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July 23, 2014

小説:探偵ガリレオ

 
 
    東野圭吾 著
 
 
      1998年  文藝春秋
 
 
 
        第一章:燃える
        第二章:転写る
        第三章:壊死る
        第四章:爆ぜる
        第五章:離脱る
 
 
当代きっての人気作家によるシリーズの第一作目。 期待しつつ読み始めました。
 
物理学者の主人公と、学生時代からの友人である刑事とのコンビが、警察では解明出来ない不可思議な事件に挑むという趣向で、物理学者ならではの知識と思考で謎を解くってところがユニークですね。
 
著者は理系の作家を標榜している(Wikipediaの「探偵ガリレオ」から)ようです。
ならば、本書も理系ならではのミステリーに仕上がっているかというと・・・・そうかなぁ。 私は、ちょっとばかり懐疑的です。 こういうのを理系と呼ぶのはどうかと。
 
なにしろ探偵役の物理学者が、情理のバランスの取れた常識人過ぎて、どうにも物足りません。
どうせなら、読んでいるこちら(そしてワトソン役の草薙刑事)が思わず引いてしまうくらいの変人ぶり/非情・冷徹な論理的思考の持ち主であったりすればオモシロイのに。 なんて想ってしまいます。
 
例えば今、私がハマっている海道尊さんの<田口&白鳥シリーズ>。
こちらは毎度、根っからの常識人・田口医師が、ロジカル・モンスター白鳥調査官の放つ言動/理屈に振り回されるのがオモシロく、またそれがお話しの展開につながるわけです。
海道作品の方が余程、理系のミステリと言えそうですね。
 
収録の五篇はいずれもサラリと読み易く、重たいところが少しもありません。 まァその分、読後の満足度はいまひとつでしたけれど。
 
手軽に愉しめはしたけれど、でも、いささか歯応えの足らなかった一作目。
シリーズの続きを、更に読み進めようかどうしようか。 ちと思案中です。
 
 

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Comments

東野圭吾の作品は私も2,3冊読んでいます。
〔容疑者Xの献身・・・だったかな、題名合ってますか?〕の他○笑小説を2冊ほど。。。面白かったという記憶があります。数年前に東野圭吾の作品は書店に入ると嫌でも目につくところに置いてありましたものね。。。

作家業も売れてくるほどに出来不出来がはっきりわかるようになりますね。

Posted by: おキヨ | July 23, 2014 at 11:23 AM

>おキヨさん
 
今回は、人気作家による人気シリーズの第一作目ということで、いささか期待し過ぎたかもしれませんね。(^^;
著者のエンジンが掛かるのは、この後の作品からでしょうか。
 
「容疑者Xの献身」は、「探偵ガリレオ」に続くシリーズの一冊として書かれたようですね。 直木賞もこれで獲ったのだとか。 なんだか、読みたくなって来ました。(^ァ^) このシリーズ、もう少し付き合ってみるとしますか。(笑)

Posted by: もとよし | July 23, 2014 at 11:17 PM

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