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April 16, 2010

ヴィドール:オルガン交響曲第5番

 
 
ヴィドール:オルガン交響曲第5番
 
ムソルグスキー:「展覧会の絵」より
           バーバ・ヤーガの小屋、
           キエフの大門
 
 
  ピエール=イーヴ・アスラン (Org)
  Pierre-Yves Asselin

  
     録音:1985年
         フランス、オルレアン聖十字架大聖堂
 
     DENON/COCO-70993
 
 
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このところオルガンに興味を持ち始めまして、上記のCDを聴いてみた次第。
作曲者のヴィドール(1844年~1937年)はフランスのオルガン奏者であり作曲家です。
今回聴いたのは、その代表作に数えられるオルガン交響曲の第5番。
オルガンにまったく疎い私。 こういったジャンルがあることすら知らずにいました。
 
音域・音量(そしてその存在感も)ともに圧倒的な楽器、パイプオルガン。
オルガン交響曲がどういった経緯から創られたのか、私は知らないのですけれど、例えばこの楽器を思いっ切りシンフォニックに鳴らしてみせたい。 そのポテンシャルを最大限駆使してみたい・・・・もっと言えば、独り占めしてやりたいという願いがあったとすれば、日頃この楽器との接点をまるで持たない私ですら大いに共感するところがありますね。 これほどの楽器を(例えば教会のそれであれば)宗教音楽で弾いているばかりでは、なにやらモッタイナイ気が・・・・
 
オルガン交響曲第5番は、はじめとても平明で穏やかな曲想の続く、意外なくらい耳に快い、とても優しい音楽。 けれど深みや豊かさといった面について言えばいささか物足りない・・・・と言うより、この曲はそもそもそういったところを目指してはいないのかなと想います。

曲はやがて楽章の進むにつれ次第に昂ぶりをみせ、動き/音量ともに激しさを増して(重低音もガツンとね)ゆきます。
こうなってくると、大聖堂で録音している故でしょう、残響が豊かな分、個々の音がかなり混濁してしまい、細やかなフレーズが聴き取り難い。 ちょっともどかしい気分になってしまいます。
 
とはいえ、録音現場(大聖堂)の響きというのが、本来こういった風なのでしょうね?(そうとハッキリ言ってのけられないのが情けないところです)
この辺り、オルガンという楽器を知らず、とりわけ、これまでナマの響きにはあまり接してこなかった私としては、大いに戸惑う部分なのです。
まあ、そういった自分の中のある種「違和感」を捕まえてやりたくて、こうして日頃手にすることのないオルガン・ソロのCDに耳傾けてみているわけですけれど。
 
華やかで明快な第五楽章。 聴きどころです。 ここだけ取り上げられることもあるそうな。
欧米では結婚式に使われることがあると、これはWikipediaで知りました。
確かに・・・・そこいら中シアワセのオーラが舞い踊ってますよ、この部分。
 
 
カップリングにはムソルグスキー「展覧会の絵」より「バーバ・ヤーガの小屋」と「キエフの大門」の二曲。
原曲をパイプオルガンで演奏という趣向のようです。
パイプオルガンで弾く分、パワー/ヴォリュームは十分ですけれど、とは言え聴き慣れたピアノに比べると、こちらはハッキリもたついて聴こえてしまうんですね。
これならばオケ版(なにせ、ラヴェル編曲なわけですし)を聴いた方が・・・・
 
 

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