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January 30, 2016

DVDドライブが不調に

 
 
拙宅で使っていますPC。 そのDVDドライブが、本日急に使用出来なくなりました。

日頃からメインで使っている、2012年の年末に買い求めた eMachines(このブランドも、今はもう無くなっちゃいました)製 の EL1360-H12/T に内蔵されているDVDドライブです。
主に映画のDVDを視聴するのに利用して来たんですけれど、それが突然認識されなくなっちゃった。

        ▽▲▽▲▽▲

この手のトラブルと言えば昔、初めて我が家に迎えたPC(Windows 95)でも、何年か使い続けた挙句にHDDが不調になったことがあったのを想い出します。

HDDのトラブルと言うのは(DVDドライブなんぞとは違って)ダメージがデカイですよね。 あれは、本当にマイッタなぁ。
この時は結局、初代PCを諦めることにして、兄から貰った使い古しのノートPCに切り替えたんです。
初代PCのHDDに入っていたデータは、地元の電気屋さんで急遽買い求めたネットワークカードにより、ノートPCの側へと引越し。 初めてのことで、ドキドキしながらやったんですけれど、作業そのものは結構楽しかったですねぇ。

        ▽▲▽▲▽▲

あの時のトラブルって、今回と同様に、とっても寒い時期の出来事でした。
してみると、あるいは気温の低さと関連があるのかもしれませんね。
なにせPCは寒い部屋に置いてありますから、そんなことが気になりました。
そこで、試しに機械を強制的(笑)に暖めてみたんですけれど、生憎と事態は変わらず。

ウンともスンとも言わくなっているDVDドライブの今後の処遇、こいつが今や我が家喫緊の課題でアリマス。(笑)
 
 

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映画:遠すぎた橋

 
 
遠すぎた橋
A Bridge Too Far

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 監督:リチャード・アッテンボロー
 脚本:ウィリアム・ゴールドマン
 出演:

 <英軍>
  エドワード・フォックス (英・機甲師団 司令官)
  マイケル・ケイン    (英・機甲師団 大隊長) ④

  ダーク・ボガード    (英・空挺 司令官)
  ショーン・コネリー   (英・空挺 師団長) ③
  アンソニー・ホプキンス (英・空挺 大隊長) ③
 
 <ポーランド軍>
  ジーン・ハックマン   (ポーランド・空挺 旅団長) ③
 
 <米軍>
  エリオット・グールド  (米・空挺 連隊長) ①
  ジェームズ・カーン   (米・空挺 軍曹) ①
  ライアン・オニール   (米・空挺 師団長) ②
  ロバート・レッドフォード(米・空挺 大隊長) ②
 
 <独軍>
  ハーディ・クリューガー (独・親衛隊少将) ②
  マクシミリアン・シェル (独・親衛隊中将) ③

 <民間>
  ローレンス・オリヴィエ (蘭・医師)
  リヴ・ウルマン      (蘭)
 
 
     1977年    英国、米国
 
 
私はこの映画を高校時代に、静岡市内の映画館で観ています。
かつてない超大作戦争映画の公開ということで、当時話題となり、確かテレビで特集をやっていたような。
で、高校生の私も期待しまくりで観に行ったんですけれど、しかし好く判らなかったですねぇ。(笑)

その映画「遠すぎた橋」を、今頃になってDVDで再見。
自宅ですから、マイペースな鑑賞が許されるわけです。
そこで再生の途中、何かしら判らないことのある都度、キャストの面々やら実際の戦史、更には映画ファン・サイトの分析など、一々ネットで検索してみたんです。

DVDを一旦停止して、ネットで調べて、また再生に戻って・・・・を何度も繰り返すもんだから、PC上はメディアプレーヤーとブラウザとが並んで立ち上がっている状態です。 一種の「ながら再生」ですかね。 観終えるまでに、随分と時間が掛かっちゃいました。

疑問に想うことがあったら、なんでもその場でチェック。
こんな鑑賞スタイルを採った今回は、初めっからお終いまで(退屈する暇も無しに)とっても興味深く鑑賞する事が出来ました。
DVDとインターネットさまさまです。 やっぱり、高校生がたった一度観て、愉しめるって映画じゃありませんでしたね。(笑)

        ▽▲▽▲▽▲

※ 時に1944年9月。 連合軍の補給線は延び切っており、戦線は膠着状態に陥っています。 それを打破するべく立案されたのがマーケット・ガーデン作戦でした。

1.オランダ領内数箇所の橋に空挺部隊を降下させ、それぞれを同時に急襲!
2.ベルギー側から戦車隊を進め、「1」で奪取した橋から橋へと要路を制圧して行く!

この空陸両面作戦で、ベルギーからオランダ領内を通過してドイツへと至るルートを確保しようと言う筋書きです。

映画は各橋の攻略に掛かる空挺部隊①②③と、陸路を進撃する戦車隊④、そして迎え撃つドイツ軍のそれぞれを、同時進行で描いてゆきます。
が、その部隊にしろ、登場人物にしろ、なにしろ(大作戦に相応しく)数が多い上に、場面もどんどん(問答無用に!)切り替わるもんだから、シーンのそれぞれが一体どの地域で起こっている事なのか、判り難いったらないんですね。
そんな映画に、歴史/地理/軍事についてのいささかの知識もなしで臨んでしまった、当時の私。
ワケが判らなかったのも当たり前です。(笑)

上に記しました大勢のキャストの皆さん。
著名な俳優、いわゆるスターだけに絞ってみてもこんな具合になります。(皆さん、実際の肩書きはもっと複雑なんですけれど、ここでは(無理やり)略しました)
莫大な額に上ったであろう制作費は、あるいは集客力を持つスターたちを大量投入することにより賄う目論みだったんでしょうか。

さて、この映画でむしろ特筆すべきは、その十指に余るスターの背後に広がる景色の雄弁さです。
おっそろしく沢山の航空機、落下傘、戦車をはじめ軍用車両、なにより大勢の人ひとヒト・・・・
文字通りの人海戦術ってものを、スクリーン上に再現してみせてくれたことで、自分が歴史の一場面に立ち会っているかのような興奮を味わいました。
無論、その撮影には途方もない額のお金が掛かっていることでしょうけれど、でも、それだけのことはあったワケです。

        ▽▲▽▲▽▲

それでは、今次作戦の内容をまとめてみましょう!

イギリスの基地から飛び立った空挺部隊①②③が目標の橋の付近に降下。(映画の中では、アイントホーフェン、ナイメーヘン、アルンヘルムの三橋が中心に描かれます)。 それぞれを急襲制圧し、やって来る戦車隊を待ち受けます。

一方、マイケル・ケイン率いる戦車隊④はベルギーを発して北上を開始。 橋から橋へと進撃し、ドイツへ向かうルートの確保を目指します。
三日目までに、マイケル・ケインたち④がアルンヘルムの橋を通過出来れば、作戦は成功です。

        ▽▲▽▲▽▲

<イギリス>
    ・空挺部隊①②③がそれぞれ輸送機に乗り込み、
     攻略目標の橋へむけて出発!
 
 
 
<ベルギー領側>
  レオポルドビル 英第30軍団司令部
  ↓
  ↓ 戦車隊④が出発!
  ↓ ・国境を越え、オランダ領内を進撃
  ↓   マイケル・ケイン(英)
  ↓
  ↓
  ↓
  〕〔  アイントホーフェン(ソーン橋)
  ↓ ・空挺部隊①が降下。 浮き橋を敷設
  ↓   エリオット・グールド(米)
  ↓   ジェームズ・カーン(米)
  ↓
  ↓
  〕〔  グラーブ橋
  ↓
  ↓
  〕〔  ナイメーヘンの橋
  ↓ ・空挺部隊②が降下。 ドイツ軍に辛勝
  ↓   ライアン・オニール(米)
  ↓   ロバート・レッドフォード(米)
  ↓   ダーク・ボガード(英)
  ↓
  ↓   ハーディ・クリューガー(独)
  ↓
  ↓
  〕〔  アルンヘルムの橋
  ↓ ・空挺部隊③が降下。 部隊が分散して
  ↓  しまい、ドイツ軍の精鋭を相手に苦戦
  ↓   ショーン・コネリー(英)
  ↓   アンソニー・ホプキンス(英)
  ↓   ジーン・ハックマン(ポーランド)
  ↓
  ↓   マクシミリアン・シェル(独)
  ↓
  ↓   ローレンス・オリヴィエ(蘭・医師)
  ↓   リヴ・ウルマン(蘭・主婦)
  ↓
  ↓

<至ドイツ領>

        ▽▲▽▲▽▲

かくして1944年9月17日。
空挺部隊①②③を乗せた輸送機は英国より飛び立ち、各々攻略目標とする橋へと向かいました。
輸送機の大編隊と、それから降下する落下傘の大群(空を覆い尽くさんばかりの)が圧巻!

一方、ベルギー領レオポルドビルを出発したマイケル・ケイン率いる戦車部隊④は、オランダ領内へ踏み入って早々、ドイツ軍の反撃を受けます。
この為、予定のスケジュールから若干の遅延を来たしますけれど、この辺りはまだまだ余裕♪

        ▽▲▽▲▽▲

空挺部隊①の担当したアイントホーフェンのソーン橋は、ゴッホの画にでも出て来そうな鄙びた木造橋。
エリオット・グールド率いる米空挺部隊がいち早く制圧に向かうも、ドイツ軍の砲撃によって目の前で粉砕されてしまいます。
エリオット・グールド「シット!」
急ぎ軍用の浮き橋を取り寄せ、突貫工事により架橋します。
両軍が接近し緊迫する森の中で、ジェームズ・カーンがジープを疾駆させる名場面がここ。

ようやく浮き橋が完成して、戦車隊④を通過させますが、当初のスケジュールから36時間もの遅延を来たします。

        ▽▲▽▲▽▲

ライアン・オニール率いる空挺部隊②はナイメーヘンに降下して橋の攻略に取り掛かりますが、しかし予想外の苦戦。 スケジュールからの遅れはいよいよ深刻となります。

行き詰まった情況を打破するべく抜擢されたロバート・レッドフォードは、白昼堂々の敵前渡河作戦を敢行!
数多くの犠牲を出しながら、遂に橋を陥落させましたが、しかし連合軍内は横の連絡悪く、戦車隊に橋を渡って先へと進ませる許可が下りません。
決死の作戦が無駄となってしまい、ロバート・レッドフォード激怒!

        ▽▲▽▲▽▲

空挺部隊③が向かったアルンヘルムの橋は、この作戦中最大の激戦区でした。

ショーン・コネリー率いる本隊は、橋から遠い場所に降下してしまいました。 その上、グライダーの着陸失敗により機材を失い、通信機も不調というツキの無さ。

橋の付近に降りていたアンソニー・ホプキンス率いる別働隊が、先行して橋の手前に展開するも、相手は精鋭のSS装甲師団。 どこまでもツキがありません。
結果、橋上と市街での目も当てられない乱戦へと突入。 戦局は長引きますが、もともと兵の数や携行する武器に限りのある空挺部隊ゆえ、長期戦になっては勝ち目がありません。
アルンヘルムの橋のたもとで、アンソニー・ホプキンスの部隊は孤立してしまいます。

この局面で一番割を食ったのが、ジーン・ハックマン率いるポーランド軍。
遅れて降下した彼らを待っていたのは、極めて厳しい戦況でした。(実際には作戦三日目の出来事ですけれど、それを映画の終盤へと持って来たことで、何を今更な感じが強調される仕掛け。 この辺り、映画の構成は巧みです)

遂に連合軍はアルンヘルムを諦め、ナイメーヘンまで撤退します。 作戦九日目のことでした。

        ▽▲▽▲▽▲

この映画は、基本的に史実を叙述してゆくスタイルなんですけれど、ドラマチックな要素も少なくなかったですね。
また、各国軍人の気質が上手く描き分けられている、演出の巧みさに感心しました。 どちらか一方を悪者にしない、偏らない描き方にも好感が持てましたし。

只、幾つもの場所で、ドラマが同時進行するため、見ていて何がなんだか判らなくなりがちなのは難点ですかねぇ、やっぱり。

戦史の中にあって(一般的に)忘れられがちな、不成功に終わった作戦を、真摯な姿勢で描き切ったこの映画。
今となっては気作品とは言えませんけれど、でも私は高く評価したい。
よくぞこれほどの高いレベルで映画化してくれたモンと想います。
 
 

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January 21, 2016

津田沼散歩:谷津干潟自然観察センターで藪内正幸原画展

 
 
 Photo
 
 
折りおり谷津干潟近辺を散歩する私ですけれど、干潟の一角に設けられた谷津干潟自然観察センターへと入るのは、今回で二度目です。

初めて訪れたのは、一体何年前のことだったか・・・・
未だ川崎市に住んでいた当時、野鳥観察のポイントとして名高い谷津干潟に来て、そのついでに入ってみたんですね。

その後、津田沼に越して来て、谷津干潟の周辺を散策するようになっても、この自然観察センターには入らなかったですね。 これと言って用は無かったし、有料でしたし。(笑)

今回久々に訪れた谷津干潟自然観察センター。 その建物の様子は(おそらくは)初めて訪れた当時と変わらず。
一見して博物館のように見える施設ですけれど、しかし展示内容と言えるようなものは、ほとんどありません。 なにしろ、すぐ目の前の谷津干潟を観察することを目的として建てられた施設ですからね。 干潟そのものが展示内容と言うわけ。

壁一杯、大きく確保された窓(その為、館内には外光が差し込み、明るくて気分が好いです)からは谷津干潟が一望出来、備え付けの双眼鏡・単眼鏡を使って、干潟に飛来する野鳥を自由に観察することが可能です。

館内スペースは広々と(展示物が少ないこともあって)しており、ここは実に居心地が好いですね。 こんなことなら、もっと早くに来ておくべきだったかもしれません。

        ▽▲▽▲▽▲

この自然観察センターで現在、動物画として著名な藪内正幸の原画展が催されています。

一時期、鳥類図鑑やら野鳥観察雑誌などを好んで読んでいた私。
藪内さんのお名前は存じ上げなかったものの、その野鳥をはじめ野生動物の数々を緻密な筆致で描いた作品群には見覚えが。

美術的な価値ばかりではなしに、学術的な資料としても価値あるものと想います。
実際、画の修行時代、博物館に赴いて骨格標本を写生したりされたそうで。

鳥の羽毛や動物の毛皮など、その一本一本に魂を込めて描かれた原画。 その迫力って凄いものですね。
 
 

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January 09, 2016

津田沼散歩:陸上自衛隊習志野駐屯地

 
 
今回は津田沼駅付近からずんずん北上。
田喜野井を通過し、薬円台へと近づいた辺りで(この付近のランドマークともなっています)鉄塔が見えはじめます。 これ、通信用の施設ではなく、落下傘訓練塔というものナンだそうです。
成田街道(R296)にぶつかったら右折。 しばらく進むと見えて来るのが、陸上自衛隊習志野駐屯地です。
 
 
 
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(画像はWikiから)
 
 
ここいら一体は元々、陸軍の軍事施設が展開していた土地。
戦後になり、その一部が陸上自衛隊の駐屯地として残っているわけですね。
今回は、この駐屯地の周りをぐるっと一周してやろうと言う心積もりです。
戦前と比べて縮小されたとは言っても、駐屯地は広大な敷地です。
もとよし、果たして歩き通せるんでしょうか!?

敷地は全てフェンスで囲われており、植栽(緑は至って豊富です)越しに、中の様子を伺うことが出来ます。
そのフェンス越しの駐屯地内。 至ってのどかなモンですけれど、時折自衛隊車輌が顔を覗かせたり、フェンスの上辺に鉄条網(これって久々に見た気がします)が敷設されている辺り、如何にも駐屯地らしいところ。

さて、フェンス沿いのルートを往くだけで歩き通せれば好かったんですけれど、生憎とそう行かなかった。
ところどころで、住宅地や企業の敷地が隣接しており、そういうところでは一旦フェンス際から離れ、住宅街や幹線道路を、ナントナク(笑)で勘を頼りに歩みます。
結果、どうにかスタート地点までたどり着きましたから、とにかく一周はしたってコトですね。
 
 
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(画像はWikiから)
  
 
習志野駐屯地一周コース。 久々に歩き応えのあるお散歩(?)ではありましたね。 サスガに足に来ました。(笑)
 
 

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January 03, 2016

映画:新・男はつらいよ

  
 
新・男はつらいよ
Tora-san's Grand Scheme
 
 
監督:小林俊一
脚本:山田洋次、宮崎晃
音楽:山本直純
出演:渥美清   (寅次郎)
   倍賞千恵子 (さくら)
   森川信   (おいちゃん)
   三崎千恵子 (おばちゃん)
   前田吟   (ひろし)
   太宰久雄  (タコ社長)
   佐藤蛾次郎 (源公)
   笠智衆   (御前様)
   財津一郎  (泥棒)
   佐山俊二  (蓬莱屋)
   二見忠男  (弁天屋)
   栗原小巻  (マドンナ・春子先生)
 
 
      1970年    日本
 
  
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「男はつらいよ」シリーズの四作目です。
山田洋次は第三作に引き続いて脚本へ廻り、本作の監督はテレビ版でも演出を務めた小林俊一が務めます。

        ▽▲▽▲▽▲

ご存知「とらや」は、葛飾柴又は帝釈天参道沿いで六代続くという老舗です。
商店街に店を構える以上、そこにはお店同士、店主たちの付き合いってものがあり、無論おいちゃんにだって、他所の旦那衆から「とらやさん」とか呼ばれる店主としての顔がある筈です。

このシリーズではこれまで、寅さんをはじめとする「とらや」の面々と、ご近所とのお付き合いってものが端折られて来ました。
「人情に厚い下町」って概念だけ提示しておいて、具体的なところは描くことなく(タコ社長と、その従業員らとの交流を除いて)済ませて来たとも言えそうです。

この「新・男はつらいよ」は、そこのところにスポットの当てられた、シリーズ中でもユニークな一本と言えるんじゃあないかと想います。

小林俊一監督は帝釈天参道沿の商店主たちを描くにあたって、その役割を佐山俊二(蓬莱屋店主)と二見忠男(弁天屋店主)と言う、二人の老練な喜劇人に委ねました。
これが芸達者で凄く好いんですね。 笑わせられると共に、葛飾柴又のイメージが豊かに拡がります。 それにしても寅さんって、どこへ行っても人気者だね。

        ▽▲▽▲▽▲

競馬で大儲けをしてのけた寅さん。
孝行がしてみたかったんでしょう、おいちゃん・おばちゃんを旅行へ招待すると言い出します。 それも、夢のハワイへ!

唄は世につれとか言いますけれど、映画もまた世相を反映するもの。
「新・男はつらいよ」は、それまで庶民にとって夢物語に過ぎなかった海外旅行が、そろそろ現実的になり始めた頃の作品なんですね。
昭和35年(1960年)の出国者数が119,420人に対して、昭和45年(1970年)になると936,205人と言います。(出典wiki) なんたって万博のあった年だものね。
「とらや」の壁を飾ったJALのハワイ旅行ポスターの眩しさよ!(場所が場所だけに、違和感ありまくりですけれど(笑))

この界隈で初の海外旅行と言うことで、浮かれまくり大騒ぎする葛飾柴又の人々(御前様まで一緒になって)。 こういうところ、下世話に下町風でイイ感じです。
それに、この一事を見ても、当時の庶民の海外に向ける視線・特別感が判るってもんです。

しかし、好事魔多し。 ワケあって渡航直前にハワイ行きを断念する破目となる(やっぱりね)寅さん一行。 深夜コッソリと(そこはやはり、ご近所の眼をはばかるわけです)「とらや」に舞い戻ります。
戸締りした店内に、五日後の帰国予定日まで潜伏することで、ご近所の眼を誤魔化そうと言う計略です。 でもそこは、人と人との距離感の密な下町のこと。 巧く隠しおおせる筈もなく・・・・

一同のやりとり、ドタバタと演技のアンサンブルが秀逸でした!

        ▽▲▽▲▽▲

ハワイ旅行の一件で(例によって)大喧嘩をやらかした末に「とらや」を出て行った寅さん。
久々に帰ってみたら、「とらや」の下宿人となっていたのがマドンナの春子先生(栗原小巻)です。

至って控えめで、なにやら複雑な家庭の事情を抱えている薄倖の美女なんですけれど、寅さんも「とらや」の人々も、そんな春子先生の内面、悩み/孤独については、遂に知らず仕舞い。
まぁ、春子先生がザックバランな葛飾柴又の人々とは正反対なタイプであったって事情もあるんですけれど。
ともあれ今作のマドンナは、寅さんや周囲の人々との関わりが薄く、また掘り下げも物足りないと想いましたね。

傷心の春子先生を慰めるべく、寅さんが印刷工場の労働者諸君(!)を巻き込んで画策した水元公園でのデートとか、演出はいろいろと頑張ってます。 冬景色で、視覚的に今ひとつパッとしないんですけれど。

それでもちゃんと見せ場は用意してくれていて、森川信が諄々と語って聴かす「婦系図」は、けだし絶品なり!

        ▽▲▽▲▽▲

今回は葛飾柴又の界隈、「とらや」周辺のみに地域限定されたお話しでした。
舞台にあまり拡がりのないのと、前半(ハワイ旅行編)・後半(マドンナ編)と言う二部構成になっているのとで、如何にも小品と言う感じがしましたね。 その分お話しが判り易く、また、葛飾柴又の世界がコッテリと描かれてもいるんですけれど。

ともあれ、葛飾柴又をホームとする寅さんの世界は(監督が替わろうと)確固として揺ぎなし。
寅さんは寅さん。 そう認識させられる良作でした。
 
 

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January 01, 2016

御慶

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
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元旦も午後になってから、何処か近所で初詣でもと想い、家を出ました。 なんか今年は、心なしか腰が重いですねぇ。
初詣の先は、何処という当ても無し。 で、確かこの辺りにお寺さんがあった筈、などと覚束ない記憶を頼りに行ってみた場所にはなンにもなかったりします。(爆)

諦めて一旦家に引き返そうかと想ったところで、急に想い出したのが、藤崎にある正福寺です。
戦国時代には既にあったと言いますけれど、建物そのものは新しくて綺麗。 至って瀟洒なお寺さんでした。
かつては広々としていたであろう境内。 ですが今は、本道と観音堂とが幹線道路によって二分されている格好です。 この界隈、クルマの交通量が多いですからね。 むべなるかな。

帰ってから知ったんですけれど、ここは習志野七福神の布袋尊なのだそうで。 そう言えば、布袋さまが祀られていましたっけ。
どうか福が付きますように。(笑)
 
 

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