今年の第九
ベートーヴェン:交響曲第九番 d-Moll op.125
アンドレ・クリュイタンス指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
グレ・ブルーウェンスティーン(S)
ケルスティン・マイヤー(A)
ニコライ・ゲッダ(T)
フレデリック・ギュトリー(B)
ベルリン聖ヘドウィッヒ教会合唱団
録音1957~60年
年々、我ながらオソロシイ勢いで音楽離れが進んでいるけれど、ともあれ今年も、世間並みに年末を迎えられた。 と言うわけで、第九を聴かねばならぬ。
と言っても、演奏会に出掛けるわけじゃなし、エアチェックするわけでもなし。 手持ちのCDの中から第九の一枚を選んで、聴き流すだけなんだけれどね。
で、今年の一枚がコレ。 クリュイタンスがベルリン・フィルを振った、ベートーヴェンの交響曲全集からの一枚。
ベートーヴェンの、それも第九だからと言って、深刻さや大仰なところはこれっぽっちもない。 ほの白く静かに燃えて、聴くのに無駄なエネルギーが要らないって感じ。
なにもかも安定していて、格調高く、それでいて粋だ。 旧い録音にも係わらず、とても瑞々しい響きのするのも好い。
録音年が1957~60年と、やけにアバウトだけれど、実はネットで探しても年度まで特定出来なかったのである。 試しに「クリュイタンス、ベートーヴェン、第九」で検索しても、ヒットするサイトは少ない。
この録音、どうやら当今では、さっぱり流行らぬ、ということのようだけれど、第九のエバーグリーンとして、私はいつまでも支持したいな。
さて、今年の「問はず語り」はここまで。
訪ねて来て下さる皆様。 一年間、ありがとうございました。
どうぞ、好いお年を。
Comments
おお、〆は第九なのですね。
クリュイタンスってフランス音楽~ってイメージでしたが、ベトーベン、それも全集が出ているとは!
お薦めの(お好きな)第九音源て他に何かありますか?
Posted by: バルカローレ | December 31, 2007 01:04 PM
間に合った!
来年もよろしくです。
Posted by: 晴薫 | December 31, 2007 11:53 PM
>バルカローレさん
あけましておめでとうございます。
>クリュイタンスってフランス音楽~ってイメージでしたが
そうですね。 ラヴェルの管弦楽曲とか、名録音を残してますし。 あと、古い録音ですが、カルメンも好かったです。
そんなクリュイタンスのベートーヴェンは、とにかくケレンが無くて粋なところが好いと想います。
>お薦めの(お好きな)第九音源て他に何かありますか?
一番印象深かいのは、バーンスタイン、VPO盤ですね。 でも・・・・・その昔、初めて第九の合唱に加わった折に、散々聴きまくった音源はなんだったか、どうしても想い出せません。orz 今迄に聴き込んだ回数では、これが一番の筈なのに。(^^ゞ
今年もヨロシクです。(^ァ^)
Posted by: もとよし | January 02, 2008 12:02 PM
>晴薫さん
明けまして、おめでとうございます。
>間に合った!
ギリギリ、去年からのご挨拶でしたね。(笑)
今年も、よろしくお願い致します。(^ァ^)
Posted by: もとよし | January 02, 2008 12:03 PM