイ顔で詰め寄る(!)防衛大臣(余貴美子)共々好かった。

        ▽▲▽▲▽▲

戦争の記憶も未だ生々しい1954年に造られた初代「ゴジラ」では、ゴジラを戦災の暗喩と感じたものですけれど、今作のゴジラでは、随所で自然災害(地震・津波)と、それに続く原発事故を彷彿とさせられます。 3.11の体験の後、初めて造られたゴジラ映画として、これは、まさに相応しいやり方と想います。

これまでに無い、そして是非とも造って欲しかったタイプの怪獣映画。 その公開に立ち会うことが出来て、本当に好かったです。

劇中、ゴジラが自分の好く知っている土地(昔住んでいた辺りの、武蔵小杉や多摩川の川原、そして職場のある千代田区界隈など)に現れ、これはワタシ的にもの凄いインパクトでした。
 
 

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