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September 27, 2012

お風呂の修理

 
 
拙宅のお風呂が故障してしまいました。
こういう、日常当たり前にお世話になっているモノが突然使えなくなるってのは、ホントに困りものですね。

ダイヤル式で、ぐるっと廻してふろがまに点火させる、「器具栓つまみ」と呼ばれる部分が、しばらく前から調子悪くってですね。
先日とうとう故障! 廻そうとしても、固まっちゃってウンともスンとも言わなくなってしまいました。
さて、こいつは困ったゾ。

ガス屋さんに連絡して、2度見に来てもらって、本日は3度目の訪問。(結構手間の掛かりますこと)
なにせ扱うモノがガスですから、そこはクレグレモ慎重に、ということなんでしょうね。

故障といっても器具栓つまみのトラブルですから、パネルを開けて問題箇所の部品だけ交換すればOKなんじゃないの?、などと高を括っていたんですけれど、ふろがまの全体の交換ということと相成りました。

業者の方が、これまで使って来たふろがまのガス接続口、給排気系、循環口などをどんどんバラしていって、遂にふろがま本体を撤去。 こんなに簡単に外せちゃうモンなんだ、と関心しきりの私であります。

そして、新しいふろがま登場。
これまで使っていた型(旧い!)はもう取り扱っていなくて、代替品として現行の製品を持って来て貰いました。
細部のデザインは異なるものの、外形寸法は同じなので、元あった場所にスッポリと。
所要時間は・・・・2時間半くらい掛けていましたね。 業者のお兄さん、お疲れさまでした!

新しくなったふろがま。
機能的にはさほどの変化もないんですけれど、それでも新製品に取り替えたみたいなもんですから、とにかく気分がイイですね。 お風呂が使えず不自由した、ここ数日来の不機嫌も(現金なことに!)吹っ飛びました。
 
 

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September 20, 2012

チーム・バチスタの栄光

 
 
チーム・バチスタの栄光
 
 
    海堂尊
 
      2006年  宝島社
 
 
 
題名に惹かれるものがありまして、手に取ってみました。
最先端医療に取り組む大学病院という、いわば理系の牙城を舞台としたミステリーです。

「バチスタ」というのは、心臓移植の代替医療として行われるバチスタ手術のこと。
題名にもなっているチーム・バチスタとは、極めて難しいとされるこの手術に取り組んで常に成功、連戦連勝の快進撃を続けて来た手術チームに寄せられた愛称です。

ストーリーの大部分は病院内部で進行しますし、登場人物も、そのほとんどが医師をはじめとする病院関係者たち。
私なんぞまるで縁のない医療の世界を描くこの小説は、それだけにイロイロと興味深いトリビア(医療のプロたちの仕事ぶりと、抱える問題点など)が随所に差し挟まれていて、ミステリーの謎解きとはまた別に、興味深い記述が多々ありました。

探偵(というかワトソン)役を勤める主人公もまた医師なんですけれど、大学病院内の苛烈な出世競争から独り背を向け、本流からは少し外れたポジションに収まっています。
いささかシニカルな性格ではありますけれど、しかし病院内の(生き馬の目を抜く)面々(院長はじめ同僚の医師、そしてチーム・バチスタの面々)と比べれば、至ってフツーの「常識人」として見ることも出来そうです。

それから、お話しの途中から参入する、もう一人の迷探偵。 こいつがまたスコブルつきの変な奴でした。
大学病院という理系の牙城にあって、なお周囲を呆れさせ、煙に巻く程の超・論理的思考の持ち主であり実践者。 人呼んで、ロジカルモンスター。 キャラが立ってますよ。 以前に読んだ「空中ブランコ」の伊良部先生を想い出しました。
なにより、その奇行(!)で医師たちを煙に巻いて歩くのが痛快。

このミステリー。 読み終えてみれば、謎解きとしては意外にアッサリでしたけれど、でも物足りなさは微塵も感じませんでした。
大学病院内の人間描写が秀逸で、オモシロくって、なにより医療関連の豊富なトリビアがとっても興味深かったですから。
 
 

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September 01, 2012

少年計数機

 
 
少年計数機
 
  ~池袋ウエストゲートパークⅡ~
 
 
    石田衣良
 
      2000年   文春文庫
 
 
       「妖精の庭」
       「少年計数機」
       「銀十字」
       「水の中の目」
 
 
石田衣良さんの池袋ウエストゲートパーク、その2巻目。
前巻の「池袋ウエストゲートパーク」がとっても好かったですから、かなり期待して読み始めたんですけれど、まったく裏切られることはなかったです。
 
「池袋ウエストゲートパーク」において著者の打ち立てた作風、世界観はこの巻でも健在。
相も変わらず池袋の西口公園が中心なんですね。 この辺り、著者の石田さんも、主人公のマコトも、オノレのフィールドをしっかりと守って、いささかもゆるぎがありません。

マコトのクラシック好き(舞台が東京芸術劇場のお膝元にあたるからなのかどうか)という設定。 これがユニークだし、また効果的です。
暴力と風俗の街池袋(あくまで作中の設定として)の中心に住まう主人公が、凄惨な暴力事件を追う合間に耳傾ける音楽がクラシック。 それもバッハと、近現代の音楽をメインに愛聴というのが、なんか妙にリアルで、なによりクールじゃないですか。

話しの方は、相変わらず登場人物のキャラ造りの巧みさで読ませます。
この辺り、著者の、登場人物ひとりひとり(端役に至るまで)に対する慈しみを感じますね。
池袋という魔窟に棲息する(どこかが壊れた)寂しきマイノリティたち。

前巻に比べて、少しだけ大人になった感のあるマコト。
彼の視点も、従来のボーイズとしての立場から大人の側へと徐々にシフトして来ているようで、ここへ来て話しにドンドンと奥行きが出始めている気がします。
 
 
 
   「池袋ウエストゲートパーク」 (シリーズ一作目)
 
 

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