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August 09, 2010

龍馬伝 第二部

 
  
 龍馬伝
   SEASON2
     RYOMA THE ADVENTURER
 
 
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」。 その第二部が終了しました。
放送の方は、もうとうに第三部に突入しているのですけれど、毎回録画したものを追っ掛け鑑賞している関係で、今頃になってようやく第二部のお終いまで見ることの出来た次第です。

第二部のあらましは、龍馬の脱藩から、その師勝麟太郎との出会いと海軍操練所創設、そして朋友武市半平太の死まで。
歴史ドラマ史上、幕末のヒーロー坂本龍馬を取り上げた作品は枚挙にいとまのないところですけれど、この龍馬伝では武市半平太とその周辺(特に人斬り以蔵)を取り分け入念に描いているのが特徴です。
一介の浪士坂本龍馬を、あの「坂本龍馬」へと成長せしめた上で武市半平太の存在は欠かせない、というのが製作者サイドの解釈なんでしょうね。

過激攘夷集団・土佐勤皇党とそれを率いた武市半平太の栄枯盛衰。
狂信的なまで大義と情熱・・・・勢いの付いて、もはや歯止めの利かなくなっているダーク武市。 そして以蔵の悲劇。
一方で龍馬らは海軍造りに奔走!
全国から勝塾、海軍操練所へと集まった若き志士たちの訓練風景など、土佐勤皇党とは対象的な明るさ、愉しさです。
この辺り、両集団を描く上でのコントラストがとても見事ですね。

それから勝麟太郎(海舟)。
龍馬伝では武田鉄也さんが演じます。
そもそも我々は武田さんの龍馬伝道士ぶりをずっとずっと昔っから、それこそいろんなメディアを通じてよ~く知っているワケですよね。
その武田鉄也がですよ。 半生を掛けて坂本龍馬を熱く語ってきたあの男が、今この歳になって勝海舟を演じ、龍馬を導いている。 惑い悩む龍馬に、彼の進むべき道を諭してやるんです。
この構図。 演じている武田さんの心中を想うと、見ているこちらが感無量になってしまいますね。
勝役の衣装を纏って熱演するも、「勝海舟」というよりは、やはり中の人「武田鉄也」を感じてしまって。 <若き坂本龍馬と対峙する武田鉄也の対話>に見えて来ちゃう。
もちろんこれは、ドラマの本筋とは別のところで、こっちが勝手に感激しちゃっているワケですけれど。
武田さんも既に龍馬の歳をとうに越えている今、持ち前の(若い頃からそうでしたよね)説教オヤジぶりは、この勝役を務めるためのものであったかと思わせられる、天晴れなハマリっぷりです。

第一部でほとほと感心させられた映像美も絶好調です。
光と影のコントラスト、視界のボケや揺らぎ・・・・毎シーンのように溜息が出ちゃいますよ。
どの回も演出で飽きさせずキャストも納得。 かつてない上質な歴史ドラマに仕上がっていると想います。
毎回が至福の45分間です。
 

  
 龍馬伝 SEASON1  RYOMA THE DREAMER
 
 

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