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July 16, 2012

ああ、堂々の自衛隊

 
 
ああ、堂々の自衛隊
 
   --- PKO従軍奮戦記 ---
 
 
  宮嶋茂樹 (著)
  勝谷誠彦 (構成)
 
 
     1993年   クレスト社
 
 
以前に読んだ「不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス」。 これがなかなかケッサクな内容で楽しめました。 で、宮嶋さん他にはどんな本を書いているのかと想い、図書館で捜し当てたのがこの本です。

「不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス」で宮嶋さんの参加した第38次南極観測隊(1996年)よりも3年前のこと。 宮嶋さんは、国際連合平和維持活動(PKO)の一環としてカンボジアへ派遣された自衛隊へ同行取材しました。

コトの現場に(後先ロクに考えもせず!)飛び込んで、体当たり取材を敢行してのける無手勝流なスタイルはカンボジアでも同様。
不肖・宮嶋のルポタージュ作品としては、これがもっとも初期の仕事ということになるのでしょうか。
あのケッサクな文体。 壮士ぶって矢鱈滅多らと仰々しい物言いも、この時点で既に確立していたんですね。
現場目線でPKOを見詰めた結果、大手マスコミの報道とは一線を画したルポに仕上がっています。

さて、本書はPKO関連書籍ということになるんでしょうけれど、当時の政治的背景などについては殆ど触れられていないですね。
それよりも、派遣される自衛隊員らの、輸送艦に乗り込み慣れぬ外洋の荒波に揉まれながら海路カンボジアへと向かう姿。 それから、カンボジアの酷暑に耐えつつ進められた道路工事(現地での主たる任務がこれ)、タケオ基地での暮らしぶり(そしてそれを追い駆けるフリーカメラマンのズッコケ取材ぶり)などなどをコミカルに描いています。

人間観察やシモネタ系への飽くなき好奇心、そしてなにより反骨精神に満ち満ちた記事のオモシロさは南極観測隊の取材時と同様。 不肖・宮嶋、(世界中どこへ行こうと)健在でした。
兎にも角にも現場の空気感。 なによりそれが、濃厚に伝わって来る一冊です。
 
 

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