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April 28, 2007

酸辣湯麺

昨年の冬、某所で初めて食した酸辣湯(スワンラータン)の味がどうにも忘れられないでいる。
名前からしてそれと判るように、これは中華料理に属するスープもの。 お酢と胡椒を思いっきり効かせた、酸味と辛味の強烈なスープに、豆腐や椎茸、筍にとき卵なんかが入って、とろみをつけてある。
初めて飲んだ時は、その酸っぱ辛さに吃驚したけれど、元々刺激の強い味が好きなこともあって、たちまち気に入るところとなった。 冬の夜など、飲めばほこほこと体が芯から温まって来るのだ。 あゝ、また食いたくなって来た。

我が家からそう遠くないところのラーメン屋さん。 そのメニューに酸辣湯麺、つまり酸辣湯に麺をのっけたやつがあるのを知ったのは、引越し後暫くしてからのこと。 爾来、度々食している。
味わいは、某所のものに比べれば、いささかぼやけた印象ながら、酸っぱ辛さは紛れもない酸辣湯の味わい。 津田沼の街のラーメン屋さんも、なかなかヤルのである。

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April 22, 2007

背負い富士

 
 背負い富士

   山本一力著

      文芸春秋
 
 
山本一力の描く、清水の次郎長の生涯。
廣沢虎造の浪曲、映画やテレビ時代劇の次郎長ものに代表される、古典的な清水の次郎長観とは一線を画した、平成の次郎長伝である。

生涯の盟友、音吉を狂言回しとして、次郎長の出生から晩年までが語られるのだけれど、話しが妙に飛びがちになる構成に、いささかムリがあると思う。
大勢の子分集の内で、詳しく描かれるのは大政と石松だけだし、娯楽色は薄くていっそ禁欲的、ストイックとでも言ってみたくなるくらいに、淡々と語られるスタイルは、まあ斬新と言える。
物語の中では、次郎長がまだ侠客となる前の十代の頃に、空見、籾の目利き、狼煙、韋駄天、怪力、乗馬など、在野のエキスパート七人を拾い集めて、米相場の先物取引に打って出るところが特に面白かった。 次郎長を名乗る以前のエピソードに、もっとも心惹かれるというのは、ちょっと皮肉な気がしないでもないけれど。

相手に舐められちゃ、生きてゆけない侠客の世界。 でも、首尾好く喧嘩に勝ったとしても、役人の来る前に逃げる算段。 と、なかなかカッコ好くはゆかないのである。 山本一力版の次郎長譚は、フィクションながら、ある意味リアルに徹していると言え、従来の次郎長ものがウリにして来たような威勢の好さ、痛快なところがあまりない。

作者の関心は、その分、人情の機微を描く方に向けられているわけなのだけれど、とは言え、自分の中では昔ながらの、痛快な娯楽作品を期待していたところがあって、だからこの小説、いささかもの足りなく感じてしまったところがあるのも確かなのである。

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April 16, 2007

ダ・ヴィンチ・コード

 
 
  ダ・ヴィンチ・コード
  The Da Vinci Code
 
    ダン・ブラウン著
    越前敏弥訳
 
       角川文庫
 
 
言わずと知れたベストセラーを、今頃になって読んだ。
世界的な大ヒットをみた理由は、キリスト教(カトリック)の歴史と教義にまつわる意外史を取り上げた点。 ストーリーに沿って、キリスト教暗黒史みたいなものが次々と開陳されるところでしょうか。
でもそれは、この道に詳しい人ならば、今更なにを騒ぐかなあ、とでも言いたいところかもしれないし、(もしかしたら)こういうのは取り扱い注意事項だからして、ぞんざいに扱ってもらっちゃ困るんだよね、などと呆れ果てるかもしれない。
 
小説の主人公は碩学の米国人宗教象徴学者、そしてその相手役のパリジェンヌは、やり手の暗号解読官。 このタイプの小説には珍しいくらいの常識人で、保守的。 思いっきり奥手の人物にしているところが、キリスト教史についての露悪趣味と上手くバランスを取る結果になっていると思う。
筋立て、構成は巧みだし、登場人物の配置も気が利いているけれど、一方、アナグラムを使った謎解きなどは、英詩を解さない身にとっては、残念ながらちっとも面白くないのである。
このダ・ヴィンチ・コード。 面白い小説のひとつとしてあげるに吝かではないとしても、是非とも読まねばならない傑作、とまでは思わない。 とまれ、通勤の合間に読む本としては最適なエンタテインメントであった。
それに読後、キリスト教史について、ネットでいろいろと調べてみる切っ掛けにもなった。 薀蓄のネタとしては、実にエキサイティングな素材と言える。

よく、歴史ドラマ(NHK大河とか)などで、史実とは別に、ライターによって創作された事件や登場人物がストーリーに差し挟まれることがありますね。 視聴者に、これまでも史実だと思い込まれちゃうとマズイんじゃないの・・・・なんて心配になってしまうことがあるけれど。
それが、このダ・ヴィンチ・コードでは、小説の最初で(無節操にも!)ここに書いてあることはぜ~んぶ事実に基づいてますからねって謳っちゃってる。
まあ、これなど「私は嘘をついたことがありませんっていうウソ」みたいなもので、一々問題にするコトもないんだろうけれど。 とまれ、この冒頭の一文は、本作のキリスト教史に対するスタンスを暗喩している、いわば詞書みたいなものと想う。
それにしても作中、悪者一派みたいに描かれている実在の教団にとって、小説のヒットは災難だったしょうね。

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April 08, 2007

一度の散歩で図書館を二つ見つけること

久々に散歩した。
目的地は定めずに、我が家の前を走る幹線道路沿いをひたすらテクテクと往く。
この道路、決して閑静な住環境とはいえない我が家の、主たる騒音発生源となっているだけに、交通量はかなり多い。 道幅も、そう広くはないところに、大型車両がバンバン走り抜ける。 その歩道側、場所によっては路側帯を歩くのだから、歩き心地はあまり好いものではない。

いずれは歩き心地の好いお散歩コースを見つける心積りでいるけれど、今のところはこうして自宅周辺の主要な道路を歩いてみて、まずは土地勘を身に着けてしまおうと目論んでいる。
で、この道路、歩けども歩けどもあまり変化も無く、それほど面白くもないわい、なんて考えていたら図書館があった。

まさか、散歩の途中で図書館にぶち当たるとは想ってもみなかった。 これが藤崎図書館。
幹線道路沿いに建つ消防署の建物の3、4階部分が図書館にあてられていて、以前住んでいた川崎市中原区の図書館よりもずっと小さいし、我が家から通うにはちょっと遠いけれど、ともあれ図書館の位置が確認出来たことはまことにメデタイ。

そのまま帰るには、まだ歩き足りない気がするので、更に先へ先へと歩いてみる。 もう、ここらで引き返そうかと想い始めたあたりで、商店街をみつけた。
こうなると、抜けてみないわけにはいきませんね。 端から端まで歩いてみて、なかなか感じの好い商店街と想った。 大型店に席巻され尽くした感のある津田沼駅周辺に比べて、こちらは小さな店舗が数多くあって、街が活き活きとしているのが好もしい。 商店街を歩き尽くした辺りで京成大久保駅へと出た。
こんなところに駅があったんだねえ。 なんて、先日の散歩で京成津田沼駅をみつけた時と同様、素直に驚いてしまう。 駅前にしばしたたずんでいたら、すぐ傍に大久保図書館があることを知った。

既に我が家からは相当歩いているというのに、ここまで来てまた図書館である。 ホント、間が悪いとしか言いようがない。 流石にこの距離だと通うのは辛いなあ。 それとも長距離の散歩がてら、偶には寄ってみようか?
この商店街の風情がとても気に入ったので、また来てみたいとは想うけれど。

そろそろ暗くなりかけていたので、この辺でさっさと帰ることにする。
通って通えないことはないけれど、決して近所とは言えない辺りに図書館を、それも二つも見つけてしまった。 なんかこう、妙な散歩だったなあ。

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職場のお昼事情

少し前のことになるけれど、自分の職場が引越しをした。
今度の場所は千代田区である。
引越しをしてしばらくの内は、通勤の所要時間が読めないし、路に迷いそうになるしで、色々と戸惑うこともあったけれど、それも今ではすっかり慣れた。

以前に職場のあった地域では、近所にお弁当屋さんの屋台が集結する一角があって、お昼時ともなれば、そこで昼飯を仕入れて来ることが出来、とても便利だったのが、今度の場所には、そういった弁当屋の溜まり場がない。 そこで、このところ職場のお昼休みは「外食」に出掛けることが多くなっている。

この職場の付近には、どういうわけかインド料理屋が何件もある。 好奇心に駆られて何軒かに入ってみた。 その内の一軒が殊に気に入って、爾来週に一度はインドカレーを食しているから、もはや、日本風のカレーよりも印度スタイルの方により馴染んでしまったかもしれない。

外飯した後は、運動不足が気になることもあって、少しばかり回り道をしてから職場に戻ることにしている。 運動量的に、それほど大した違いはないかもしれないけれど。 まっすぐに職場へと帰るより、こうする方が、気持ちにも余裕が出来るのじゃないかと想っている。

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April 07, 2007

祝優勝常葉菊川高校

高校野球。 79回選抜大会で常葉菊川高校が初優勝を飾った。
私はこの高校と、ほんのほんの、ホントにほんの少しだけ縁があって。 だから、ここにお祝いの言葉を記しておきたい。

おめでとうございます。

それにしても、こうして甲子園で優勝する日が来るとは。 今頃、学校や地元では大騒ぎだろうなあ。

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April 01, 2007

OTTAVA本日開局

クラシック音楽専門のインターネットラジオ「OTTAVA(オッターヴァ)」が本日(2007年4月1日)開局するというので、早速聴いてみた。 聴取する、と言う感じではなしに、BGMとして、今も流しっぱなしにしている。

クラシック音楽の番組というと、一曲あたりの演奏時間が長くなりがちなのが、プログラム・ビルディング上の難点だったけれど、「OTTAVA」の場合は全曲演奏にこだわらず、サワリの部分のみを抜き出して提供するという割り切ったスタイル。 その曲が気に入って、じっくりと聴いてみたいならば、CDを買ってください、と言うことだろうか。

流れるどの曲を聴いても、不思議に似たような音がする。 ほんの少し、エコーを付加したような音色。 PCにつないだちっぽけなスピーカーで聴くには丁度好い具合で、音質の均一化には、かなり気を遣っているのかもしれない。 サワリだけを取り上げる選曲とあいまって、一曲をじっくりと聴き込むよりは、気楽なBGMとして聴き流すというスタイルが「OTTAVA」には相応しいように想う。

いわゆる有名曲に偏らない、むしろマイナーどころの佳曲を揃えた選曲が好もしい。 これならば、いつまで聴き続けても飽きることがないだろうな。
偶々自分の聴き知らない曲が掛かって、その曲名が気になったならば、その場で「OTTAVA」のHPへ入って曲名を調べることが出来る。 この仕組みは痛快だ!

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