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October 21, 2010

風林火山 (1969)

 
 
風林火山
Samurai Banners
 
 
 監督:稲垣浩
 原作:井上靖著 「風林火山」
 音楽:佐藤勝
 出演:三船敏郎  :山本勘助
    中村錦之助 :武田信玄(晴信)
    佐久間良子 :由布姫
    石原裕次郎 :上杉謙信
    中村翫右衛門:板垣信方
    中村賀津雄 :板垣信里
    志村喬   :飯富虎昌
    田村正和  :武田信繁
    中村勘九郎(勘三郎):武田勝頼
    中村梅之助 :荻原弥右衛門(勘助の腹心)
    緒形拳   :畑中武平(勘助の槍持ち)
 
 
   1969年  日本
 
 
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「風林火山」のドラマといえば、なんといっても2007年のNHK大河ドラマの印象が鮮烈ですね。 内野聖陽さんの造り上げた山本勘助像があまりに素晴らしく、1969年のこの映画の方は鑑賞するのを躊躇していたのですけれど、もう随分と経ちましたしねぇ。 そろそろ見てみようかと。
 
それにしても、う~む。 重厚長大。
当時の大スターたちの競演で綴る一大戦国合戦絵巻です。

そのスター中のスター、山本勘助を演じる三船敏郎さんですけれど、とにかく貫禄十分。 その存在は、正に風林火山を体現していますね。
只、かつて黒澤映画で見せたような煌めきはもはや見られず。 ま、やむなしでしょうか。
それにしても、漆黒の具足に身を固めた三船勘助、その馬上のカッコよさよ!

若きカリスマ・武田信玄に中村錦之助さん。 ケレン味たっぷりの錦之助に貫禄のミフネ、二大スターがこの映画の空気を決定付けています。
勘助の槍もちを務める、緒形拳さん(お若い!)はコメディリリーフの儲け役。 これは好かった!
この他武田二十四将も、それぞれ有名どころが固めているようですけれど、誰が誰やら(高坂弾正など、省略されていたようです)特定出来ず、でした。 お恥ずかしい、というか、ちょっと悔しいゾ。

とにかくストーリーがサクサク進むので、見ていて小気味好いです。
只、信玄関連の戦国史を知識として持っていないと、ワケが判んないかもしれませんね。

戦場をはじめとする群集シーンは、とにかく豪華で見応え十分!
この行列、いったい何処まで続くんだぁ?! とばかり、呆れるくらい大勢の人馬を揃えた武田騎馬軍団、その堂々の進軍風景や、川中島の戦いをはじめ合戦シーンの数々など、豪華絢爛にして見所も豊富。 今時の大河ドラマなど、この点敵ではありませんなぁ。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
映画の序盤、一介の牢人であった山本勘助が、武田家に売り込みを掛けるくだりがあります。
躑躅ヶ崎館にて、武田晴信はじめ重臣一同の居並ぶ中、戦国大名家数ある内から敢えて武田を選んだ、その「志望動機」を問われる勘助。
 
 
武田晴信 「なに、(甲斐に)足りぬもの?」
山本勘助 「この国(甲斐)には広く、大きな海がござりませぬ」
武田晴信 「では、そんな山国の武田に、なぜ随身する気になった?」
山本勘助 「海はなくとも、この武田には、(勘助が)好きで好きでどうにも堪まらぬものがござります」
武田晴信 「ほう。 それは一体なんだ」
山本勘助 「疾きこと風の如く、 徐かなること林の如く、 侵略すること火の如く、 動かざること山の如し。   風林火山。   ご当家の、あの旗」
 
 
御社の社訓に惚れましたってワケですかい!!
このテ、就活で使えそうですねぇ!
  
         ▽▲▽▲▽▲
 
演出など、いろいろと大味なところもあったりしますけれど、スター/名優総出演の超大作として、また往時の映画界に想いを馳せつつ、じっくりと(結構長いですし)愉しむことの出来る映画です。
 
 

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October 11, 2010

サッカー国際親善試合:日本VSアルゼンチン

 
 
  サッカー国際親善試合
     日本代表 対 アルゼンチン代表
        2010年10月8日    埼玉スタジアム
 
 
サッカーの試合中継とか、日頃殆ど見ない私ですけれど、こればっかりは別なのです。
今回は本当に偶然のタマタマ、丁度その時間ヒマにしていて、しかも目の前にテレビがありましたので。
試合の始めからお終いまで、しっかりと見てしまいましたよ。
えぇ、それだけの価値ある一戦でした!
なんたって強豪アルゼンチンを相手に1-0。 日本サッカー初の勝利です!

ことサッカーに関して、決して熱心とはいえない私。
その素人目から見て「それにしても、日本も上手くなったなぁ!」というのが、失礼ながら今度の試合の率直な感想です。

なにしろ、これまでに見て来た代表戦はといえば、どれもじれったい限りでしたからねぇ。
せっかくボールを奪っても、敵陣を前にしてパスを廻し合うばかり。
その間に敵チームは着々と防御配置を済ませてゆくワケですね。 で、準備完了した頃合をみて(?)、じゃ始めますかって感じで(おずおずと?)攻めに掛かる・・・・と素人目には映りました。 その様子がもう、なんとも歯痒くって。

それが今度の試合では、ボールを奪ったらすかさず、その場に絡んでいた数人のみで、躊躇いなく陣中深く攻め込んでゆく。
プレイのどこかどう変わったとか、私には好く判りませんけれど、とにかく、こうでなければと想わせられる展開。 見ていて頼もしかったです。

前半は特に快調でしたね。 後半になって、アルゼンチンが地力を見せ出したのか、それとも体力差か、かなり押され始めたように想います。

そして、後半も終わりが見えてきた頃になってゴールキーパーの負傷、そして交代。
激しく攻め立てられる日本ゴール・・・・これって、これまでに何度も見た気のする「いつものパターン」?
またぞろ試合終了直前にゴールを貰っちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ。

でも、お終いまで持ち堪えてくれました。
好かった、ヨカッタ!

こうなると、次の代表戦が俄然楽しみです!
 
 

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October 10, 2010

ゲゲゲの女房(連続テレビ小説人生初完走)

 
 
 原作:武良布枝著 「ゲゲゲの女房」より
 脚本:山本むつみ
 出演:松下奈緒
     向井理
 
 
先月のことになりますけれど、NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送を終了しました。
3月からスタートした全156回(26週)のこのドラマを私はずっと見続けていて、多分途中の一話だけ見逃している(痛恨!!)筈ながらも、とうとう完走ですよ。
想えば私、NHKの連続テレビ小説をキッチリと見たのって、これが初めてなんですね。

ドラマ後半は、大手週間少年漫画誌の連載が始まり(すなわちメジャーデビューが叶い)、売れっ子漫画家となった水木さんとその周辺、そして超多忙ぶりに翻弄される家族の姿を描くんですけれど、とにかく凄いハイペースで飛ばすとばす!
おそらくは、尺の関係でしょうか。 水木夫妻の半生記として、随分と長い年月を描いていますし・・・・ラストに至っては長女が成人していますからね。

現在のマンガカルチチャーの隆盛へと繋がる、週間マンガ誌全盛期を乗り切った漫画家たちの、あまりに壮絶な仕事ぶり。 若き漫画家のタマゴたちの情熱と不安、そして挫折。
伝説の漫画編集者や、大手漫画誌編集部(昭和のモーレツ社員たち!)の仕事ぶりの描写など、連続テレビ小説にあって意外とも言えるくらいマニアックに漫画史を描いていたのが痛快でした。

それにしても、後半は登場人物がどんどん増えていって、とにかく慌しいこと。(その一人ひとりが、また魅力なのですけれど)
ドラマ前半の貧乏時代。 どれだけ懸命に漫画を描いても一向に売れない水木さんの姿は、とにかく歯痒かったですけれど、その代わり時の流れなど余程のんびりとしていたなぁ。
とんでもなく貧しかったけれど、でも日々の暮らしそのものを愉しんでいた・・・・・功成り名を遂げた今、そんなあの頃が懐かしくてならない。
こういう気持ちを、ラストで熟年を迎えようとしている水木夫妻と共有することの出来たのが、なんだか不思議な気分でした。

最終回まで見終わった私。 イトツではないですけれど「もう終わったのか? あ~、面白かった」と言いたい気分なのでした。
今からでも、もう一度最初から見直したいくらいです。
 
 
  ゲゲゲの女房 (パート1・安来編)
 
  ゲゲゲの女房 (貸本漫画家時代)
 
 

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