疼痛
小学生の頃、遠距離を徒歩で通学していたお陰かどうか、足だけは割合に丈夫に出来ている。 そのせいか、それとも元もとの体質なのか判らないけれど、私の踵の皮は、ことのほかぶ厚く出来ている。
で、おそらくはそれが原因と想うけれど、高校生の頃から、毎年冬になると踵のヒビワレに悩まされている。 空気が乾燥してくると、踵の皮が、ちょうど松の内過ぎた鏡餅のように、ぱっくりと大きく割れるのだ。 かなりグロテスクで、人に見せると気持ちワルがられる。(みせびらかすな)
人間歩くときは、まず踵から着地するものなのだと、毎年この時期になると認識させられる。
一歩一歩、歩を進める度に、傷口のある踵が地面に触れて痛むのだ。 テクテクと歩けばチクチクと痛む、というわけ。 で、踵を庇って爪先立ち気味に歩こうとするから、今度は普段使わないようなところの筋肉が痛み出す始末である。
今年もやってきました。 その辛い季節が。
早くも数日前から踵にヒビワレが出来ていて、通勤に支障を来たしている。 なにより、休日の散歩が楽しめなくなった。
パックリと割れた踵の患部には、昔からいろいろと試してみて、タイガーバームを塗るのが一番具合がヨロシイようで。
それにしても、靴を履いているから好いようなものの、この体質は、草履やワラジ、あるいは裸足で暮らしていた時代であったならば、地面からばい菌を取り込みやすい、致命的なものだったのではないだろうか? ありがたい時代に生まれてきたモンだ。
聴けば、姪っ子も同じ悩みの持ち主なのだそうで、この体質は遺伝と言うこともあるのかもしれない。

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