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January 31, 2013

ワイルド7

 
 
ワイルド7
WILD7
 
 
 原作:望月三起也
 監督:羽住英一郎
 出演:瑛太 (飛葉大陸)
    椎名桔平 (セカイ)
    丸山隆平 (パイロウ)
    阿部力 (ソックス)
    宇梶剛士 (オヤブン)
    平山祐介(ヘボピー)
    松本実 (B・B・Q)
    中井貴一
    深田恭子
    吉田鋼太郎
 
 
      2011年    日本
 
 
 
悪を以って悪を討つ。 銃をとり、オートバイを駆る7人のアウトローたち。 それが元悪人たちからなる超法規的警察組織・通称ワイルド7(セブン)。

漫画家・望月三起也さんの代表作「ワイルド7」(1969~1970)については、連載の当事、兄の買い込んで来た週間少年キングに載っていたのを見て憶えています。

望月作品はどれもそうですけれど、このワイルド7も躍動的で垢抜けた絵柄と粋な雰囲気が、私は堪らなく好きでした。
但し、アクションはともかく、お話の内容については、好く判らなかったですねぇ。 きっと、その頃の自分には未だ難しかったんだと想います。
絵を眺めるばかりで、ストーリーまで追ってはいなかったんじゃあないかな。 台詞についての記憶とか、とんとありませんし。

ともあれ、7人の風貌や性格、そして経歴は様々。 それに操る銃やバイクまでがどれも個性的という設定は、子供心にもシビレましたね。
勿論あの当時の漫画ですから、今見ればメカ描写など随分と大雑把、粗雑な印象を拭えません。 全体的な絵柄も、今時のマンガと比べると余程ノンビリしているし。 でも、当事としては緻密で斬新な描写だったんでしょうね。

        ▽▲▽▲▽▲

2011年公開のこの映画「ワイルド7」は時代設定を現代に移し、満を持して実写映画化したものです。

往年の名作漫画の映画化。
こういうものは、あんまり期待しないが吉!
そう判っちゃあいる積もりなんですけれど、でも見ちゃいましたよ。

CGが使える今、大概のコトには驚かなくなっているわけですけれど、数多の情熱と才能、それから資金を注ぎ込んだあろう映像は、こちらの予想以上に愉しめました。

「ワイルド7」のコンセプト、今でも充分に通用するのが判りました
ワイルドの7人と、彼らを統べる草波との関係。 因果を含んだ間柄の生かされているのも好かったです。

演出やらストーリー的にアレな部分(!)は確かにありましたけれど、でも、こういうのは<愉しんだ者勝ち>ですからね! と言うか、積極的に愉しんでやれという姿勢で鑑賞に臨んだワタクシです。 ハイ。

とはいえ、役者については今ひとつ(登場人物が多いとはいえ)の感がありましたね。
アクション映画にはつきものの「ここは俺にまかせて先に行け!」な場面。 それがいちいちクドくってですね。 やり過ぎると台無しになるって見本です。
それから、乗り物と武器(どちらも男の子の大好物)はともかくとして、ワイルド7の制服(?)はカッコ悪し。
どうしてこんな風にしちゃったかなぁ? 原作のまんまで好かったのに。
 
 
 

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January 30, 2013

新年会

 
 
以前一緒であった人々との新年会がありました。
場所は、今回は千葉駅の傍にて。

このメンバーと会するのは本当に久しぶりのことですよ。
まぁ、全面的にこちらの都合で不義理を重ねて来ただけナンですけれど。
ともあれ、私にとっては2010年の忘年会以来の再会です。
皆さん、お元気そうで何より!

すっかりリラックスしてお酒を愉しみましたけれど、不思議とあんまり酔わない。
呑むにせよ喰うにせよ、年々摂る量が減っていってますからね。
宴席とはいってもホント、簡単なもんです。

各々の近況を語りあって、苦労(って言える程のモノではないかも。 ですけれど)は何も自分ばかりじゃあ無いと、改めて想い知る。
それだけでも、この日ここまで出て来た甲斐のあったというもの。
皆さんこんなに頑張ってる! 俺だってまだまだ・・・・ とか思うじゃあないですか。

近い内の再会を約して、気分好く家路に就きました。
 
 

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January 23, 2013

力士ふたたび

 
 
力士ふたたび
 
 
   須藤 靖貴著
 
 
       2011年   角川春樹事務所 
 
 
大相撲の世界の内幕を描いたハードボイルドです。

親方急死の真相を追う主人公、秋剛士は現役時代に十両まで上った元力士。
この、<元十両>ってところがポイントですね。
なにしろ番付が絶対的な意味を持つ大相撲社会です。
現役時代(実力はあっても、番付運に恵まれず)十両で終わった秋剛士が、犯人捜しのために元幕内や更には元横綱といった番付上位者たちと相対する。
言わば、負い目を抱えた立場での捜査を余儀なくされるという構図が、本書をガチなハードボイルドとして成り立たせている要因と見ました。

角界ならではの隠語や、親方・師弟や同輩との関係、更には年寄株を廻るスキャンダル。
随所に大相撲トリビアを散りばめつつ、相撲協会という一種の閉鎖社会と、その中にどっぷりと浸かって生きてゆく力士たちの(一般とはいささか異なる)常識について語られるのが興味深かったです。

元力士の主人公に相応しく、アクションシーンにも事欠きません。
とはいえ相撲の番付とは正直なもの。
自分よりも上位の者に立ち向かう際は(土俵の上と同様に)苦戦を余儀なくされます。
この小説、こと相撲シーンに関して<主人公補正>が一切施されていないところがイイですね。 著者の相撲愛を感じます。
が、幾らボコボコにやられようがそこは元力士。 滅法打たれ強いですぞ!

そんな訳で、中盤までは愉しめましたけれど、但し、終盤からラストにかけては、いささか性急&強引に過ぎて頂けません。 どうしてこうなったのかな。
なんか、不意にうっちゃりでも喰らった気分でした。
 
 

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January 19, 2013

茜浜名人寄席 Vol.36

 
 
茜浜名人寄席 Vol.36
 
 
  茜浜ホール
 
     平成二十五年一月十八日(金)
 
 
  落語  :柳家小袁冶
        古今亭ちよりん
        柳家花どん
 
 
  特別出演:和太鼓衆 雷夢
 
 
 
茜浜名人寄席というのは、その名前だけは聴き及んでいましたけれど、聴きに伺うのはこれが初めてでした。
この日の会も、ほんの数日前にクウさんのご紹介で知ったんです。
丁度うまい具合に都合が合いまして、これ幸いと出掛けた次第。

会場の茜浜ホールはJR新習志野駅の近くでした。
この付近、私は何度か訪れている筈ですけれど、こんな、落語の会にお誂え向きのホールがあったとは気付きませんでした。
 
 
和太鼓衆 雷夢
落語に先立って地元習志野で活躍する和太鼓グループの演奏がありました。
(私、邦楽には疎いのですが)明るくキビキビと、躍動的な演奏が終始素敵でした。
エネルギー。 気の昂ぶり。 なにより笑顔。
メンバーに女性が多いのと、年齢層が幅広いのが、音楽の(また視覚的にも)表現の幅広さに繋がっていそうです。
 
 
柳家花どん:出来心
初めて聴く前座さんで、花緑門下。
若さを前面に押し出した高座でした。
明朗闊達で、声にハリがあって(といって大げさに過ぎず)なかなか好感が持てます。 楽しみな前座さんですよ。
 
 
古今亭ちよりん:つる、 南京玉すだれ
かつて私は寄席で、未だ前座だった頃のちよりんさんを何度かお見掛けしています。
その後、私の足が寄席から遠退いている間に二つ目となって、今では現役バリバリの噺家さんですよ。
飄々とした「つる」。 話の内容を知っていても笑っちゃう。
噺の後は、余興として南京玉すだれを披露。 これには驚いたな。
華やかでキュート。
お客さまを舞台に引っ張り上げて、ちよりんワールドに巻き込む腕前も巧みです。
こういうタイプの噺家さんになっていたとは!
 
 
柳家小袁冶:ねずみ
仕事柄、日本全国を廻っている小袁冶師匠。 マクラは各地の方言についての話題から。
中でも東北地方の言葉の難解さ(!)について語り始めたので、さては「金明竹・東北弁Ver.」が始まるかと想ったけれど、そうはならなかった。

落ち着きと格調高さは、さすが真打の風格と納得させられます。
そんな「ねずみ」はしかし、意外とあっさりでしたね。
雷夢の演奏からここまで、ホットに盛り上がっていた会場ですから。 そこを鎮めて、じっくり聴かせたいという意図があったのかも。
こういうのも悪くない、と想いました。
 
 
アットホームで素敵な落語会。 満足して帰路に着きました。
それにしても寒いこと!
道端のそこかしこに、先日降った雪が融けきらずに残っていました。
客席の全員に、お土産として配られた使い捨てカイロ(感謝!)は、間違いなく皆さんの役に立った筈です。
 
 

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January 12, 2013

御慶

 
 
昨年の暮れからこっち、仕事方面が落ち着かない状況でして。 「問はず語り」もすっかり怠っておりましたけれど、あともう少しガンバレば抜け出せそうです。
ともあれ、西暦2013年も早や12日目となりました。
何を今更の感がありますけれど、皆様あけましておめでとうございます。


そういう中ですけれど、私も元旦の初詣に行って参りました。
やはり、イイもんですね。
今年のお参りは、例年よりも一層心に沁み入る心地がしました。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、静かな初詣を済ませた帰り路。
人気のない住宅街を独りぶらぶら歩いていた私の背後で、ドサッと物音がしました。
振り返ると、かなり年配の女性が路に倒れています!

駆け寄って声を掛けると、このご近所にお住まいのお年寄りで、杖を付いて独りで出て来られたとのこと。
幸い怪我はないけれど、でもお腹の具合が悪くって不安だと仰るので、このままお宅まで、手を引いて送ってゆく事にしました。

お正月早々、思いがけず路上で転んじまったことが余程ショックだったようですけれど、でも立ち直りが早くて好かったです。
陽気で、とっても話し好きな方なんです。
只、お話に夢中になって、その度に足が止まっちゃうのにはマイッタよ。

それに、話す内容にいささか脈絡がなくってですね。
「こないだ、この辺で自転車に乗ったオトコに追い掛けられたんだから・・・・・ホントだよ。 あれ、アンタだったんじゃないの?」(そんなぁ!)
おんなじような話題がグルグル循環するので、そりゃ何時までたっても会話が尽きませんって。(あのぉ、お腹が痛かったんじゃ?)
それに、上品で柔和なお年寄りと見えたのが、会話の途中でいきなり伝法な口調になったりもして一寸ビックリ。(この地域の特色なんでしょうか?)
とにかく話しが面白くって、お正月の人気のない路上、二人してギャハハと笑い合いながら歩きました。(何故だか私もハイになっております)

それでもやっとこさ、お宅まで辿り着きましたよ。
庭先に車が止まっているので、ご家族は帰って来ている筈と仰る。 ヨカッタ!
結局、転んだ現場からお宅まで(普通の速度で歩いて五~六分の距離)を、小一時間掛けて歩いたことになりますね。

一安心して、お宅の門前でお別れしました。
じゃあね。
再び自宅へと歩き始める私。
少し歩いて振り向くと、婆ちゃんこっちに手を振ってくれてる。
更に歩いて、また振り返る俺。 結局、すっかり見えなくなるまで手を振っていてくれたんです。

こんな、一風変わったお正月を過ごしておりました。
 
 
今年もよろしくお願い致します。
 
 


   2005年の元旦
 
   2006年の元旦
 
   2007年の元旦
 
   2008年の元旦
 
   2009年の元旦
 
   2010年の元旦
 
   2011年の元旦
 
   2012年の元旦
 
 

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