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November 30, 2009

ウォーターボーイズ

   
  
 ウォーターボーイズ
 Waterboys
  
 
  監督:矢口史靖
  脚本:  〃
  出演:妻夫木聡 (鈴木:水泳部の部長)
     玉木宏 (佐藤:元バスケ部員)
     三浦哲郁 (太田:マッチョ志向のダンス少年)
     近藤公園  (金沢:ガリ勉君)
     金子貴俊  (早乙女:乙女チックな少年)
     平山綾
     竹中直人
     眞鍋かをり
 
       2001年 日本
  
  
今時、男子高が舞台の映画なんですと! それも水泳部ですよ。 男子生徒たちが、男だてらに(!)シンクロナイズドスイミングに挑むんです。 日焼けした男子らの一糸乱れぬ演技、水面にキラメク競泳パンツ・・・・ってそんなモン一体誰が見たがりますかて~の!?
  
 
※ それぞれの理由で(部員一名のみで廃部寸前の)水泳部に集結した五人。 行き掛かりから、学園祭への参加を目指してシンクロナイズドスイミングの練習を始めることに・・・・
 
 
見ず知らずの世界に図らずも首を突っ込み、そのオモシロさがようやく判って来たところで挫折。 それが悔しくって、発奮して、頑張り抜く姿を明るく描くコメディ・・・・というのは、同じ矢口史靖監督のスウィングガールズと同様のパターンですね。(製作順では「ウォーターボーイズ」が先になりますけれど)

ウォーターボーイズのリーダー、鈴木を演じるのは、後に2009年のNHK大河ドラマ(先日最終回を迎えた)「天地人」で主役の直江兼続を演じた妻夫木聡さん。
一際ガタイの良い佐藤役に、後に「のだめカンタービレ」(実写版)で指揮者・千秋真一を演じた玉木宏さん。
後にトップの座を得た二人も、本作の頃は未だ駆け出し時代。
この映画では世に出る前の姿、俳優としての出発点(二人とも、これがデビュー作というわけではないですが)を追い駆けることの出来るのが興味深いです。 三つ子の魂百までじゃあないですけれど、ここはお二人の持って生まれた個性を見届けてみたいって気持ちにさせられますからね。

妻夫木聡さん。 映画の主役として当たり前かも、ですけれど、流石にこの頃から光り輝くものがありますね。 少しも大げさなところはなく、極々自然体に振舞いながら、でも、どのカットでも隙を感じさせられません。
鈴木の素直で、しかし優柔不断な性格は、「天地人」での直江兼続の青年時代に通じるところがありますね。 いや、これは言い換えれば、そのキャラに併せたかたちで兼続像が創られたということか。
ともあれ、妻夫木さん持ち前のキャラはこの当時、既にしてハッキリと打ち出されていたのだと想います。

さて玉木宏さん。
ここでは、後に「のだめカンタービレ」の千秋役で見せたスマートさは未だ出現せず。
この当時と現在とのギャップという点で言えば、妻夫木さんを遥かに上回っていますね。 玉木さん、この後大化けを果たしました。
本作に見る玉木さんは、荒削りで如何にものムサクルシイ男子で、佐藤の、何事にも中途半端な性格も預かって、二枚目って感じですらありません。
後のイケメン男優も、この当時は未だまだ原石の状態だったんですね。 とは言え、コメディまでイケる器用さがあり、演技に瞬発力を感じさせられます。
そして後のスターとしての片鱗をチラリと見せてくれる、冴えたカットも時折あって、それを見つけるのもまた、映画を視る愉しみの一つかと想います。

たっぷりとあるギャグシーンはしかし、時に「スベッてんじゃないの?」と思わせられるところもあるのですけれど、でも構図など一々キレイで、実に好く計算されている。 隅々にまでコダワリや美意識が通っているのを感じさせられます。 つまり、とっても完成度が高いってワケで、だから、繰り返し見ても面白いのです。
中でも、「伊勢佐木町ブルース」のシーンは、演出から構図までもう最高でした。 背景の、頭上を走る電線まで(ある意味とても美しく)その存在を主張していて。

幾多のトラブルを乗り越え練習を重ねたウォーターボーイズが、ようやく迎えたクライマックスの学園祭。
シンクロナイズドスイミングのお披露目シーンですけれど、これがもう実に愉しかった!
結構長いシーンなのですけれど、でもあっという間に終わってしまった気がします。
この映画がここまでオモシロくなかったという人でも、このシンクロの見せ場で十分に元が取れる筈・・・・ええ、多分。
通常のシンクロ競技と比べてウォーターボーイズのは、とにかくなんでもかんでもアリの演出。 男子高校生らしいおバカさと、若いパワーが炸裂して魅せます。
 
映画の終盤。 全ての演技を終えて、プールから上がるウォーターボーイズ。 満場の拍手を受け、高揚感に包まれた中で、さらりと終わるラストシーンが実に好かったです。 青春の一区切りって感じのする余韻がネ。
 
 
男子シンクロの映画。 結論として、ヒジョーにオモシロかったです!
映画的に、実にイイところへと目をつけたモンですね。
散々笑わせくれて、でも高校三年の夏・・・・高校生でいられるのも、もうあとほんのわずかという、その切なさ甘酸っぱさも味わい深く。
 
妻夫木、玉木両人気男優のデビュー当時、その未だ子供っぽさを残した姿を確認することの出来る貴重なフィルム。
矢口史靖監督のこのタッチは、この後「スウィングガールズ」へと引き継がれることになります。
  
  

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November 24, 2009

NHK大河 天地人 最終回

 
 
今年のNHK大河ドラマ「天地人」が最終回を迎えました。
この後、十一月末から十二月いっぱいに掛け、同じ枠を使ってスペシャルドラマ「坂の上の雲」を放送する関係で、今年は例年よりも早目の幕切れです。
それにして毎年、NHK大河の最終回イコール年の瀬という感覚でいましたから。 なんだか調子がクルってしまいますねえ。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
上杉謙信の養子景勝に仕えた忠臣、直江兼続の生涯を描いた今年の大河。
弱肉強食の戦国の世にあって、どこまでも義を貫こうとする上杉家を描いたのはイイんですけれど、やはりあちこちムリが出てしまったと想います。
(最終回のひとつ前なんて、<義の上杉>ならぬ、<義の真田>になっちゃってるし)
なにしろ、直江兼続の為すことはす常に正しく一点の瑕疵もない・・・・・そんな大前提が成り立っているかのようなドラマ展開なので、作品の奥行きがなんとも浅く感じられて。 結構シラケちゃう部分もありましたね。
特に、関が原~大阪の役では、一人家康だけを悪モノにして済ませているし。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
ともあれキャスティング。
また、気に入ったところだけ書いてみることにしましょう。
 
上杉家の家老直江兼続役、妻夫木聡。
老境に入っての、吹っ切れたような笑顔が印象的でした。
少年時代を演じた加藤清史郎クンの人気は、今や社会現象になっていますね。
 
その主、上杉景勝役、北村一輝。
歳月の経過と共に貫禄の増してゆくのが頼もしかったです。
 
兼続の奥方お船役、常盤貴子。
ドラマの前半では、この方の立ち姿と所作の好さについて触れましたけれど、奥勤めするようになったドラマの後半では打ち掛け姿が多く、こうなると魅力半減しちまったですねえ。 まあ、しょうがないんですが。
 
上杉謙信役の阿部寛と織田信長役の吉川晃司。 共に見事なハマリ役でした。
 
  
と、この辺までは前回も書いたのでしたね。
さて、物語の後半に至って登場した人々の中では・・・・
 
豊臣秀吉役の笹野高史。
ご本人もインタビューで語ってられましたけれど、素のお顔からして秀吉(の肖像画)似の笹野さんです。
ひょうきんで、賢くて、そしてコワいお人。 周囲の人間をたらし込む、手練手管の演出も好かった。 文句なしに、歴代秀吉役者ナンバー1選出です!
 
徳川家康役の松方弘樹。
権謀術数の限りを尽くす、どこまでもヒールに徹した家康です。
でも、どこかに憎めないんだな。 この人なればこそ、三河衆も命を託して仕えたんだろうと、そう納得させられるスケールの大きさを感じるんですね。
腹黒ヒョーキンな家康像を打ち立てて、ベテラン役者の至芸を見せて頂きました。
そして、そんな家康を中心とした創業期の徳川幕府、その重臣たちとの会議シーンの緊張感。 もしもその座敷に居合わせたなら、胃が痛くなるのは必定の緊迫感!

伊達政宗役に松田龍平。
この方については今まで存じ上げなかったんですけれど、如何にも役所を心得た感じで、センスの好さが伺えます。
家康とはワルコンビ結成。 キツネとタヌキというか、騙し合いの腐れ縁で、ある意味、このドラマの中で一番オモシロい二人でした。
 
         ▽▲▽▲▽▲
 
さて、来年の大河ドラマは幕末もの、「龍馬伝」です。 ネタとしてはあまりにも定番ですね。 岩崎弥太郎の視点で描かれるのが新趣向。
でもその前に、「坂の上の雲」が気になる私です。
 
 
     NHK大河 天地人 
 
 

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November 20, 2009

喜劇 駅前旅館

 
 
 喜劇 駅前旅館
 The Inn in Front of the Train Station
 
 
  監督:豊田四郎
  脚本:八住利雄
  原作:井伏鱒二
  出演:森繁久彌 (生野次平:柊元旅館の番頭)
     フランキー堺 (小山欣一:旅行代理店の添乗員)
     淡島千景 (お辰:番頭たちの行きつけ、辰巳屋の女将)
     淡路恵子 (於菊:次平のかつての恋人)
     伴淳三郎 (高沢:次平とは旅館の番頭仲間)
     森川信 (柊元三治:柊元旅館の主)
     市原悦子 (修学旅行中の女学生)
 
       1958年 日本
 
 
先日惜しくも亡くなられた森繁久彌さん。
その出演映画の代表作に数えられる、駅前シリーズの第一作を見ました。
昭和の三十年代に、上野駅界隈の旅館を舞台として造られた人情もの。 もちろん当時の上野駅の映像も登場します。 リアルALWAYSですね。

さて、私(ばかりではないでしょうけれど)の場合、子供の時分からテレビやラジオを通して培ってきた森繁感というものがまずあって、たとえば俳優/コメディアンとして活躍していても、あるいは知床旅情を唄っても、そこにある種インテリジェンスや大人の風を感じ、また碩学の演劇人、有徳の士という印象があります。 だからして、どんなドラマに出てもコメディーをやっても、それは只の役者ではない、文化人・森繁が演じているという意識が付いて廻るんですね。

この映画での森繁さんも、只々面白可笑しくして笑わせる、というばかりではないですね。 それに、(撮影年度からして当たり前ですけれど)とってもお若いのです。
上野駅前、柊元(くきもと)旅館のベテラン番頭生野次平に扮した森繁さんは私の中の森繁像、後年の貫禄に充ち満ちた熟年ではありません。(映画が始まって暫らくの間、出演者の内一体誰が森繁さんか判然としなかったくらいです)
また、メガネもヒゲもなしで、どちらかと言えばのっぺりした顔が、如何にもインパクトに乏しいのですよ。 今時の俳優/タレントによく見られるような、いわゆる濃い顔とは正反対な、当時の森繁さんです。

         ▽▲▽▲▽▲

高度経済成長期の日本。 東京の東の玄関は上野駅。
その駅前に集結する数多の旅館は、永らく上京の旅人が宿を取るのに欠かせぬ存在でした。
が、高度成長に伴い、その客層はかつてのような個人客から、修学旅行(女学生役、若き市原悦子さんのぶっ飛び加減!)や社員旅行などの団体客へと移り変わりつつあります。

いきおい旅館の方も、個人客のリピーターよりも団体客相手をメインにと経営方針がシフトしてゆくわけで。
こうなって来ると、海千山千の番頭が腕を揮ってきた職人芸的な客寄せの手管や、肌理細やかなサービスなどはもはや過去の遺物。 なにしろ旅館としては、旅行代理店が次々に団体客を突っ込んで来るのを受けて、スピーディに捌いてゆけばそれで好いんですから。
と言うワケで、老舗旅館へ怒涛のように押し寄せる団体客。 その喧騒の日々。 昭和三十年代のエネルギーがスクリーン一杯に横溢します。

この映画、題名に喜劇と銘打ってはいますけれど、大笑いできる肩の凝らないコメディーを期待してはイケマセン。 一途に笑いを求める方には向かないのじゃあないかな。
都会の片隅でしたたかに生きてきた者たちが、時代の流れに押され、次第に居所を失ってゆく。 そんな日々の哀歓。
中でも哀の側がとても印象的で。 ユーモアよりは、ペーソスの配分がハッキリ勝っていますね。
それから(もう決して若くはない)男の意地。

笑いどころなど、今日とはもはや感覚がズレてしまっているのか、ストレートには笑えないシーンもあるし。 それよりも、当代一流の芸達者らによる芝居、その練達のアンサンブルを賞味すべし、そして繰り返し観て愉しむ価値のある映画と想いました。
森繁さん、やはり偉大です。
 
 

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November 13, 2009

間宮兄弟

   
  
 間宮兄弟
 The Mamiya Brothers
 
 
  監督:森田芳光
  脚本:森田芳光
  原作:江國香織
  出演:佐々木蔵之介(間宮明信)
     塚地武雅(間宮徹信)
     常盤貴子(葛原依子)
     沢尻エリカ(本間直美)
     北川景子(本間夕美)
     中島みゆき(間宮順子)
 
        2006年 日本
 
 
以前ここでもご紹介したことのある、同名の小説を原作とする映画です。
あの小説を私は、女流作家が女性読者向けに書いた、言わば女性視点の作品として見て、それへの違和感(だったら読むなってハナシではあるんですけれど)を申し述べたのでしたっけね。

さて、映画の方は監督・脚本が森田芳光さん。
果たして、小説とは正反対の性格に仕上げられていると想いました。

齢三十代にしてどちらも独り身を通し、仲良く二人暮らしを続ける間宮明信・徹信の兄弟。
長男・明信役に佐々木蔵之介さん。 そして次男・徹信役に塚地武雅さんという、見事なまでに対照的な体型の二人。(見ればみるほど納得!なキャスティング)

諸事律儀な間宮兄弟。 日々の仕事では何事にも(目立たない、地味な職務であっても)少しも手を抜かず誇りをもって取り組み、生活のあれこれや、沢山ある趣味の一つひとつにも至極真面目に取り組む暮らしぶり。 そして、なにより家族を大事に想う二人です。
人間関係にも誠実・・・・というか、ハッキリ言ってこちらについては二人とも至って不器用ですね。

明信の奉職するビール工場、その見学コースの風景に私は見覚えがありました。 このシーン、以前私も訪ねたことのある、サッポロビール千葉工場で撮影したようです。

多趣味かつ凝り性な兄弟の住まうマンションの室内は、本やビデオ、ボードゲーム、雑多なコレクション、果ては自作紙ヒコーキなど、これまで二人して愉しんできた宝物で一杯です。(美術担当の労作。 その凝りまくりぶりが見もの!)
男の子の部屋が、そのまま大人向けになったようなもので、いわば大きなオモチャ箱(ただし趣味好く整理されて、とても居心地の好さそうな)の中。 しかも、そこかしこからアナログ的でどこか懐かしい雰囲気が漂ってきます。 二人の部屋の在り様そのものがあまりにも雄弁で、見れば、間宮兄弟というものタチドコロに判る仕掛けなのです。

そんな、世にも奇特な兄弟の部屋を興味シンシンで(というか完璧にキョーミ本位で)訪れることになった妙齢の女性たち。 でもこれ、兄弟にとっては空前絶後の大事件なんです。 彼らの住まいを、母親以外の女性が訪ねてくれるなんて!

ドラマは時にドキュメンタリータッチに切り替わったり、また素で会話しているとしか想えない瞬間があったり、不思議~ファンタジックな描写になってみたりと、何分とりとめが無いのですけれど、こういう変化球を交えた作風、私は結構好きなのです。
間宮家にやってきた女性たちを帰した後、兄弟して執り行う反省会(!)のはしゃぎっぷりときたら!
これって、放課後の男子同士が交わすバカ話しそのものですよ!!

兄弟の母親役にまさかの中島みゆきさん。 サスガの存在感で、このキャスティングも秀逸と想います。

そして、葛原依子先生に常盤貴子さん。
綺麗なんだけれど、でもどこかヘンな小学校女教師を好演。
この方、所作がとってもイイんですね。 今年のNHK大河ドラマ「天地人」での、主人公直江兼続の奥方お船役でもそう感じたのですけれど。 その歩き方や、なにげない仕草がいちいちとても雄弁で、葛原依子先生という人物のユニーク(!)さが伝わってくるのです。

あと、DVDにオマケとして付いていたオーディオコメンタリーが取り分けイイ出来でした。
森田監督ってオモシロくってサービス精神旺盛な方ですね。
コメンタリーの中で脚本と演出の工夫、伏線の数々、製作上のコダワリが次々と開陳されるので、映画が倍愉しくなりました。

アクションとかウットリするようなロマンス、それにそもそもクライマックスなんてもののの無い、ローテンションで小ネタの連続する映画です。
生きていれば、悲しいことや上手く行かないこともあるけれど、でも、失敗しても傷ついても、いつも傍にいて支えあう人のいること。 毎日を大切に生きること。 それがなにより。
モテナイ男でどこが悪い? なんて、痛快に言い切ってくれている気がしました。

女性視点で描かれた原作に対する、この映画は男性視点からの見事な回答です。
 
 

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November 03, 2009

三遊亭圓楽師匠逝去

 
 
五代目三遊亭圓楽師。
テレビの「笑点」、あの、昔っから続いている演芸番組の中で大喜利のメンバー、そして司会者を永く務められたことで広く知られる師匠です。

訃報のあった日、偶さかオフであった私は、自宅でながら聴きしていたお昼のラジオ番組で、パーソナリティの林家たい平師匠が本日のトピックの一つとして、ことの仔細を粛々と語られるのを聴きました。

たい平師匠といえば、その師匠こん平の代から永くながく続く大喜利メンバーです。 圓楽師匠の悲報に、募る想いは如何ばかりだったでしょう。
しかしそこは気丈にふるまわれて、普段と変わらぬ口調を保っておられたたい平師匠でした。 とは言えコーナーの終盤に至って、その声音のほんの微かに震えていたのが、いっそ切なかったです。

その昔、タモリのオールナイトニッポンで落語特集をやったことがありまして、私はその中で圓楽師匠の高座の掛かったのを聴いたことがあります。 私も、落語にはてんで興味のなかった頃ですから、その折の演題とかもう覚えていないんですけれどね。
深夜、ラジオの前で独り聴く落語は大人の雰囲気、通人のエンターテイメントって感じがしてなんだかカッコ好く、一所懸命に聴き入ったものでした。
圓楽師匠の声音と、色気ある語り口というタモリさんの解説が、微かに記憶に残っています。

とうとう直には聴くことが叶わなかった大看板でした。
ご冥福をお祈り致します。
 
 

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