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January 31, 2015

映画:ロボジー

 
 
ロボジー
ROBO-G
 
 
 監督:矢口史靖
 脚本:  〃
 出演:五十嵐信次郎 (ミッキー・カーチス) :鈴木老人
 
    濱田岳    :木村電気社員
    川合正悟  :   〃
    川島潤哉  :   〃
 
    小野武彦  :木村電気社長
    吉高由里子 :ロボット・オタクの女子大生
    田畑智子  :地元TV局の社員
 
 
       2012年    日本
 
 
私の好きな映画「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」、そして「ハッピーフライト」などで監督を務めた矢口史靖さん、2012年の作品。 大きな期待を抱いて鑑賞に臨みました。
 
 
※ 中堅家電メーカー・木村電器では社長(憎めないワンマンぶりを小野武彦さんが好演)の命令一下、等身大の二足歩行ロボット<ニュー潮風>を開発し、三ヶ月後のロボット博で華々しくデビューさせることになりました。

社長から無理難題を押し付けられたのは、それまでロボットとは縁の無かった小林・太田・長井。 が、どうにも頼りなさげなこの三人(それぞれチビ/デブ/ノッポの凸凹トリオ)に、精巧なロボットなんて造れるはずもなく・・・・

切羽詰った三人の採った苦肉の策とは・・・・ロボットのボディの中に(こっそりと)人が入って動き回るという、大胆極まりないイカサマ作戦でした!

そうは言っても、ニュー潮風のボディにジャストフィットする体格の持ち主なんて果たして・・・・いました! 三人は鈴木老人(ミッキー・カーチス)に頼み込んで、ニュー潮風の中に入って貰うことに。

流行のゆるキャラじゃあるまいし、そんな手でゴマカせるとも想えないんですけれど。 でも、これが大成功! 勝手気ままに動き回るニュー潮風の人気は日増しに高まり(三人の思惑を超えた)大ブームを巻き起こすのでした。

        ▽▲▽▲▽▲

この映画、二足歩行のハイテク・ロボットと想わせて、実際は着ぐるみの中に人が入ってますっていうアイデア・・・・と言うか、あまりにも強引なチカラ技が痛快ですね。

ニュー潮風の人気に翻弄されるマスコミ/世間。
その秘密を守り通すべく奔走する凸凹トリオ、小林・太田・長井のドタバタ。
更には、ニュー潮風に恋してしまう女子大生まで現れます。

世間のフィーバーぶりに対して、我関せずの自然体を貫くのはニュー潮風の中の人 = 鈴木老人(ミッキー・カーチス)だけなのか。 いやいや、この爺さんだってニュー潮風の人気に便乗して、近頃すっかり疎遠になっている娘一家にモテようと画策する始末。
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
ニュー潮風(なんだか洗濯機みたいな名前!)のデザイン(懐かしい昭和の、白物家電のイメージ)が素敵です。
なんたってコイツ、今時ボディが金属製なんですよ。(笑) プラスチックが多用される以前の、昔の家電製品らしさ全開です。 しかも、白い塗装があちこち剥げちょろけていたりして、オツカレサマ感がすごい。

        ▽▲▽▲▽▲

不本意ながら、二足歩行ロボットの開発担当となった三人(濱田岳、川合正悟、川島潤哉)。 ギャグもシリアスもそれなりにこなして見せますけれど、若干腰が引けているというか、イマイチ印象が薄いですかねぇ。

一方、ロボットに夢中の女子大生(吉高由里子)は演技力が見事。 中々の才能とお見受けします。

反骨精神旺盛な鈴木老人(ミッキー・カーチス)。 見栄っ張りで、強欲で、そのうえスケベ! ヘタレ気味の若者らを叱咤激励するとかではなしに、あくまで自分の欲望に忠実な年寄りって言う設定がイイです。
今は第一線を退いての隠居暮らしですけれど、しかし家族や世の中から必要とされなく事を、決して良しとしない。 ロックの魂健在ってところです!
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
それにしてもこの映画。 なんだかイマイチ色調が冴えないんですよね。 それに合せるかのように、全体的な印象も幾分暗いという気がします。(それはそれで、味わいなのかもしれませんけれど)

映画のストーリーが、ニュー潮風の秘密を隠し通せるかどうかという一点を中心に廻っていて、そのため誤魔化し通すことへの後ろめたさみたいなモンが付いて廻るからでしょうか。
私がこれまで観て来た他の矢口作品のような明るさ/前向きさが無いんです。

映画の中盤、ロボット界の時の人として理工系大学へ講演に招かれた木村電気の三人。
講堂に集った学生らの、ロボットに寄せる情熱に当てられた三人が、本当の(着ぐるみではない)ロボット開発を再開させるシーンがとっても好かったです。
この辺りを更に膨らませたら、あるいは、もう少し前向きで明るいイメージの映画になっていたかも、なんて色々と妄想してしまいました。
 
 

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Comments

ミッキーカーチス、不思議なキャラクターでしぶとく業界に生き残っていますね。
ミーハーバリバリ当時、彼の全盛時代を日劇で観たことのある私、応援の気持ちを持っていますcoldsweats01

Posted by: おキヨ | February 01, 2015 at 12:27 PM

かつて日劇ウエスタンカーニバルが今時のアイドルを凌ぐ大人気を博していたこと。 若き日のミッキー・カーチスさんもその一員だったことなど、私もかねて聞き及んではいましたけれど、おキヨさんもご覧になっていたとは!(^ァ^)

映画のエンディングで流れるスティクスの名曲「ミスター・ロボット」。 ミッキー・カーチスさんが、<五十嵐信次郎とシルバー人材センター>名義で熱唱してくれます。(^ァ^)

https://www.youtube.com/watch?v=leq5chTC6Wo
 カッコいいぞ!(^ァ^)

Posted by: もとよし | February 01, 2015 at 01:36 PM

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