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March 11, 2015

四年目

 
  
四年目の祈りです。
 
 
黙祷
 
 
あの日あの時、職場の地下一階に居た私。
大きな被害はありませんでしたけれど、その折り建物のあちこちに出来たヒビ割れは未だにそのままになっていまして、この四年間というもの、毎日それを眺めつつ過ごしていたようなものです。
 
お仕事関係が、新年度すなわち四月を境として大きな変転をすることになっていまして。 目下のところ、いろいろと余裕を欠いた状況にあります。
だからというんじゃあ、ありませんけれど、ゆっくりとしたペースで、あの日の出来事から隔たり続けている自分を感じましたね。
 
身辺あわただしい中で迎えた四年目でした。
 
 

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March 04, 2015

日本人への遺書(メメント)

 
 
日本人への遺書(メメント)
 
 
    天本英世 著
 
 
       2000年   徳間書店
 
 
俳優・天本英世さんと言えば、私など、テレビの「仮面ライダー」(熱心なファンでした)で演じていた死神博士の印象が強烈です。
もちろん、その他の作品への出演も色々と拝見しています。 長身痩躯の奇態な風貌と、如何にも胡散臭げでありまた独特のインテリジェンスを感じさせもする、極めて個性的なキャラ。 一度目にすれば忘れられません。

怪しい(?)のは見た目や演技ばかりではなしに、私生活からしてそうであったようで。
独自の人生観/行動規範から来る、そのユニークな言動の数々、奇行のエピソードにはこと欠かきません。

        ▽▲▽▲▽▲

昭和史を彩る銀幕のスター/映画人らの横顔など、読ませて貰えるかと手に取った本書ですけれど・・・・果たして、そういうのではなかった。
まぁ確かに、題名に「遺言」とありますから。
ではどんな内容かって言うと・・・・天本さんがどうしても言っておきたかったこと、名バイプレーヤー天本英世を生み出す切っ掛けとなった若き日の体験、そして傾倒するスペイン文化などについて(熱く!)書き綴られています。
 
旧制高校から軍役を経て帝国大学へ進むも中退。(エリートだったんですねぇ)
その後、映画俳優の道を歩むことになるんですけれど、どうやら二枚目には成りきれなかったようで。
でも、さまざまなことどもが(学生時代、恋愛、軍隊経験などなど)すべてつながって、観る者に強烈な印象を残す怪優(!)の誕生に繋がります。 人生無駄な経験なんてないって事ですなぁ。
 
老いてますます抗いを募らせる天本さん。 今の日本は腹の立つことばかりと仰る。(お説、一々ごもっとも)
人は誰しも齢重ねた末に平穏な境地へと至るもの。 とか、私など安直に考えていましたけれど、そんな甘いモンじゃあなかったね。(笑)
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
どこまでも在野精神、反骨精神全開の爺さんです。
オレなんか、なるべく穏やかな気分で老境を迎えたいモンと想っていたけれど。 或いは天本タイプのジジイになるやもしれません。 なれるわけないか。
 
 

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