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December 05, 2012

NHK特集 シルクロード第2部

 
 
NHK特集 シルクロード 第2部
 
    << ローマへの道 >>
 
 
 
    NHK、中国中央電視台 (日中共同制作)
      放送:1983年4月4日~1984年9月3日
 
 
 ・パミールを越えて
 ・覇王の道
 ・秘境ラダック
 ・玄奘三蔵・天竺の旅
 ・炎熱・イラン南道
 ・砂漠とコーラン
 ・バグダッドの彼方へ
 ・湖底に消えた道 ~幻のイシククル湖に潜る~
 ・大草原をゆく
 ・はるかなる大宛 ~天馬を求めて~
 ・消えた隊商の民 ~ソグド商人を探す~
 ・草原の王都 ~サマルカンド・ブハラ~
 ・灼熱 黒砂漠 ~さいはての仏を求めて~
 ・絹と十字架 ~コーカサスを越えて~
 ・キャラバンは西へ ~再現・古代隊商の旅~
 ・騎馬の道はるか
 ・アジアの果て 絹の町
 ・すべての道はローマに通ず
 
 
 
NHK特集 シルクロードの第2部、「ローマへの道」(全18話)です。

中国領内を後にしたNHKシルクロード取材班は、パミール高原を越え、中央アジアを大横断して遂にローマへと達します。 今回もまた、途方もなく永い旅でした。

1980年代に製作されたこの番組。
取材班は(基本的に)往時の旅人/商人らが通ったであろうルートをトレースし、各地に今も息づく民族文化や遺跡を訪ねながら西へ西へと向かいます。
迫真の現地取材は、シルクロードの様子を伝えるに留まらず、かつてシルクロード上の要衝であった地域の、1970~80年代当時の姿を捉えた、貴重な映像資料となっています。

それにしても往時、交易のため長安(西安)を発した旅人/商人らが、果てしなく続く砂漠を遂に越え、パミールに一歩踏み入った時の印象は・・・・果たして、如何許りのものだったでしょう。
中国の黄土と、初めて眼にする草原や高山の雪景色とのギャップ。
それは、どんなにか衝撃的なものであったか。
こう書くのは、ディスプレイの前の私も又、第1部で見てきた中国の黄色い大地と、第2部に見る草の緑、山々を覆う雪の白さとの対比がもの凄く、只々溜め息をつくしかなかったからです。

そこは、生涯を馬と共に暮らす騎馬の民が住まう大地でした。
この「ローマへの旅」編中、随所に現れる騎馬民族の(もちろん馬上の)姿は、もうカッコイイに一言に尽きます! なにしろ、誰もが産まれながらの名騎手ときていますからね。

それから草原の夏のバザール。
今も昔も、シルクロードは様々な民族文化の十字路です。
様々な民族の老若男女が入り混じって、各々商売に励み、飲み、喰い、喋り(様々な言語で)着飾って(各々の民族衣装で)夏の一日を愉しむ人々。

イスラム圏に属する諸民族文化の、私などこれまであまり知ることのなかった多彩さよ。
壮麗なイスラムのモスク。 そして蒼空に映える蒼いタイル。
その歴史は・・・・しかし、凄惨なことがらが少なくなかったようですね。
いろいろな文化が興っては、滅び、焼き尽くされて来ました。
けれども、二十世紀の子孫たちは平和で慎ましく、その眼差しも至極穏やかです。

当時、長安を出発した文物が、どれほどの年月と人々(それぞれが異なる民族/風習/言語の)によりリレーされてローマに至ったことか。
そのスケールの壮大さ(そして中身の雑多なこと)たるや・・・・私など、気が遠く成りそうです。

長安から発してローマへと至るシルクロードの旅。
「絲綢之路」と「ローマへの道」、2部に渡るシルクロードの映像記録は、1970~80年代当時のNHKによる意欲的かつ果敢な取材の精華です。

二十一世紀初頭の現在、旅の途中で出会った見知らぬ国々、少数民族の暮らしは・・・・果たして、どのようになっていることでしょう。
只々、その幸を祈るばかりです。
 
 
 
   NHK特集 シルクロード 第1部  << 絲綢之路 >>
  
 

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Comments

私もシルクロード番組は大好きです。人間の文明の過程と歴史を知ることができるこれ以上はない取材番組でしたね。こういう丁寧な取材はNHKならではです。
アーカイブで放送されているんでしょうか?ならまた観たいですね。

シルクロードの発掘品を集めた本を持っていますが、これを見ると純粋で格調高い芸術はこの時代がピークではなかったかと思わせるものがあります。

喜多郎の音楽も懐かしいですね。

Posted by: おキヨ | December 08, 2012 at 11:31 AM

>おキヨさん

とっても幸運なことに、図書館のAVライブラリーにNHKシルクロード第1部「絲綢之路」(全12話)と第2部「ローマへの道」(全18話)のDVDが揃っておりました。(^ァ^)
それを次々に借りて来て(DVD1枚に2話を収録)は鑑賞、を繰り返しまして。 とうとう全編を(長安からローマまで、長~い旅でした)愉しむ事が出来ました。


>シルクロードの発掘品を集めた本を持っていますが、これを見ると純粋で格調高い芸術はこの時代がピークではなかったかと思わせるものがあります。

東西の文化の混ざり合うシルクロード。
番組の中でも、往時の美術作品から生活丁度品に至るまで、盛んに取り上げられていました。
現存する(とは言っても、30年以上も前の映像ですけれど)少数民族の風貌や衣装も、すばらしく魅力的ですね。

Posted by: もとよし | December 09, 2012 at 09:45 PM

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