ちと思い付くところあって、ハンドロールピアノ(ロールアップピアノ)というものを買い込んだ。
ピアノを名乗ってはいても普通のピアノとはかなり違う。 これは大分前に山野楽器が売り出して話題にもなった、電子ピアノの一種と言えるものである。
横長の柔らかなゴムシート上に鍵盤の模様が描いてあって、そのキーのひとつひとつにセンサーが埋め込んである。 押せばそのキーが反応して、その高さに応じた音をボディ(鍵盤の右端に繋がっている)に内臓のスピーカーが発するというワケ。
机の上に広げて、そのままピアノと同じようなスタイルで弾くことが出来るし、弾き終えれば、ゴム製の鍵盤をぐるぐるっと丸めてコンパクトに仕舞うことが出来る。
もちろん、あくまでロール式であってアコースティックピアノの代用になる程の実用性はないし、ピアノの練習用としたってアヤシイ。 でも、音の出る紙鍵盤と思い、割り切って使えば、これはこれで便利なものではないだろうか。 なんたって場所を取らないしね。
さて、今度私が買ったのは話題になった山野楽器製ではない、その亜流品らしく、ボディおよび黒鍵の部分がピンク色で、そのうえディズニーのキャラクターが印刷されているという、なんだかトホホな49鍵。
大人が喜んで使うデザインとは考え難いのだけれど、子供向けのオモチャにしては鍵盤がフルサイズだし、対象ユーザーが読めないな。 まぁ、自宅で使う分にはどんなデザインであろうと一向に構わんワケだ。
ピアノとは言ってもそこは電子楽器なんで、本来のピアノの他、頼みもしないのにいろんな音が出せるようになっていて、用意されている音色は、なんとまあ100種類もある。
無駄だって。
そんなにあっても、使い切れるわけない。 第一、欲しい音色を探すだけで疲れてしまうよ。 ホントに使える音色が2~3種類あれば充分だろうに。
シートの鍵盤はリアルのそれとは違い、弾き応えのないのがなんとも頼りなく、「弾く」と言うよりも「タッチ」すると言う方が相応しい気がする。
やっぱり(例えオモチャ同然の貧弱なキーボードであっても)実際の鍵盤の方が好いや。 ま、あたりまえのことだけれど。
鍵盤の右端はボディと繋がっているのだけれど、その付近でシートが簿妙に浮き上がってしまい、最高音域はちょっと弾き難いことになっている。
内臓のスピーカーが小っさくて、どうかと案じていたけれど、使ってみると意外にそれっぽい音がする。 もちろん、充分と言えるレベルではないけれど、サイズの割にはまあまあの健闘ぶり。
とまれ、他の楽器などをお復習い中、基準にする音程が欲しくなったときなど、これは中々役に立つシロモノであるのは確かだろう。
合唱団に居た頃にこんなのがあれば、パート練習の時便利だったのになあ。(あのころは、ピアニカを使っていた)
あとは、シート部分にどのくらいの耐久性を期待できるのかが気になるところ。
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