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December 03, 2006

覚弥の香々

近所のスーパーで買って来た糠漬がバカに美味かった。
ラベルもなにも貼っていない、只の透明なビニール袋に、ナス、キューリ、ニンジンを切らずに一本ずつ入れてある。 おそらくは食品メーカーの流通品でない、きっとスーパーの惣菜部かなにかで独自に漬け込んだのじゃないかと想われる。
どうせ化学的、工業的な加工品じゃないんだし、こんな売り方の方が手作り感覚が伝わって好いと想う。 なんたって漬物なんだからサ。

スーパーでは、また出来合いの糠床を売っていて、こういうのを見せられると、自分でも糠漬を造ってみたくなって困ってしまう。
家で糠漬なんてやっても、どうせ面倒を見切れないのが判っているけれど、でも、ちょっとで好いから、それこそ実験的にでも試してみたいと言う気持ちがあるのである。
そう言えば私の母親は、如何にもこういうことを楽しんでやりそうなタイプだったけれど、生家の台所で糠床を見たことは終ぞない。 だから、と言うんではないけれど、私は糠床についてはなんにも知らない。

ネットで調べてみると、糠漬の道もまた奥が深そうで、ウッカリ手を突っ込んだら大変、と言う気がする。
夏場なんか、一体どうやって乗り切るんだろう。 自在に管理出来るくらいになったら、白いご飯に我が家のお香々さえあれば、他になんにも要りませんっ!てな境地になるんだろうね。

糠漬の古くなったのを刻み、生姜と合わせたものを覚弥の香々と呼ぶそうだけれど、私は未だ味わったことが無い。 あまり、市販されていないものなのかもしれない。
これが、落語の中に時々出て来る。 つまり、与太郎や八つぁん、熊さんらが日常的に食すレベルの庶民的な食べ物と言うことだけれど、また、それだけに好奇心をそそられる。 これなど、家に糠床があれば、それこそ手軽に試すことが出来るだろうになあ、なんて想ってしまう。

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Comments

もとよしさん~こんにちは。
すっかり寒くなっちゃいましたね。
ぬか漬け、実は私もここんところ、漬けてみたいと
初めて思ったのです(思っただけでやってない(^^;))
前に「東京タワー」って本を読んだら、お母さんが
大事な糠ドコを持っていて、夜中に一回起きて混ぜて
旅行の時には人にお願いして・・と、とっても大変な
ものなんだな~って思って。(それまで知らなかったのです)
MY糠床を持ってる友人や親類は一人もおらず、
そんな処で漬けた漬け物って、どんなに美味しいのやら?
と、興味は増すばかり・・・。

Posted by: latifa | December 04, 2006 at 08:27 AM

こうなると、もう、糠漬けにチャレンジするしかないですね。
唐辛子や昆布やユズや時にはビールなども適当に入れてみるっかで、、、なんてったって美味しいものは手に入れて、、はかない刹那の享楽と消えても、ま、夏の真っ盛りにオジャンになるのを覚悟で、って経験者は語る(笑)。
漬かり過ぎのを軽く水ですすいで堅く絞って、ショウガの絞り汁をかけて、、、覚弥の香々って呼ぶのですね、知らなかった。
親戚に母親譲りの大きな桶の糠床があったけれど、時々、全部、山のように出して、何かの幼虫退治をしてましたよ、気持ち悪いの何のって。
ご飯と数々の漬け物と味噌汁で生きて行けますよね。
ラーメンと漬け物でも良いですが。

Posted by: | December 04, 2006 at 02:26 PM

上の投稿、名無しで投稿してしまった。相変わらずの慌て者でお恥ずかしい。

Posted by: でんでん虫 | December 04, 2006 at 02:35 PM

こんばんは。
 美味しいお漬物のお話に反応してしまいました^^。昔子供の頃、おばあちゃんが、ぬか床かき回しているのを見て、その匂いが嫌で、漬物ってあまり好きではなかった。なのに、歳をとる毎に、お漬物大好き人間になってしまいました(笑
糠漬けを作っている人尊敬します^^いつか挑戦しようかな、なんてこの記事拝見して思いました。
いつになるやら・・・(笑

Posted by: みい | December 04, 2006 at 08:38 PM

my糠床はいったんハマルと夏なんて
>白いご飯に我が家のお香々さえあれば、他になんにも要りませんっ!てな境地になるんだろうね。
ようになるそうです。

>夏場なんか、一体どうやって乗り切るんだろう。 
旅行中は、冷凍庫で凍らせてしまうそうです。

私と妻の実家ではやってましたが、やがて挫折していくようです(笑
私もうっすら覚えています。

Posted by: 晴薫 | December 07, 2006 at 09:18 PM

>latifaさん

そうそう、糠床の手入れが欠かせないために、旅行にも行けない、なんて話しを、私も聴いたことがあります。
糠床も何世代とか受け続がれることがあるそうですけれど、こうなれば立派な家宝って気がしますね。 その家代々の文字通り「手が入っている」わけですから、正に我が家の味ですね。

Posted by: もとよし | December 07, 2006 at 09:42 PM

>でんでん虫さん

あ、またそんなこと言って、けしかける。(笑)
でんでん虫さんはご経験者なんですね。
野菜クズや飲み残しのビールで成長してくれるってのは経済的でイイです。
糠床は生き物だし、臭いも強いしで、やっぱりハエとか飛んで来るんでしょうか。
万が一自分で(^^;糠床を始めるならば、その辺の管理も大事なポイントでしょうね。 ホント、お漬物に炊きたてのご飯が、最高のご馳走って気のする今日この頃です。

Posted by: もとよし | December 07, 2006 at 09:43 PM

>みいさん

そうなんです。 私も歳と共に漬物好きになりました。(^^)
子供の頃なんて、菜っ葉を刻んだ漬物(アレは、なんと呼ぶんだろう)しか食べられなかったのになあ。
やっぱり、子供にとっては、どうしてこんな臭いものをって感じるんでしょうね。 我が家には糠床がなかったので、糠へのトラウマとかないんですけれど。(^^;
お国自慢のお漬物などあったら、教えて下さいね。(笑)

Posted by: もとよし | December 07, 2006 at 09:44 PM

>晴薫さん

冷蔵庫に入れって手がありましたか! ってことは、糠床って寒さに強いのでしょうね。 酷暑の時期などは、強制冷却しちまえば好い、と。(笑)
でも、毎日かき回さなきゃならないとなると、やっぱり大変なんでしょうね。 私がやるんなら、ハナっから期間限定かな。(笑)

Posted by: もとよし | December 07, 2006 at 09:49 PM

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