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July 23, 2006

黒門亭 2006年7月第4週

2006年7月22日(土曜日) 黒門亭 <2006年7月第4週>


頑張って休日出勤をするも、もう死にそうに眠くって、まるで仕事にならない。 こんなことならば、無理して出て来なきゃ良かった。 仕事を16時頃に切り上げて、でもこのまま帰る気にもなれず、上野の黒門亭に向かう。


前座 三遊亭たん丈 「八九升」
2年前、42歳で三遊亭円丈の下に入門したと言う、落語協会最高齢の前座さんである。
実年齢の割りには若々しいし笑顔も爽やかで、なにより声のデカイのが好い。 それに、歳の功と言うべきか、フツーの前座さんと比べて、物腰が穏やかでとっても感じが好い。
当人、そして周囲の前座さんや二つ目さんも大変と思うけれど、頑張って真打まで行って欲しい。


入船亭遊一 「たがや」
夏らしい噺が出た。 

     橋の上玉屋玉屋の声ばかりなぜに鍵屋と云はぬ情なし

若くって活きの好い遊一のキャラはそのまんま、たがやをはじめ、橋上の江戸っ子たちに重なる。


古今亭菊春 「お菊の皿」
独特の雰囲気を持った人。 なんか、ふにゃ~っとした、この捉え処のなさは一体なんなんだ。 そうかと思えば、井戸からお菊の幽霊が現れる場面では、一転して凄みさえ漂わす。 この噺は、演者によってお菊さんの描写が様々なのが愉しい。


桂南喬 「松竹梅」
南喬は悠揚迫らぬ大人の風格があって好きだ。 マクラは師匠である先代金馬、小南の想い出から、夏の日のエピソード。

     「なったーなったージャになった。 当家の婿殿ジャになった。」

謡い(?)のところが、いまひとつ不器用かな。 でも、そんなところがまた南喬らしくて好もしいのである。


橘家二三蔵 「きゃいのう」
マクラでは師匠である黒門町、八代目文楽の想い出の他に、電波にゃ絶対乗らない、いや寄席でも聴けないシモネタまで。 あんまりウケない。
ベテランらしく、押し出しの好い噺家なんだけれど、一々噛んじゃうクセあり。 そのせいで、聴いていてだんだんと疲れて来る。 この人の場合、その落語世界がなんだか妙に殺伐としていて、オモシロ味が薄いよう想う。 ブラックな魅力で聴かせると言うんでもないしね。 サゲまで聴いて、とうとう楽しめる要素を見付けることが出来なかった。

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Comments

こんち。ごぶさたしてます。寄席に行かれたんですね。同じ噺でも上方落語とは演題の異なるものがあってときどきちょっと混乱することがあるんですが、「お菊の皿」は「皿屋敷」の噺と同じものかな。怪談の滑稽噺は私も大好きです。中には志ん朝の「真景累ヶ淵・豊志賀の死」のように本気で怖くなる噺もあるけど(^^;)、出てくるユーレイがひょうきんでちゃっかりしてるような噺は何度聴いても飽きないところがいいですね。

Posted by: 屁爆弾 | July 23, 2006 12:07 PM

>屁爆弾さん

お久しぶりです。(^o^)
どうされていることかと、案じておりました。

「お菊の皿」と「皿屋敷」って、どちらも同じ内容のようですね。 東京の噺家さんの中でも「お菊の皿」派がいるかと思えば「皿屋敷」派もいたりして。 もちろん、演者によって演出の微妙な差異はあるんでしょうけれど。
オリジナルは浄瑠璃の「播州皿屋敷」、つまり姫路の話しだったのを、落語化するにあたって、江戸の番町に変えたらしいです。 確かに、こうすることによって江戸っ子のオッチョコチョイぶりが際立つ、楽しい噺に仕上がっていますよね。

Posted by: もとよし | July 23, 2006 02:48 PM

>休日出勤をするも、もう死にそうに眠くって、まるで仕事にならない
こういう日ってありますよね。
いろんな日があって、まぁそれが人生です(笑・・・スミマセン
もとよしさん相手に人生を語ってしまいました。
でも俺もこういう事はしょっちゅうです。

>帰る気にもなれず、上野の黒門亭に向かう。
こういう日もまたあるものです(笑

なんだかみんな分かった気になってますね@俺

落語家さん達も色々なんですね。
そして感じ方も色々なんでしょう。
この辺は分かりませんが、自分の好きな分野に引き比べるとやっぱり少し分かった気になります。

梅雨が開けたようです。
夏も本番ですね。

Posted by: 晴薫 | July 27, 2006 12:48 AM

>晴薫さん

上野で落語を聴くならばもう一軒、鈴本演芸場に入ると言う手もあったんですけれど、この日は疲れていたコトもあって、プログラム的にあっさりとした黒門亭を選びました。 たぶん、鈴本だと全部終わる前にお腹いっぱいになっちゃったと思います。(^^ゞ
この日の黒門亭。 自分的には決して当たりとは言えなかったんですけれど・・・・そう、こういう日も、またアリなんですよね。(笑)

Posted by: もとよし | July 27, 2006 11:57 PM

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