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December 23, 2007

黒門亭 07年12月22日 夜席

 
  黒門亭
    2007年12月22日 (土曜日)   夜席
 
 
小雨降る土曜日の夜。 お客で一杯の黒門亭。
私は開演の十分くらい前に入ったのだけれど、既にほぼ満員の入りになっていて、ちょっと焦った。 わずかに残った空席を探して、割り込ませて貰う。
 
 
前座 林家たい木  「寿限無」
 
 
三遊亭あし歌  「宮戸川」
あし歌さんの、凛として張りのある声の畳み掛けて来るのが痛快。
叔父さんに、無理やり二階間に上がらされたお花半七。 ここから先は、じっくりと思わせぶりな語り口で来られるより、すらすらと語ってゆくスタイルが好きだ。 この日の「宮戸川」は、さらさらっと進めてストンと粋にサゲたのがあし歌さんらしい。
 
 
桂才賀  「金庫破りの源蔵」
新作。 聴いていて、先々の展開が読めるんだけれど、でもその先が聴きたくなってしまう、ストーリーの面白さ。
才賀師匠は噺を進めてゆく呼吸が好くて、剽軽さと凄みとを、表裏一体にした語り口が小気味好い。 昔気質の金庫破りがする、如何にもな仕事の手つきが可笑しかった。
 
 
林家のん平  「禁酒番屋」
噺に出てくる「水カステラ」ってのは、その気になれば、造って造れないことはないのではないか。 ブランデーケーキの清酒版みたいな奴。 まあ、液状ではなくなるわけだけれど。 こうすれば禁酒番屋もしっかり通過出来る・・・・・けれど呑ん兵衛侍の近藤氏を納得させられるかって言うと、難しいか、やはり。
 
 
柳亭市馬  「宿屋の富」
年末ジャンボ宝くじを意識しての噺の選択だろうか。 もっとも、市馬師匠は私と同様、買わない人なのだそうだけれど。
市馬師匠のマイルドで鷹揚とした語り口からはα波が出まくり。 聴くほどに気持ちの好くなってゆく落語だった。
 

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Comments

『宿屋の富」は「富くじが当たった」ことが分かった時の声の変え方(発声の変調)が肝の入れどころ(観客側からは「聴きどころ」)なのだと米朝師匠が言っているのを聞いたことがあります。確かにあのこの狂喜のさまは何度聴いても嬉しくなるし落語家によって微妙に違う味がしますよね。良いクリスマスを。

Posted by: 屁爆弾 | December 25, 2007 10:16 PM

>屁爆弾さん

>『宿屋の富」は「富くじが当たった」ことが分かった
>時の声の変え方(発声の変調)が肝の入れどころ

富くじの一等に当たったと判るときの驚き。 ナルホド、あそこは、この噺きっての聴かせ処ですよね。 噺家のそれぞれの個性が発揮されて、いったいどう演出するか、楽しみな場面です。

おや?!・・・・もしやの期待・・・・いやいやそんな筈はない・・・・で、でも・・・・ぬか喜びしちゃダメだろ!・・・・でもほら、やっぱり!!!

この過程を、声を変えて表現する・・・・さすが米朝師匠、判り易くて興味深いお話しですね。 次に聴くときには、この辺りを重点チェック、です。(笑)

Posted by: もとよし | December 26, 2007 12:10 AM

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