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April 08, 2011

時をかける少女 (アニメ版)

 
 
時をかける少女 (アニメ版)
The Girl Who Leapt Through Time
跳躍!時空少女
 
 
  監督:細田守
  原作:筒井康隆
  キャラクターデザイン:貞本義行
  出演:仲里依紗(声:真琴)
 
 
     2006年   日本
 
 
原作は筒井康隆さんのジュブナイル(1967年)。 私はこれを、中学生の頃に読んだ記憶があります。
そして当時、NHKでテレビドラマ化されたんですよね。 これって観たんだっけ? まるで憶えていないんだなぁ。
と言いつつ小説の内容だって、実のところあんまり憶えては・・・・
 
原田知世さんの主演で映画になったのは80年代。 私、こちらは今に至るまで見ていないんですね。
思えば、私はアイドルとか、当時の角川映画とか、兎角ファッショナブルな世界を避けて廻っていた偏屈な少年でありました。
 
さて本作、劇場用アニメ版「時をかける少女」は2006年の製作。
私としては幾星霜を経ての再会(!)になるわけですけれど、モトの小説を殆ど憶えていないだけに、違和感は(ヒロインのスカートの短さを除いては!)まるでありませんでしたとさ。 はは。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
主人公・真琴は高2の女の子。 素直で飾り気のない楽天的な性格で、ことさら女らしく振る舞おうとかしないのです。(真琴役の声優・仲里依紗さんのフレッシュさ、そして貞本義行さんのキャラクターデザインも相まって、余計にそう感じさせられます)

そんな真琴にはボーイフレンドが二人。
一人はワイルドな風貌に勝手気儘なたちの千昭、もう一方は医師を目指す堅物クンの功介。
いつも三人仲良くつるんで、まったり野球ごっこ(?)やカラオケとか愉しむ毎日です。 好いなぁ~。
 
真琴的にはどちらも好い友人で、恋人未満な今の関係が心地好く、ずうっとこのまんまで居たいな、なんて想っている。
いい歳のオッサン視聴者である私はこの人物配置を、当世風若者像として愉しんで見たることが出来ましたけれど、しかし硬軟対象的キャラのボーフレンド二人いるって、もはやリア充に過ぎる設定、果たして(映画のターゲットたる)同世代の若者らには共感を得られたんでしょうか?
まぁ、好いンですけれどネ。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
ストーリーの方は、タイムトラベルものSFの愉しさが全開です!
あるきっかけから、時間を移動する不思議なチカラを手にした真琴の行動と、その選択。
時間移動に伴う細かい矛盾やギモン(?)についちゃ・・・・・この際眼を瞑っときましょう!
タイムものって、マジに考えはじめるとアタマ痛くなるばかりだからねぇ。
 
端正な日常の描画がまた好いんですね。 校舎、放課後の街並み、夏の空に入道雲。
現代の日本情緒を高いクオリティで表現している、これは極めて良質のアニメと想います。
 
時間を行き来するヒロインの心模様を象徴するかのように、BGMとして「ゴルトベルク変奏曲」を使う上手さ。(途中、点景として差し挟まれる、音楽室のピアノで「ゴルトベルク変奏曲」を弾く生徒らの姿・・・・男の子(彼、絶対グールドにかぶれてる!)たち同士で弾き興じるって図が如何にもスノッブぽくて好いんだよね)
 
さて、真琴が何かと頼りにしている魔女おばさんこと芳山和子さんは、原作のヒロインの「その後」らしいことが示唆されており、どうやら本作はオリジナルのストーリーとリンクしている様子。 あまりにも懐かしい巡り会いに、オールドファンとして感慨無量なのであります。
 
 

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