« January 2010 | Main | March 2010 »

February 26, 2010

メン・イン・ブラック

  
 
 メン・イン・ブラック
 Men in Black
 
 
  監督:バリー・ソネンフェルド
  出演:トミー・リー・ジョーンズ
      ウィル・スミス
      ヴィンセント・ドノフリオ
      リンダ・フィオレンティーノ
  
        1997年 アメリカ
 
 
現代社会に偏在するフォークロアを差して言うところの「都市伝説」という言葉。 これが日常ごく普通に使われるようになって久しい気がします。
 
以下は米国でのお話しですけれど・・・・
例えば電子レンジなんかもそのひとつ。
日本では「電子レンジ」(「チン」でも通じますよね~)ですけれど、それが米国では「マイクロウェーブ」ですって。 家電製品にしちゃ、なんだかこう、科学的っていうかSFっぽい呼び名ですよね?
一体全体どんな仕掛けで中に入れたモノが暖まるの?ってことについて、好く知らないまま使っているのは私ばかりではないと想います。 実はアレって、宇宙人から技術供与を受けて造られたって知ってましたぁ?

その他、各地でUFOや宇宙人の目撃ニュースがあると、その直後にどこからともなく黒ずくめ(黒のスーツに帽子、黒メガネ)の謎の男たちが現れ、目撃者に警告(「あなたが見たモノについては他言無用に」とかの)を与えて廻ったりするって話もあります。 彼らを人呼んでメン・イン・ブラック。

         ▽▲▽▲▽▲

そんな、米国のトンデモな都市伝説を集めてSF・アクション&コメディに仕立てたのがこの映画です。
メン・イン・ブラック(MIB)は、ここでは人類に害なす宇宙人と戦う秘密組織だったという設定。 アメコミのノリですね。

粋でお洒落。 カッコよくて、だけどおバカ。
全編をダークな色彩感で貫いて、硬派な美学が一本スジを通しています。

MIBの敏腕エージェント、ベテランのK(トミー・リー・ジョーンズ)と駆け出しのJ(ウィル・スミス)の凸凹コンビが見せる掛け合いの愉しさ。
ヴィンセント・ドノフリオ(凶悪宇宙人役)の役者魂全開、天晴れな壊れっぷり。
その他、登場する数々のエイリアンはその特撮の巧みさ・・・・ばかりでなしに、見せ方の上手さに唸らせられますね。 やっぱりセンスが肝心です。

都市伝説も絡めたギャグの数々。 外国の作品にありがちなことですけれど、日本人には判らないネタ、ディープなネタ、字幕に収まり切らないギャグが沢山あるんでしょうね。 そこのところがスゴク口惜しい。

※ 因みに、グロいシーンや虫が苦手な方にとっては、ちょっと辛い映画かもしれません。

あっさりとして、クドクドしたところが少しもない。
始めからお終いまでキッチリと愉しませて貰って、見終えたらそれでお終い。
なんかこう江戸前の落語みたいな、滅法オモシロクってなんとも粋なSFです。
 
 

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 22, 2010

初心忘ルベカラズ

 
 
目下某試験に向けて、鋭意準備中のもとよしであります。
それにしても、自宅でやってると勉強ちっとも捗りませんねぇ。 はぁ。
いろいろと気が散るし、誘惑に事欠かないし・・・・あ、モチロン言い訳です。 はい。
私の場合、廻りあんまり静かだとかえってダメで、周囲が適度に活気付いているくらいが集中するのに最適なのかもです。

そこで今回は隣駅まで出向いて、その駅前の喫茶店内でお勉強ってコトに、戦法を切り換えることにしました。
まぁ、地元でやったって構わないんですけれどね。
でもこちらは、去年の今頃、やはり勉強する為に一時期通った地域。 いわば自分にとって、ある意味原点なんですね。
「あの頃」を想い出して、もひとつ頑張ってみっか。 という次第です。
果たして、結構集中することが出来て、まずは充実した時間を過ごせました。

初心忘ルベカラズ。
 
 

| | Comments (4) | TrackBack (0)

February 17, 2010

中濃をもって善しとす

 
 
ウスターソースとかの仲間で、中濃ソースってありますよね。
主に関東以北の食卓で愛用されているそうですから、あるいは西日本にお住まいの方はご存じないかもしれませんけれど。
かく言う私も、この中濃ソースを知ったのはさほど昔の話ではありません。

         ▽▲▽▲▽▲

大阪に生まれ、子供時代の多くを静岡で過ごし、その後関東へと引っ越して来て今日に至る私ですけれど、両親とも生粋の関西人であったお陰で、家庭内はそこだけ関西文化圏とでも言った趣。 その食卓もまた永らく関西風が保たれていました。
それでも、一家して関東の水に馴染んでゆく内、徐々にじょじょにではありますけれど、親たちは関東スタイルを取り入れていったという記憶があります。

そんな我が家の食卓に乗っていたソースはと言えば、それはウスターソース。 これしか在り得ませんでした。
ブランドはハッキリと覚えていないのですけれど、多分のオソラクでカゴメかデルモンテあたりだったような気がします。
あと、トンカツソースの存在も知ってはいましたけれど、あれは偶さかの外食、それこそレストランにでも連れて行って貰えた折に使うものという想い込みを抱えて育ちました。

そんな生い立ちのなか、やがて社会に出、独り立ちして出合ったのが中濃ソースです。
初めてその存在を認識したのは、一体いつ頃だったでしょう。 もはや覚えていませんけれど、ともあれ、これまでずっと手を出さずに来たものです。

         ▽▲▽▲▽▲

とかく食とは保守的になりがちなもの。 でも、そこは珍しいもの好きの私ですからね。 先日思い立って購入。 早速試してみることにしました

ウスターに比べれば薄味で、しかもあのサラリとした質感はなし。 またトンカツほど濃厚でも、また甘くもなし、と。 なるほど、これはウスターとトンカツの中間に位置するソースということか。
中庸を往くソースなんですね。 了解りょうかい。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
こうして好奇心が満たされたところで、ではこの中濃ソースをこれから愛用するかって言うと、ちと微妙です。
自分にはやはり、幼い頃から親しんで来たウスターソースが一番かなあ。
 
 

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 15, 2010

スウィングガールズ

 
 
 スウィングガールズ
 Swing Girls
 
  
   監督:矢口史靖
   出演:上野樹里
      貫地谷しほり
      本仮屋ユイカ
      豊島由佳梨
      平岡祐太
      竹中直人
 
         2004年  日本
 
 
この映画、かつて私は封切りの当日に見に行って、大満足して帰った覚えがあります。 それを今回は、DVDで久々の再見。
今こうして見直してみると、同じ矢口監督のウォーターボーイズと、どうしても比べてしまいますね。 映画の製作順でゆくと、これはあのウォーターボーイズの後の作品。
設定やら展開やら、ウォーターボーイズとの共通点を幾らも指摘できるんですけれど、これって要するに前作ウォーターボーイズの女子版というワケなんですね。
主役が男子から女子へと、テーマが男子高生シンクロナイズドスイミングから女子高生ビッグバンドへと交替するも、テンポ感の好さやギャグの切れは相変わらず。 こちらもまたハートウォーミングな映画です。

ウォーターボーイズではクライマックスのシンクロがお楽しみでしたけれど、こちらの方も最高のクライマックス、ビッグバンドの熱演が用意されています。
その演奏は吹き替えなどに頼らない、正真正銘彼女らのプレイ。
音楽の下地など殆ど持たない若手俳優たちが一から楽器を始めてビッグバンドの演奏を披露するという、いわば想いっきり高いハードルを自ら設定して、それを堂々正面突破してのけました。
ものごとを突き詰めていって、それをホンモノと言えるレベルまで持ってゆけば、自ずと感動へと到達する。 この方法論は、既にウォーターボーイズで実証されていますものね。

さらりと終えるラストシーンがまたイイのです。 全ての演奏を終えた主人公友子らの見せる、まことに満ち足りた表情。
それは例えば、コンクールなどに勝ち抜くわけでなく、またマスコミに取り上げられたり、ましてやスターになるでもなし。 ただその場その時、想いっきりプレイ出来たこと、そして満場の喝采を浴びたことへの感激。 それは彼女らにとって、忘れられない青春のひとコマのはず。 ウォーターボーイズでもそうでしたし。 青春&音楽モノとして、リンダリンダリンダのラストにも通じるものがありますね。

スウィングガールズの中核メンバーのうち三人(上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ)は、各々がNHKの連続テレビ小説で歴代ヒロインを務めました。 若い才能を見出した矢口監督の慧眼おそるべし。

愉しかったドラマのお終いを惜しむかのようなエンディングがまた好かった。 やっぱLOVEだね。
そして、舞台となった山形の地方色。 夏景色・冬景色。
楽器をオモチャにするシーン、あそこだけ残念だったなぁ。
久々に見返してあーやっぱりオモシロかった。 そのうちにまた見てやれと想ってます。
 
 

| | Comments (4) | TrackBack (0)

« January 2010 | Main | March 2010 »