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June 02, 2007

ドクター・ドリトル

 
 
 ドクター・ドリトル
 Dr.Dolittle

   監督:ベティ・トーマス
   出演:エディ・マーフィ

      1998年 米国


主演のエディ・マーフィのことは知っていたけれど、特段ファンと言うわけではない。 まして、普段私が興味を持つことのないタイプの、一見してファミリー向きと思われるこの映画を、あえて見てやれという気になったのは、ひとえに「ドクター・ドリトル」と言う題名に惹かれてのことである。

なにしろこの映画の原作、ヒュー・ロフティング作のドリトル先生シリーズは、我が少年時代の最高の愛読書であったからして。
ドリトル先生の名を冠したこの映画も、だから、一応見といてやるか、と言うくらいの至って軽い気分で鑑賞に入った。 それに、日々お疲れ気味のところに、こういった、屈託なしに愉しませてくれそうな映画は、まったくお誂え向きかと思って。
 
と言う訳で、大した期待もなしに見てみたけれど、なかなかどうして、結構愉しかったですよ。
原作からは、動物と言葉を交わすお医者さんと言うプロットだけを借りて来て、あとは、ドリトル先生に扮するエディ・マーフィがその本領を発揮する、現代のアメリカ社会を舞台にした明るいコメディに仕上げてある。 まあ、予想通りの展開です。
世評の高い、エディ・マーフィのお喋り、と言うか話芸。 私は英語が判らないので、その真髄をちゃんと愉しむことが出来ないのはザンネン無念である。 まぁ、仕方ないか。 その代わりに、日本語吹き替え版の声優さんたちが、大健闘していたと思います。

それにしても、こういうファミリー、子供向きの映画でありながら、脚本や演出の隅々まで、手抜かりなく実にしっかりと造り込まれているのにはほとほと感心しています。 流石はハリウッド作品なり。
動物が喋るドラマは、古今東西珍しくもないけれど、この映画ではCGを駆使して、人間と動物たちとをごく自然に共演させることに成功している。 声優さんたちの話芸と相まって、これまでの「動物が喋る」ドラマとは一線を画していると思う。
虎や梟など、捕食する側の動物の性格が一様に温和で、ネズミなど小さな動物らの、どれも鼻っ端が強いのが、さもありなんという感じですな。 軽いシモネタもあるので、必ずしもファミリー、子供向きの映画ってわけではなかったのかもしれない。

原作の世界からは随分と掛け離れた映画だけれど、小説のファンのために、さりげなく小ネタも用意されている。
サーカスの虎を問診するドリトル先生(ドラマ中の英語ではドゥーリィルと聴こえる)の背後を横切る双頭の珍獣オシツオサレツ。 それと、視力の衰えた馬のためにあつらえた特大馬用メガネ。 どちらも、原作を読んだ方ならば「ニヤリ」の場面であります。

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Comments

これは笑ったよ。
特にネズミだっけ?
ハムスターだっけ?

「今夜は、ブンブンブンブン! 決めるぜ、」
とかって踊りながら言うヤツなかったけ?


後、車の上に乗っけられて風が強くて、髭が丸まっちまうよ、とかさ。

向こうは人間も自己主張が強いけど、動物も強くて、そこがオカシイ。
でもそういう世界なんだろうね。

Posted by: 晴薫 | June 03, 2007 at 12:02 PM

>晴薫さん

お、晴薫さんも見てましたか。(^ァ^)

>「今夜は、ブンブンブンブン! 決めるぜ、」

ありました、ありました!
ドリトル先生の次女が飼うモルモットですね。
ケッサクなシーンでした。

原作の舞台はイギリスの片田舎。
ドリトル先生も温厚な田舎紳士と言うのがオリジナルの設定だし、登場する動物たちは大概は紳士的な性格だったのが、舞台をアメリカに移すことで、人と動物たちの性格が一変している。 米英の文化の相違、げにもすさまじきものかな、なんて感心しちまいました。(笑)

Posted by: もとよし | June 03, 2007 at 09:42 PM

これ、何年か前に私、観た記憶があります。ハムスターで思い出したのです。軽くて愉快な映画だった事は覚えています。
関係ないですけど「カリブ海の海賊」的な映画は好きですか。第三弾が封切られたけれど、混みすぎているから静まった頃に是非観ようと思っている映画です。好きなんですよね、あの映画。

Posted by: でんでん虫 | June 06, 2007 at 02:14 AM

>でんでん虫さん

ドリトル家のペット、ロドニー君は大人気ですね。(^ァ^)
動物と自由に言葉を交わせたら、と言うのは誰もが子供の頃に抱いた夢でしょうけれど、そんな夢をコメディに仕立てたこの映画は、かなりヒットしたそうですね。 続編も造られているそうで、そのうちに見てみたいです。

パイレーツ・オブ・カリビアンは、3作目のワールド・エンドがこちらでも大ヒットしてます。 私はひとつも見ていないんですけれど。(^^ゞ
もともとクラシックな乗り物なら何でも好きなので、帆船にも興味アリアリなんです。 もっと落ち着いてから、見てやろうかと狙ってます。

Posted by: もとよし | June 07, 2007 at 01:32 AM

帆船にも興味アリアリって、、あれ、観るだけで船酔いしそうな事ないですか?

>クラシックな乗り物なら何でも好き

ニューヨーク市のマンハッタン郡に、自転車が前方に付いたリアカーのような物に人を乗せて、タクシーのように人を移動させている物が出現しました。
公園では馬車に人を乗せて馬が引っぱっている。
クラシックでないものだと、1番、目にするのはバスや地下鉄やタクシーに乗らないで車道をローラー ブレードやスケート ボードや、片足を乗せて他の足で道路を押して両手はハンドルを握って調子をつけて進んで行くスクーターで行く人、これは私の住むクイーンズ群でも見かける。

Posted by: でんでん虫 | June 08, 2007 at 09:05 AM

>でんでん虫さん

>自転車が前方に付いたリアカーのような物

これはオモシロそうですね。 浅草で観光用に走っている人力車みたいな感じでしょうか。 そのうちに、こちらでも流行るかもしれませんねえ。


>公園では馬車に人を乗せて馬が引っぱっている。

馬といえば、この間の神田祭で、祭礼の行列のなかに馬を見掛けました。 都内の、いつも通勤で歩く普通の路を、お馬さんが歩いてたんですよ。 あれにはビックリしたなあ。(^ァ^)


>片足を乗せて他の足で道路を押して両手はハンドルを握って調子をつけて進んで行くスクーターで行く人、

お、キックボード。 懐かしいです。(笑) 一時期こちらでもバカに流行りました。
でも、ホントに一時だけのことです。 今では全くと言って好いくらい見掛けませんね。 とっくに絶滅してしまったのでしょう。 ブームに飛びつきやすく、でもすぐに冷めるところが日本らしいと言うべきか。(^^;
そちらでは、現役の乗り物なんですね。

Posted by: もとよし | June 09, 2007 at 04:10 PM

キックボードって言うんなら、もっと早く言ってくれたらってチョッと無茶でした。スピード違反のチケットを発行するようになったら面白気。
ところで子供の運動靴で、かかとの部分に小さな車がついていて、普通に歩いたり、かかとでスーッと滑るようにしたりして子供が歩いている。大人用は出ていないけれど。
それと最近、妙なもの、昔のホッピングという玩具が日本にありましたが、あれに似た形で一輪車みたいな感じに両足を乗せて電気で稼働するものに警察官が乗っている光景が出始めました。
馬はいいですよね。近所の商店街は警察官が馬に乗ってパトロールしているから時々、馬に触らせてもらっています。こっちは馬に乗るのも手軽に乗れる施設が結構、あちこちにあります。一時、私も乗っていた頃があって調子に乗って低い障害物ならジャンプして得意になっていて一度、まともに落馬して、キッパリ止めました。
日本で手頃に人が馬に乗れる環境が整っていないのは、あれ、整えたら乗りたい人が沢山居ると思う。

Posted by: でんでん虫 | June 12, 2007 at 01:52 PM

>でんでん虫さん

>ところで子供の運動靴で、かかとの部分に小さな車が
>ついていて、普通に歩いたり、かかとでスーッと滑る
>ようにしたりして子供が歩いている。

お、ローラーシューズですねえ。 私も、初めてみた時はビックリしましたよ。(^ァ^)
スーパーの店内で、買い物客の間を、独りスーッと滑らかに移動する子供がいて。 B級ホラー映画みたいな、なんだかシュールな光景でした。(笑)


>一輪車みたいな感じに両足を乗せて電気で稼働する
>ものに警察官が乗っている光景が出始めました。

セグウェイ、いよいよ採用され始めましたか!
あれ、不思議な乗り物ですよね。 私も是非乗ってみたいです。 って、実物を見たこともないんですけれど。(^^ゞ
フォード大統領が小泉首相(当時)にセグウェイをプレゼントして一時期話題になりましたけれど、高額なのがネックなのか、なかなか普及しませんね。
NYのポリスにセグウェイはカッコイイですね。 日本のお巡りさんは、やっぱり自転車かカブです。(笑)

でんでん虫さん、乗馬をされていたんですね。 実は私めも、一度だけですけれど、乗馬の経験があります。 とても走らせるどころではなくて、ゆっくりと歩く馬に必死でしがみついていたって感じでしたけれど。(^^ゞ

Posted by: もとよし | June 14, 2007 at 11:40 PM

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Tracked on June 03, 2007 at 08:00 AM

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