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August 17, 2011

ファインディング・ニモ

 
 
ファインディング・ニモ
Finding Nemo
 
 
 監督:アンドリュー・スタントン
     リー・アンクリッチ
 
      2003年  アメリカ
 
 
 
あんまり暑いんで、涼しげな水もの映画でもひとつ。

人間に連れ去られた我が子を救うべく大海原を旅するカクレクマノミのマーリンと、その息子ニモの冒険物語!
2003年公開のフルCGアニメです。

お魚の世界を擬人化したお話し(物語り、マンガ/アニメ)とくれば、古今東西枚挙にいとまのないところですけれど、この映画は3次元コンピュータグラフィックスを駆使して、極めて上質のアニメに仕上げているところが画期的です。
とは言え日々進化を続けているCGの世界。 2003年の映像を今見て果たしてどうか、なんて少し案じたのですけれど・・・・まったくの杞憂に終わりました。

        ▽▲▽▲▽▲

なにしろフルCGの映像が綺麗なんです。 ホント、溜め息が出るくらい!

オーストラリアの珊瑚礁、その海中は極彩色で生き物たちの楽園。 アッチの人は海の中 ~ お魚の世界っていうとこんな、熱帯魚ショップの水槽の中みたいなイメージなんですかねぇ。 とにかく綺麗で、見飽きるってことがありません。

海上から差し込む光線の揺らぎ。 海水のたゆたい。 泡の躍動。 波の動きにつれ、揺れ動く海草。 海面の煌めきは、文字通りの金波銀波です。
ともあれ、CG化によって得られた海中(海上/空中/陸上も含め)シーンの、実写と見まごうばかりのリアル描写!

それから演出の巧みさ。
アイデア天こ盛りにして、これでもかこれでもかと、手を換え品を換え次々現れるシーンの愉しさ!
素人故、好くは判らないのですけれど、CGを存分に使いこなした結果としての、スピード感溢れる演出かと想います。

好いものは、古臭くはならない。 これ真理也、ですね。

        ▽▲▽▲▽▲

海中の描写は溜め息が出るくらい綺麗ですけれど、その代わり危険もイッパイ。
我が子に世の中(海中)の危険さを教える父。 その用心深い、守りの姿勢に反発する恐れ知らず/世間知らずの息子・・・・という、これは陸の(人間の)ドラマにも共通するテーマですよね。

CGによる描画がリアルなだけに、あわや大きな魚に喰われそうに、というシーンは本当にコワイです!
一瞬の油断もならない生存競争の世界。 子供向け/ファミリー向け映画ながら、なかなかシビアな世界観をもった作品です。

主人公のマーリン、ニモ親子はカクレクマノミ。 生態系の中にあっては捕食される側です。
こういった弱肉強食の設定は、動物を主人公としたドラマとしては珍しくもないですけれど、但しこの映画ではそれが想いっきりシビアなことに。
マーリンとその仲間たちは、終始徹底して<喰われる側>として描かれます。

        ▽▲▽▲▽▲

珊瑚礁に棲む一尾の小魚が、シドニーの歯科医院に置かれた水槽で飼われている我が子を救い出すという、ある意味気宇壮大なストーリー。

登場するキャラや背景がデフォルメされ切った(昔ながらの)アニメ/マンガ映画ならば、画面の中で何が起ころうと、そう驚きゃしませんけれど、でも背景の描写や演出が(時に実写とみがまうばかりに)リアルなだけに、その救出行は途方もない、絶対実現不可能な難事業と想えて来るわけですね。
そんな不可能を可能にしてしまう原動力は、父の意思と行動力、そして息子の(父親譲りの)頑張り。
弱いもの(捕食される側)同士が力を結集して、難事業を成し遂げてしまう痛快さ!

アニメ、お魚のマンガと想ってノンビリ構えずに観ていたのが、いつしかマジに入れこんでしまい、ワクワクして見入っている自分が居ました。 ヴィジュアル的にはもちろん、ストーリー的にも十分堪能出来た映画であります。
 
 

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Comments

こんばんは!
 あ・このアニメ、観ましたよ~
忘れかけてましたが、もとよしさんの記事で思い出しました。
わたしも、このアニメ、引き込まれてしまいました。
確かに映像がきれいだったし、ストーリーもよかったですね。
暑さをしばし忘れさせてくれましたか?

Posted by: みい | August 19, 2011 at 11:01 PM

>みいさん

みいさんもご覧になってましたか~。(^ァ^)

海の中っていうと未だに浦島太郎や「およげたいやきくん」のイメージが抜けない(^^ゞ私にとって、画期的な映像と演出でした。
お魚のキャラクターデザインも、如何にも欧米らしい感覚で描かれていて面白いですね。
おかげ様で、涼しくスカッとした気分になれました。(^ァ^)

Posted by: もとよし | August 20, 2011 at 06:44 PM

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