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December 30, 2009

今年の第九

 
 
きっと終生忘れえぬであろう怒濤の一年が、もう間もなく終わろうとしています。
あんまり色々とあり過ぎて、一々思い出すのもメンドくさいくらいの一年間でしたけれど、でも、ここまで来ちまえばもう大丈夫。 どうにか年を越すことが出来そうです。 そのことに感謝。

と言うワケで今年の第九です。
昨年は、PCから動画サイトにつないでの視聴と、ズボラを決め込んだ私ですけれど。 今年も大して変わりゃしません。
インターネット上にある、パブリックドメインサイトからの第九鑑賞です。
名曲中の名曲だけに幾つもの録音がある中で私が今年の第九に選んだのは、昔から名のみ知っていて、でもその演奏にはこれまで一度も触れたことのない、あの(!)大指揮者によるもの。
ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調 フェリックス・ワインガルトナー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1935年の演奏。 

その録音年代から推して、どんだけ時代掛かった大芝居をやってくれるか、とある種の期待(?)を抱きつつ鑑賞を始めてみれば、あに図らんや! 盛大なノイズの彼方から聴こえてきたのは、意外なくらい颯爽とした、スッキリさっぱりの快演でありました。
イイ意味で裏切られた格好です。
過度に深刻ぶらず、颯爽としてケレンを抑えた演奏。 モダンであり清新の気風さえ感じる。
この当時の録音ですから、当然音質は貧しいのですけれど。

今から七十年以上も昔にものされた演奏のこの瑞々しさ! 一年お締め括りに痛快なサプライズをくらいました。
 
 
それでは「問はず語り」、今年はここまでとさせて頂きます。
一年間、拙ブログを訪ねて来て下さった皆々さま。 ありがとうございました。
それではどうぞ、善いお年を!
 
 
    2007年の第九
 
    2008年の第九
 
 

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December 28, 2009

反逆の朝

 
 
とうとうやってしまいました。
かれこれ一年半~二年くらい(記憶している限りでは、少なくとも)なかったことなんですけれどねえ。

皆さんは、朝眼が覚めると、なんかこう妙に快適で、爽やかで・・・・それでかえって不安に駆られたことってありませんか?
私の場合、今朝がそれでした。
おそるおそる(勇気をふり絞って!)時計を見ると・・・・嗚呼なんということ! 起床の時間から2時間半ばかりも経っているじゃないですか。
それだけ余分に寝たんだから、そりゃ寝覚めもイイわけだよ。
ともかく、やっちまいました。 ハイ、遅刻です。

で、でも聴いてください!
今朝に限って、目覚まし時計がセットした時間に鳴らなかったようなんですよ~。 目覚ましをコツンと叩いたら、慌てて今頃!鳴り出しました。 コイツ、裏切りモノめ!!

そこからはもう大急ぎ。 なにをどうやったかとか、実はあんまり記憶に残っていませんです。
ともあれ、日頃から起床、身支度~出勤に至るまで、早めハヤメを心掛けていたお陰で、ヤバイ事態には至らずリカバリーし切れたのはラッキーでした。 いえ、そりゃもう大変(こんなの二度とゴメンです)でしたけれど。

それにしても、購入してまだ半年ばかりの目覚まし時計にイキナリ裏切られたのは結構ショックです。 毎朝これだけを頼りにしていたので。
対策/リスク管理として、まずはこの目覚ましの電池入れ替え(まだ針は動くんですけれどね)と、それから、目覚まし二台態勢ということも考えなきゃならんかなぁ。
なんか<目覚ましがワンサカある中で眠る自分の図>を予感してしまいます。
 
 

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December 16, 2009

歓喜の歌

 
  
 歓喜の歌
 Double Trouble
 
 
   原作:立川志の輔
    「歓喜の歌」 (新作落語)
   監督:松岡錠司
   出演:小林薫
      :安田成美
      :由紀さおり
      :加藤俊輔
 
         2008年 日本
 
 
条件反射って、ありますねぇ。
特定のきっかけを与えられたら思わず反応しちゃう、「パブロフの犬」とかのアレ。
私の場合はベートーヴェンの交響曲第九番がそのキッカケでして、ニ短調の旋律が聴こえてくると、心はいきなり年の瀬へとトリップ! 今年も一年いろいろありましたなあやれやれってな歳末気分に浸ってしまいます。
何事かなし終えたような満ち足りた気分。 ハレの日の厳粛さ。 なにやら感傷的なキモチ。
脳内で、その年のトピックまでプレイバックされそうな勢いですよ。
それが、春夏秋冬季節に関わらずオールシーズン発生するんですから、やっぱ条件反射ですよね。
ハイ、我ながら至って乗せられやすいタイプなんです。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
※.原作は立川志の輔師匠の新作落語「歓喜の歌」。 生憎と、私は未聴です。
とある地方都市に建つ瀟洒な公民館。 小林薫さん扮する公民館の主任が、二つの女声合唱団のコンサートをウッカリ同日同時刻(大晦日の夜)で請けてしまった。 いわゆるダブルブッキングしちまったことから巻き起こる騒動の数々・・・・大晦日の夜、歓喜の歌は鳴り響くのでしょうか?!
 
 
小林薫さん扮する主任さん、その絵に描いたような小役人ぶりがステキです!
万事ことなかれ主義で規則を振りかざすばかりの無責任男。 セコくて小ズルくて。 筋金入りのダメ亭主でもある。 けれど、飄々としてどこか憎めないところもあって。 失礼ながら、こんなに芸力のある役者さんとは想わなかったです。
そんな主任さんが、果たしてヤル気オトコ(?)へと目覚めるかが見所!
この人で持っている映画と想います。
 
小林薫さんに哀れダブルブッキングされてしまう二つの女声合唱団は、片や働く庶民のオバサンたち、もう一方はセレブな奥さまたちと、メンバー構成をハッキリ描き別けていて判りやすいのです。
 
庶民派合唱団の美人リーダーは安田成美さん。
実は私、その(ある意味)笑顔の貼り付いたようなマスクがあんまり得意ではないのですよ。 とはいえ、この人が主任と絡んでしでかすワルダクミの顛末では、そのキャラが見事に生かされていて、この映画きっての見せ場と感じました。
 
ダブルブッキングされた二つの合唱団が、見事コンサートを成功させるまでを描いた映画ですけれど、生憎合唱のシーンはさほど印象に残りません。 撮影上、あんまり手間を掛けずに済ませちゃったって感じです。
中でもコンサートのシーンは余程物足らなくて、その直前の、ステージ改造のエピソードなど設ける替わりに、演奏シーンをもっともっと工夫すれば好かったのにと、合唱好きの私としては残念に想います。 折角の、合唱を素材にした映画なんだからサ。
 
大晦日の夜(!)のコンサートの大詰めに、二つの女声合唱団により演奏されるのが、ベートーヴェンの交響曲第九番、その終楽章「歓喜の歌」。
でも、そのシーンの音声を吹き替えで済ましたのはまだ許せるとしても、女声合唱+ピアノ伴奏の画像に、混声合唱+オーケストラの音声をかぶせていたのはあんまりだなァ・・・・肝心のクライマックスというのに、付いて行くことが出来ませんでした。
これは、あるいは女声合唱+ピアノ伴奏では(知らない方には)第九の第四楽章と判って貰えないと懸念してのことかもしれませんね。 因みにこの「歓喜の歌」の演奏シーン中、私の条件反射は一切発動しませんでした。 ハイ。
 
この映画の劇中奏でられる合唱については、合唱愛/合唱へのリスペクトがまずは足りない気がします。
まあ、私が「らんちゅう」って一体何処がイイの?って想ってしまうのと同じ程度に、合唱って一体何処が・・・・ってのが、製作者の合唱感なのかもしれません。
 
それからストーリーの性格上、クレームを付けたり付けられたりのシーンが幾つもあるんですけれど、中にはけっこう殺伐と感じる場面もあって、そんなのは見ていて決して気分の好いものではなかったですねえ。 険ばかり感じてしまって、見てて嫌ンなる。
オレってどこまでもキレイごとが好きなのか・・・・
 
 

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December 11, 2009

ダヴィッド同盟舞曲集

 
 
風邪をひいてしまいました。
いえ、先月の末あたりからその症状がチラホラと現れていまして、実際かなりヤバかったんですけれどね。
でも、月末に仕事上の大きなイベントが入ってまして。 この時期、なにがなんでも風邪ひくわけにはいかないなと。 我が身をダマシダマシしながら仕事を続けました。
 
こうして一番大事な時期を無事に切り抜けることが出来、そして休日も工面したしで、後顧の憂いナシに風邪をひける状況が出来上がったその時点で、丁度カラダの方もダウン。 今ではしっかり風邪っぴきです。
 
風邪がピークを打った昨日の夜から、枕元に置いたラジカセで繰り返し聴いているのがこんなCDです。
 
 
  シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 作品6
 
  シューベルト:幻想曲ハ長調D.760「さすらい人」
 
     アナトール・ウゴルスキ (Pf)
 
       録音:1992年9月
       ドイツ・グラモフォン
 
 
 
ダヴィッド同盟舞曲集にまず感じるのは感情の起伏の激しさ。 弱音のところなど本当に静かです。
しかし、なかなか掴みどころを得ない曲想、構成ですよこれは。
それが、録音(そして演奏も)の好いことも与って、熱にうかされたアタマにはとても蠱惑的に響きます。
ぐったりしたカラダに、音楽がとても自然な感覚で、流れ込んでくるのを感じるのです。 これまでキチンと聴いてこなかった曲ですけれど、これを縁として、ご贔屓にしちゃうかもしれません。
 
一方「さすらい人」は折り目正しく、強弱もキッチリ付いて、病み付いた身には幾分しつこく感じられる。
ちょっと距離を置きたくなるんですね。
シューベルトをそんな風に感じるのは、やはり心身ともに参ってるからでしょうね。 どうせ一枚のCDですから、通して何度も聴くんですけれどね。
 
 
さてさて、身体もジワジワと回復して参りました。 仕事が始まる前に、さっさと治しきっちまわないと。
 
 

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December 04, 2009

人生初馬券

 
 
ギャンブルってことについちゃあ、物心の付いてこの方トンと縁が無く、宝くじさえ買ったことのない私です。
麻雀は若い頃やってみてついに覚え切れなかったし、パチンコ屋は私にとってまったく居心地の好くない(音とか光が激し過ぎ、なによりタバコが苦手だし)場所です。
競馬や競輪など、いわゆる公営ギャンブルとも、どういうわけかこれまで縁がありませんでした。
なんか、そんな自分がツマラナイ気もしますけれどね。

         ▽▲▽▲▽▲

少し前のとある午後。 友人らと船橋駅前でお昼ご飯のあと、ぽっかりと時間があいてしまいました。
このまま解散という気分でもなし、じゃ行ってみますかと、一緒に競馬場へ連れてゆかれました。

場所は地元の中山競馬場
名のみ聞き知っていましたけれど、その場へと脚を踏み入れたのは、いうまでもなくこれが初めての私です。
意外と郊外にあるものなんですね。
とにかく広い。 ものすごく広い。 とっても大きなトラックとスタンドからなる競技場です。
長大なトラックは内周と外周からなっており、内側は土、そして外側は芝のコース。 ここを馬が走るんですね。
芝生は、この季節とはいえ青々と整備されており、思わず惚れぼれと見入ってしまいました。 そして、トラックの中には途方もなく大きなオーロラビジョンが二基、スタンド側を向いて立っています。
サスガ!お金掛かってますねぇ。

この日、中山競馬場は競馬開催日ではありませんでした(だから、入場無料でした)。 なので生憎、目の前のコースを馬の駆け抜けるところを見ることは出来ません。
でも、施設そのものは利用可能で、全国各地にある競馬場で開催されるレースがオーロラビジョンで中継され、その馬券を購入することが出来ます。 ここへ来てようやく、友人たちの目論見が呑みこめた私です。

一面に芝の貼られた緩斜面のスタンドに寝転んで、小春日の空を見上げる。 のんびりです。
他の競馬場からは、次々と絶え間なしにレースの中継映像が送られてき、オーロラビジョンに映し出されます。
友人らは、思いおもいに馬券を買ってレースを愉しんでいる模様です。
みんな頑張ってね~。
上手く行ったら、それを資金に夕刻からリッチな飲み会に突入!
さもなくば西船橋で行き着けの立ち飲み~。

折角ここまで来たんで、では私めも。
さっき棚ボタで手元に転がり込んだ100円玉。 こいつを軍資金にする事にします。
レースと馬を(とにかく競馬のことはなにも判らないので)テキトーに決め、友人に券売機の操作法を教わって、100円玉投入! こうして馬券を手にしました。
後は天命を待つのみであります。

ギャンブルに縁のなかった男の初競馬。 果たして、成績は5位(多分)でした。 残念也!
他のみなさんもレースを終えたようです。 結局のところ、一同揃ってあまりかんばしい戦果もなく、みんなしてテクテク歩いて西船橋駅方面へとご帰還。
結構歩き出がありましたよ。 「これで一発当てていれば、帰りはタクシーだったんだけどねぇ・・・・」なんて、歩きながらの会話もまた風情です。

帰りに皆で寄った立ち飲み屋(やっぱりね)も愉しかったけれど、その後入った締めのラーメン屋で、一座の内の一人が息子さん(彼女連れ!)とバッタリ遭遇!! なんてサプライズもあって、なにかとオモシロイ一日でありました。
 
 

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