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March 01, 2013

我が青春の石丸電気3号店

 
 
ネットを廻っていてたまさか知ったんですけれど。 秋葉原の石丸電気・・・・現在は家電量販店エディオンの傘下に入って、エディオン秋葉原本店と言うそうですけれど・・・・そのお店が、このほど閉店するのだそうで。
かつてはアキバの代表的な大型電気店であった、「電気のことなら石丸電気。石丸電気はアキ~ハバ~ラ」のあの石丸電気です。

一時期、石丸電気に度々通ったことのある私。
このニュースには、一方ならぬ感慨がありました。

        ▽▲▽▲▽▲

かつて、静岡から上京して来たばかりの私が、まず最初に敢行したことのひとつが秋葉原詣ででした。
アキバと言っても、オタクも萌えも、パソコン/コンピュータすら未だない、(古き好き!)電気街の頃のお話しです。

やがて、秋葉原の石丸電気には、輸入盤クラシックのLPレコードが豊富に取り揃えられていることを知った私。
石丸電気の3号店を訪れるわけですが・・・・
そのクラシック専門フロアに初めて立ち入った折りの、私の、コーフンと来たら、もう!

なにしろ、生まれて初めて目にする大量の輸入盤LPの数々。 しかも、その全てがクラシックです。
それまで、クラシックのLPと言えばレコード店の片隅に申し訳程度、寂しく積まれている状況しか知らずにいた私とって、これはもう、宝の山を発見したようなモンです。
東京はスゴイって、心底想った瞬間でした。

今でも想い出すことが出来ます。
クラシックのフロアに足を踏み入れる度、私を迎えた、むせ返るようなビニールの匂い。
それは即ち、当時憧れてやまなかったのクラシックの本場、欧米を象徴する香りでした。

レコード棚にびっしりと詰め込まれた、途方もない数の欧米直輸入盤LP。
そこに収録されている、当時国内では一般的でなかったマイナーレーベル/楽曲/演奏家の数々の魅惑。
LPレコードの盤質やジャケットの体裁も、国内盤とは明らかに違っていて、そんな処にも一々シビレタんです。
私にとって、正しく聖地でした。

爾来、ここへは何度もなんども通い詰めて、レコード・コレクター(という程の者でもなかったンですけれど)への路を歩んだわけです。

我が青春の想い出。
石丸電気3号店のお話しでした。
  
  

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Comments

こんにちは~

 青春の思い出ですか~
懐かしい思い出は、宝物ですよね。
でもそのお店が無くなると言う現実、寂しい限りですよね・・・。
時は流れて人もお店もかわってしまうんですね。
ちょっとわたしも寂しくなりましたthink

Posted by: みい | March 02, 2013 at 11:38 AM

>みいさん

アキバの昔話であります。(笑)
一生懸命に通った石丸電気も、CDの時代になって以降はずっとご無沙汰していました。

私が最後に入ったのは2010年の5月のこと。 既に、レコードフロアはとうに移動、クラシック部門の売り場も縮小されていました。 これも、時代の流れですね。(^^ゞ

ともあれ、あの頃、自分がLP全盛期の文化/空気の一端を感じ取ることの出来たのは、今になってみると、とっても幸せだったと想いますね。(笑)

Posted by: もとよし | March 03, 2013 at 02:40 AM

あの〔イシマルデンキ〕が無くなる・・・というか今まで健在だったことのほうに驚いています。
秋葉原は私にとっても懐かしい場所。東京に住んでいた頃の住居と近かったので新居に揃えた電化製品のほとんどは秋葉原。何でも安く買えましたものね。。。と云ってももとよしさんよりさらに時代の旧い話です。coldsweats01
今秋葉原が現在のような街になるとは想像もできない頃の話です。。。

Posted by: おキヨ | March 03, 2013 at 12:29 PM

また昭和の香りが姿を消してしまうんですね
とっても残念です

わたしは最近、純喫茶店めぐりに凝っています
やはり昭和の雰囲気が好きなんですね( ̄ー ̄)ニヤリ

Posted by: クウ | March 03, 2013 at 12:48 PM

熱烈に共感!
私はLPよりCDになってからでしたが、
社会人になって6年間ほど地方勤務だった頃、
CDを買い集める経済的な余裕もできて、
東京への出張のたびに寄っては色々なCDを買い、
しかし中には買いそびれたまま入手できなくなって
しまった盤もあったりしました。
その後、タワーレコードなどもできましたが、
心の「聖地」と呼ぶべきは、やはり石丸電気だったと思います。

Posted by: Petrarca | March 03, 2013 at 04:01 PM

>おキヨさん

そうですね。 私も石丸電気のことは、すっかり意識から遠退いていました。(^^ゞ

アキバの電気街。 オーディオ好きの兄に連れられて訪れたのが最初でした。
スイッチやケーブル、半導体に真空管。
それぞれ専門分野の部品を商う、小さなパーツ屋さんを覗いて廻るのが、とにかく愉しかったですね。
ワクワクさせられる空間でした。(笑)

Posted by: もとよし | March 03, 2013 at 11:50 PM

>クウさん

正しく、昭和を象徴する電気屋さんの終焉であります。(詠嘆)

秋葉原駅傍のラジオセンター。 小さな電気部品屋さんがひしめきあう雑居ビルは、未だ健在のようですね。
かつては、アキバのそこいら中があんな感じだった筈。

秋葉原、神田、御茶ノ水。 あの界隈にはまだまだ昔からのお店、建築が残っていそうですね。
昭和の残り香、私も捜しにゆきたいです。(笑)

Posted by: もとよし | March 03, 2013 at 11:54 PM

>Petrarcaさん

Petrarcaさんも通われてましたか。(^ァ^)

私の場合、CDの時代に入ってからは、勤務地の関係で渋谷で買い求めることが多かったです。

今想い出しました!(^ァ^)
石丸電気では、輸入LPを買い求める際に、一枚一枚検盤をさせてくれました。

カウンターで手渡されるレコード盤を、表裏眺めて(素人なりに一生懸命(^^ゞ)キズや反りを確かめ、「はい、結構です」とか言ってたワタシ。(^^ゞ

あれは、今考えると儀式みたいなモンでしたね。(笑)
これも(今はなき)LP文化の一つでしょうか。

Posted by: もとよし | March 03, 2013 at 11:55 PM

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