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August 30, 2008

習志野シティフィル第46回定期

   
習志野シティフィルハーモニック 第46回定期演奏会
  
  2008年8月24日 (日曜日)
    習志野文化ホール
      14:00開演  
  
    指揮:小室昌広
    演奏:習志野シティフィルハーモニック
 

 <演奏曲目>

  ベートーヴェン :
     「アテネの廃墟」序曲 (ドイツ)
  オッフェンバック:
     歌劇「天国と地獄」序曲 (フランス)
  アンダーソン  :
     「忘れられし夢」 (アメリカ)
  ファリャ    :
     バレエ組曲「三角帽子」より第2組曲 (スペイン)
  シベリウス   :
     交響詩「フィンランディア」 (フィンランド)
  エルガー    :
     「愛の挨拶」 (イギリス)
  ボロディン   :
     歌劇「イーゴリ公」より、だったん人の踊り (中国)

  ポール・リンケ :
     「ベルリンの風」(アンコール)


北京オリンピックの最終日にあたるこの日、午前中に行なわれた男子マラソン。 これを見逃すわけにはいきませんって!
頑張って早くから起き、テレビのスイッチを入れるも、やがて睡魔に捕まりいつしか夢の中。
トップを快走するケニアのサムエル・ワンジル選手の背後に鳥の巣が見えて来た辺りで、漸くシャッキリしてゴールの場面だけは見届けることが出来た。

で、午後からは習志野シティフィルハーモニックの第46回定期演奏会を聴きにゆく。
このオケ、年に2回のペースで開催する定期演奏会のうち、夏に行なうコンサートでは毎回ポピュラーな曲目を集中的に取り上げているようである。
今回は、折りしも北京オリンピックが開催中と言うことで、いずれも過去の五輪開催地に因んだ曲目、それもリラックスして聴くことの出来る小品を取り上げるという趣向。

なかでは「三角帽子」が好かった。 やはり夏向きの曲ですよ、これは。
リリカルなピアノとオケとのコラボは「忘れられし夢」。
「愛の挨拶」は弦の響きがとても綺麗(ポルタメント、決めてくれました)。
指揮は緩急のメリハリが好く、かといってあざとさがないのに好感が持てる。
その他に「フィンランディア」や「イーゴリ公」など、いずれもキビキビと演奏を進めてゆくところが小気味好い。
アンコールの「ベルリンの風」は初めて聴いた曲。
 
オリンピックイヤーに華を添える、爽やかな夏のコンサートでした。
 
 
 
 習志野シティフィル第42回定期

 習志野シティフィル第45回定期
  

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August 28, 2008

北京五輪

凶悪至極な猛暑も漸く和らいで参りました。
またしてもご無沙汰しております。

日頃スポーツ番組などほとんど見ることのない私ですけれど、先頃閉会した北京オリンピックの中継には(ご多分に洩れず)すっかりハマってしまい、連日一生懸命テレビに見入っていました。

以下、印象に残った競技を列挙してみると。


・女子ソフトボール
決勝に至るまで壮絶な闘いを繰り広げましたね。
常日頃陽のあたらない位置に居るソフトボールの選手にとっては一世一代の大舞台。 各選手には一試合一試合に精魂を傾ける、甲子園球児にも負けぬ一途さが見られました。
それにしても満塁のピンチを封じた上野投手。 一体なんという精神力でしょう。
見事金メダルを勝ち取った決勝の対アメリカ戦には、実況解説・宇津木前監督の嗚咽と共に感動しまくりであります。


・女子サッカー
なでしこジャパン。 男子の試合に比べて、女子のゲームは素人目にとても判りやすい内用で愉しめました。 メダルこそ逃したけれど(だって相手はドイツですよ!)、実に好い所まで行ってくれて嬉しい。 どの試合も、澤選手の存在感がスゴイです。


・女子ホッケー
さくらジャパン。 この機会に初めて目にすることが出来たホッケーの試合ですが、展開も素早く、実に面白いものです。


・女子レスリング
各階級とも大健闘して好かったけれど、なかでも吉田選手が金を獲った55キロ級決勝戦! 両選手の入場を待つ会場には、BGMに Queen の We Will Rock You が流されて、もうノリノリの観客席。
このショーアップぶりは・・・・K1かプライドですか?
どちらかと言えば地味な競技とばかり思っていたレスリングが、はっちゃけた雰囲気を醸してくれて愉快ユカイ。
四年後のロンドン大会では、決勝戦前に場内暗転させ、花火とスポットライトで両選手を迎えるに違いありません。


さて、女子種目ばかり追い掛けているみたいだけれど、男子もちゃんと見てましたよ。


・男子サッカー
なにも言いますまい。 討たれ果てました。


・野球
前評判が高かった割に振るいませんでしたね。


前述の女子サッカーやソフトボールと比べ、経済的/設備的/社会認知的/その他諸々においてずっと恵まれているこれら男子種目が揃って振るわなかったと言うのが何とも皮肉な話しです。
どちらも現役プロ選手のみで構成して、その競技に取り組む上で、この上なく恵まれた環境にいるという点で共通していますが、あるいは、彼らには他の競技選手と比べ、五輪と言うステージへのこだわりが希薄なのかもしれません。 五輪とは言っても、プロリーグで戦い続ける中での通過点に過ぎないのかも。


・陸上男子400mリレー
トラック競技で、なんと日本が3位(予選で強豪国が潰れ去るという僥倖があったとはいえ)ですよ。
バトンの受け渡しを研究し、精度を研ぎ澄ませていって、とうとうもぎ取った銅メダル。 こういうことをやらせたら、やはり日本人ですよ。
ゴール後のインタビューでの言動や、その風貌から「大人」を感じさせられるチームでした。


選手の皆さんの大健闘のお陰で何度も聴かせて貰えた「君が代」。 その「石の」のところで銅鑼の鳴るのが如何にも中華風っぽくて、なんか愉しかったです。

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August 07, 2008

裁判長!ここは懲役4年でどうすか

 
 
  裁判長!ここは懲役4年でどうすか
 
     北尾トロ 著
 
        文春文庫 2006年
 
 
裁判を傍聴することは国民の権利であります。 はい、ごもっとも。
その裁判というものは、時に鉄火場へとなり果てる。 そこでは原告/被告の行状や人生、恥も涙も容赦なく衆人の前に曝され、下世話なテレビドラマ顔負けの愁嘆場も珍しくはないのである。
 
そんな裁判を、関係者でもないのに好んで傍聴する人々がいる。
本書は、ライターの北尾トロさんが、裁判傍聴の世界にどっぷりと浸かってゆく顛末を記したもの。
 
元々北尾さんは、法律の学習者や犯罪/裁判の研究者と言う訳ではない。
全くの素人として、何ら目的意識を持たず傍聴に臨むため、その興味の対象や問題意識は、自ずと週刊誌やワイドショーのそれを出ないし、ひどくクダケタ文体もそれに相応しいものになっている。
 
裁き、裁かれる場の見聞録は、やはり究極的な人間観察記としての面白みはあるんだけれど、とは言え人様の苦しみ哀しみをネタにすることへの背徳感が付いて廻るものである。
ところが、作者は事件の顛末から判決の行方までを、あからさまに面白がる態度を貫いている。 早い話が、他人の裁判を次々に覗き廻って愉しんじゃってるのだ。
いや、もちろん被害者/加害者への同情も持っているんだろうけれど、厳粛であるべき裁判を、終始おフザケ調の文体で表現している。 そこの処が、どうにも付いてゆけない。

        ▽▲▽▲▽▲ 
 
皮肉にも、本書の中で一番面白かったのは作者による傍聴の記録ではなく、巻末に配置された、年季の入った傍聴マニア数名を招いての座談会の下りであった。

長い傍聴体験の中で出会った、忘れられぬ名判決から、裁判所内人事の行方まで。 何事であれ、道を極めた人の言には傾聴の価値があると、改めて想った。
 
私としては、この作者の傍聴入門記、他人のトラブルの行方を興味本位で追い掛けただけ(としか思えない)の本書については、もうどうでもイイやって気になっている。
傍聴マニア諸氏の、取って置きの傍聴談ならば、まだまだ聴いてみたい気もするのだけれど。
 

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August 02, 2008

北京故宮 書の名宝展

 
 
北京故宮 書の名宝展
 
  場所:江戸東京博物館
  期間:2008年7月15日(火)~9月15日(月)
 
 
北京故宮博物館に収蔵される名筆の数々を展示するこの展覧会。
ワタクシめも、漢字の国に生を受けたからには是が非でも、何がなんでも観ておかねば! な~んて、妙に勢い込んで行って参りました。
 
唐、宋、元、明、清の各時代に書かれた、名立たる名筆が六十五作品。
一書家に一作品ずつが選ばれているため、バラエティーに富んで飽きさせない。
 
その内容も楷書、行書、草書、隷書と様々。 中でも篆書の面白さに感心した。
もちろん全てが漢文だし、字のひとつひとつを取っても大概は読めないものばかり。 だがしかし、そのフォルムの、なんとスタイリッシュでカッコイイことよ!・・・・などと、実にもうミーハーと言うかケーハクな感動に浸っておりました。
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
さて、この会の目玉となっているのが、書聖と称えられる王羲之の最高傑作として名高い「蘭亭序」(八柱第三本)
無論、これは真跡ではない。 ホンモノは王羲之の書を愛してやまなかった唐の皇帝太宗が、死後自分の墓に収めさせてしまったから。
太宗の生前に造られた何点かの模写の内、最良とされているのが、今回展示されている八柱第三本である。
最近いろいろなメディアで眼にする機会もあるけれど、その実物は想いの外小さく、展示の仕方も相まって、少々見難いことになっている。

「蘭亭序」は、王羲之が内々で開いた詩会を記念して編んだ詩集の序文の草稿であり、酔いに任せて筆を執ったと言う、極めてパーソナルなものだけに、気負いなく、武人の筆とは思えぬ典雅なタッチで魅せる。
筆先のひょいと跳ねたところ、そのモヤシのヒゲのようなのが、なんかもう艶っぽいのですよ。
当然のことながら、会場でもここが一番混雑していて、ゆっくり見ている余裕のなかったのが残念至極。
 
        ▽▲▽▲▽▲
 
「蘭亭序」の他に、取り分け心残った作を記しておくものなり。
 
   趙宦光 「篆書李白楽府句軸」
 
   朱耷  「行書抄録蘭亭序軸」
 
   梁詩正 「行書元人五言律詩軸」
 
   梁同書 「行書七言絶句二首軸」
 
 
ワタクシ、書というものを、かつてこれほどまでに一所懸命、夢中になって鑑賞した経験がない。
で、判ったのかい? 書というものが少しは理解出来たのかい? なんて問われると、弱ってしまうのだけれど。 でも、結構夢中になって、小さな会場を、都合3~4周してしまった。
 
 

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August 01, 2008

ちりめん亭

 
  
JR津田沼駅を北口に出たらすぐ左折して、そのまましばらく歩けば「にぎわい横丁」が見えて来る。
たっぷりの道幅があるし、日当たり/風通しも良好なので、横丁を名乗られてもあまりしっくりこないのだけれど。
とまれ駅前にはつきものの、夜毎瞬くネオン関係の店はこの通りに特に集中しているのである。 言わば、津田沼の歓楽街ってところですな。 津田沼駅前と言うのは、ことこういう点についてはマコトに判り易いことになっているわけだ。
その代わりに、ほの暗い迷路のような裏通りを歩きつないで辿り着く、行き付けの古びて小さなお店・・・・・みたいなことは、この界隈ではまずありえない。 ある意味、面白くもなんともない街の造りになっちまってる、とも言える。

        ▽▲▽▲▽▲

さて、その「にぎわい横丁」に唯一つあるラーメン屋さんがここ、「ちりめん亭」
ラーメン激戦区津田滑にあって、決して人気店とは言えず、その前を通る度に空席ばかりが目立つ気がするのだが。
私が入った時も、他にお客はゼロで、店員さんがカウンター席に腰掛けて煙草を吸っていた。
店内の薄暗い照明にジャズ系のBGMは好もしいのだけれど、店全体になんだかダレた空気が漂う。
これは、入る店を間違えたかナと一瞬焦ったけれど、気を取り直して、季節メニューらしき酸辣湯麺を注文。

やがて運ばれてきた丼には、トマトやレタスなどが乗っていて彩り鮮やか。
味の方は、なんかチェーン店ぽい(って好く判らないけれど)感じですね。 ちっとも酸でも辣でもなかったけれど、まあ、それなりに満足する。

しかし、ここから歩いてすぐの処には「なりたけ」や「九十九」、少し脚を延ばせば「」があるんだよね。 今後、「ちりめん亭」を再訪することは、多分ないと想う。

このお店、「にぎわい横丁」で飲んだ後の、締めのラーメンとして活用されたりしているのであろうか。 夜間、この前を通ったことがないので、想像に過ぎないのだけれど。
 
 

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