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January 22, 2008

ドクターペッパー

 
侘び住まいを出て四十九歩、きっかり歩いたところにコーラの自動販売機がアル。
この界隈ではそこにしかないドクターペッパーの350ml缶を、私は時々買うことがあるのだ。
ドクターペッパー。 好きな人っていますか?
ん、ゐない? さうですか、やはりね。

売っているトコを滅多に見ないことから、世間ではまるで人気がないんじゃあないかと想っているけれど。 でも、私は結構好きなんですよ。 コーラとはまた異なる、独特のクセのある風味に惹かれて、偶にコンビニや自動販売機でドクターペッパーを見つけると、嬉しくなってつい買ってしまう。
なんでも十九世紀には既にあったという、コカコーラよりも古い飲み物なんだそうで、でもコークの陰に隠れてひっそりと花咲く月見草です。  そんな、トラディショナルでかつマイナーというポジションが、また自分好みなのかもしれない。

コーラもどきの飲み物としてはもうひとつ、ドクターペッパーと似たような味だったと微かに記憶しているチェリー・コークがあるけれど、こちらは、もう随分と長い間飲んでいないなあ。
 

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January 17, 2008

初雪

今朝方のこと。 我が家から一歩外に出た途端、周囲の家々の屋根や樹々、そして近くの駐車場ではクルマやバイクにまで、白いものが一様にうっすらと掛かった光景に出くわした。

津田沼では、これがこの冬初めての雪になる。
目の玉に冷んやりときた。 道理で寒いわけだ。 昨夜の内に降ったのであろうけれど、しかしまた、ちんまりと少しだけ積もったものである。

夜分に帰宅すると、朝見た雪は融けてしまって、もはや跡形もなくなっている。
私は雪の降らない静岡育ちなので、雪というものがとにかく珍しく、わずかでも降れば嬉しくなってしまう。
パッと現れてはパッと消える、潔い雪もあるものだと、バカみたいに感心した。

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January 16, 2008

我馬らーめん

 我馬らーめん 津田沼店

JR津田沼駅と京成新津田沼駅と。 二つの駅を路線図で見れば、隣接しているようだけれど、実はちょいとばかり離れている。 例えばJR津田沼駅から京成新津田沼駅へと向かう場合、津田沼駅北口を出たら、津田沼パルコの前をカクンと右折。 そのまましばらくの間テクテク歩かねばならない。 案内板などは見当たらないけれど、路は真っ直ぐだし、イトーヨーカ堂を目印にすればまず迷う心配は無い。

そのJR津田沼駅から京成新津田沼駅に向かう途上にあって、結構目立っているラーメン屋さんがここ、我馬らーめん。 なにしろ立地が好いやね。 如何にも本格っぽい店の構えだし。 結構繁盛している。

店名を冠した、その名も「我馬らーめん」は、醤油系のスープに背油を乗っけた格好。 なかなか美味しい・・・・・けれどスープが少し薄目に感じられて、ワタシ的にはちと物足りないな。 一方、チャーシューはとろけるように柔らかくて美味しい。

店内はかなり狭いです。 10人も入れば一杯になってしまう。 中央にU字型のカウンター席があって、その外縁部にお客が座る形。 各席の間は無駄なく詰まっていて、しかも席のすぐ後ろには壁。つまり、空きスペースのあまり無いレイアウトなんである。 その上、繁盛しているお陰で、間段なしにお客が出入りする。
こちとら、狭い処に収まるのがもの凄く苦手な性質と来ているから、この体勢は結構ツライものがある。 あんまり落ち着かないので、そそくさと喰い終えて、さっさと退散。

美味しいことは美味しいけれど、これで「ここはスゴイ、また来るべし」とか想わなくなっているのは流石津田沼、ラーメン激戦区の故か。
 

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January 12, 2008

逃亡くそたわけ

 
  逃亡くそたわけ
 
     絲山秋子著
 
       2005年
 
 
主人公ハナは二十一歳の女性。 「亜麻布二十エレは上衣一着に値する」 こんな不思議な文句が絶え間なく聴こえる幻聴、そして躁病に悩まされて、福岡の精神病院に入院中。
でも、「このままじゃダメになる」。 回復の兆しもなく、止め処ない薬漬けの毎日への不安から、病院を逃げ出し、ゆくあてもない逃避行を始めた。 旅の相棒は、同じ病院の患者仲間「なごやん」。 博多に住みながら、しかし東京を愛してやまない名古屋人。

病気の悩みや、終わりの見えない逃避行の深刻さなどとは裏腹に、小説はなんとも心地好い文体で綴られる。 なにしろこの二人、なごやんのクルマに乗って九州を南下しがてら、観光地はしっかり見て廻るし、温泉にも入るし、更には泊まるところがなくて車中泊をしたり、河に入って流されてしまったりという珍道中ぶり。

旅の間、毎日小さなケンカばかりしているハナとなごやん。 そう遠くないであろう、二人のお別れの予感と、出口の見えない焦燥感が付きまとう旅。 けれど、車窓から眺める景観の描写や、ハナのまくしたてる福岡弁などで、(病気やトラブルと戦いながらも)飄々として爽やかな、ロードノベルに仕上がっている。

どこまで行こうと出口が見えてくるわけでもない。 ただ、どうしようもない現状から逃げ続けているだけ、というのは十分判っている。 この旅も、やがて終わりが来るってことを意識しながらも、その割りにあまり追い詰められた風もないハナ。

読んで気分の好い小説には違いない、でもどこか消化し切れない、釈然としない気がするのは、実はそれだけ主人公に共感しているということなのかもしれない。
 

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January 08, 2008

シムソンズ

 
 シムソンズ
 
  監督:佐藤祐市
  出演:加藤ローサ
     藤井美菜
     高橋真唯
     星井七瀬
     大泉洋
 
       2006年
 
 
ずっと以前、私がバイクであちこちを走り回っていた頃、独りで夏の北海道を旅したことがある。 東京や神奈川を走るライダーにとって、北海道という処はなににもまして魅力的な土地なのですよ。
北の大地を夢中で駆け抜けた中には、サロマ湖を見下ろす道、この映画の舞台となる常呂町の辺りもあった。 もちろん、当時はそこがカーリングの町だなんて知らなかったわけだけれど。
サロマ湖岸のキャンプ場でテント泊。 関東では考えられぬほど、しつこい藪蚊の襲来に悩まされた。 砂地に無くしたペグの一本は、今も砂中に刺さったままだろうか。

後に2002年ソルトレークシティ・オリンピック日本代表なったシムソンズ。 四人の女子高生の青春ストーリーを見ながら、遠い日の旅のことどもに想いを馳せてしまった。
どこまでも真っ直ぐに伸びる路。 ゆるやかに起伏する台地。 遮るものとて無い広々とした景色。 それらを包み込む広い空。 映画のシーンと、記憶の中の北の大地がオーバーラップしてゆく。

「シムソンズ」は小説と映画で、基本的な設定は共通なのだけれど、各々の展開はかなり異なる。
つまり、小説では夏季の基礎練シーンがメインで、試合はほんの少し。 主人公の心境を叙述する部分が多かったのに対して、映画の方はいきなりリンクでの練習、そしてゲームが始まるなど、ヴィジュアルに訴える。 小説では難しく感じたカーリングのルールも、CGを多用して判り易く解説されるのである。 なにより、四人のうち三人までが素人ながら、みるみる強くなってゆくシムソンズ。 映像と文章での、この見せ方の違いはそれぞれ正しい選択と言える。 「シムソンズ」は小説版、映画版で内容が異なっていて、そのどちらもが、それぞれに面白い。

シムソンズの主たる移動手段たる自転車や、軽トラの荷台とか、そのユルイ速度感に共感してしまう。
何度か顔を出すテレビ取材クルーのシーンは、話しが生臭くなる気がして、ここは不要と想うな。
アニメのシンプソンズがカメオ出演していないかなと、ちょっぴり期待していたのだけれど。 そこのところだけが残念。
シムソンズの四人がみんなカワイイし、子連れやもめのコーチ、大らかな和子の母の他、ガミさんやしゃべりたいのマスターら、脇役陣も好い。 
映画「シムソンズ」。 爽やかで、そしてなんとも気分の好い佳品です。
 
   小説版 シムソンズ
 

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January 06, 2008

のだめカンタービレ 新春SP欧州

 
 のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ
 
 
2006年にフジテレビで放送した、同名のコミックを原作とするテレビドラマの続編。 正月特番として、1月4日~5日に掛けて放送された。

のだめ役・上野樹里と千秋役・玉木宏をはじめ、その他の主要メンバーも健在で、一昨年の放送と同様、とっても面白かったです。

二回に分けられた新春スペシャルの第一夜は千秋の挑戦編。
渡欧して、まず手始めに指揮者コンクールに挑戦する千秋。 今回の千秋は、日本に居た頃、時に自暴自棄となっていたのに比べて、とにかく溌剌としてカッコイイ。 念願叶ってヨーロッパの地に来た喜び、高揚感が伝わってくる。 指揮ぶりも上手になったね。 コンクールのシーンでは、他のコンクール参加者や、オケとの確執などを描いて面白い。 が、その最中に彼らしくもない挫折を体験する。
リハーサルでオケに無茶な要求を押し通し、一旦はオケを敵に廻してしまう千秋。 この辺の演出には、一昨年のシリーズで造り上げた千秋像、そのオレ様ぶりの設定が上手く活かされている。 そこからの巻き返しの過程が省略されていて、これではちょっと簡単に勝ち過ぎの感もあるけれど、尺の中に収めねばならない関係もあるだろうし、まあ仕方ないか。

第二夜はのだめの挑戦編。
なんとまあ、名高いパリのコンセルヴァトワールに入学してしまったのだめ。 (建物や、その内部など、あれは実物なんでしょうか?) 変態パワーを発揮して、超短期間でフランス語を習得するも、今度はアナリーゼの授業で周囲のレベルの高さにまるで付いてゆけない。 留学生活の早々に味わう挫折。
音楽家が、自分の楽器を演奏すること以外の音楽諸々については意外に弱く、例えば市井の音楽ファンの方が余程詳しい、なんていうのは往々にしてあり得ることですが。
自身を失ったのだめは、演奏の方もダメになってしまうけれど、やがて本来の自分を取り戻すことで立ち直る。 例によってギャグとシリアスを交えた、この挫折から立ち直りへの過程は、今回のスペシャル編中で最も面白かった。 音楽ドラマとして楽しめたと言う点では、一昨年の放送で最も高水準と想った、モーツァルトの二台ピアノのエピソード以来、出色の出来と想う。
 
私は原作を読んでいないけれど、もしもこの先のストーリーがあるのなら、年に一度くらいのペースで好いから、その後ののだめや千秋の活躍ぶりも見せてもらえればと想う。
 

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January 02, 2008

御慶

 
大晦日から元日まで、兄宅に居て年を越した。
去る秋に引越しをした兄一家。 新しい住まいを訪れるのは、これが初めてである。
大晦日の午後、最寄り駅に着くと、まずは兄の次女を呼び出す。 この子は中学生。 ちょっと合わない内に、また随分と大きくなったね。 途中あちこちに寄り道しながら、兄宅まで案内して貰う。

新居は、これまでの住まいよりも、ずっと居心地が良さそうなのに感心する。
着いてみたら、家には誰も居ない。 そのまましばらく、ぼんやりと過ごして、夕方から次女と二人、近所の古本屋に出掛ける。 最初は千円の予算内で好きなのを買ってあげる、ということにしていたのが、店を出た時点では、かなり予算をオーバー。
そう、この子と本屋さんに寄るときは要注意なのである。 それでも、偶の買い物なので、まぁ好いかと想ってしまう、「甘い叔父さん」(兄曰く)である。

還ってみると、兄が帰宅していた。 大晦日、そして元日にも仕事があるらしい。
高校生の長男は、今日もアルバイトで帰りが遅くなるとのこと。 放っておくとゲーム漬けになってしまう長男に対しては、せめてアルバイトだけは続けさせて、生活にハリを持たせるというのが兄の方針。
これまた高校生の長女は、友達らと浅草へ初詣に出掛けていて、帰宅はかなり遅くなる由。
子供らも、徐々に親離れしてゆく。
兄との話題は(当人はなんにも考えていないに違いない)長男の進路について。
あと、テレビ。 兄嫁が結構バラエティ好きで笑い上戸なのを知る。

深夜・・・・と言うか、年が明けて数時間後に、ようやく長女が帰宅。
それから兄、長女、次女と連れ立って、布施弁天へと初詣に出掛ける。 着いてみると、長女の帰宅を待って出遅れたためであろう、境内は最早閑散としていた。 こんな静かな初詣もまた好し。 浅草の、大晦日から元日の喧騒を体験して来て、少し興奮気味の長女。

元旦は遅く起きて、終日テレビの前でごろごろ。 帰りは、寒い中を長女と次女が駅まで送ってくれた。
昨日次女が本を買って貰い、自分には何にもなしで承知する長女である筈もなく、三人して駅前の本屋に立ち寄る。 この子も、少し見ない間に容貌がずっと大人びて来た。
 
 
今年もよろしくお願いします。
 
 
   2005年の元旦
 
   2006年の元旦
 
   2007年の元旦
 

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