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March 01, 2006

トリノ冬季五輪(ボブスレー)

わが国にとって、決して得意種目とは言えないこともあって、あまり話題に上ることの無いボブスレー。 私は結構好きなのである。 二人乗りと四人乗りがあるけれど、やはり、より重量感のある四人乗りが好みだ。 助走を付けた選手達が、次々とそりの中に乗り込むシーンも格好イイしね。
素人目には、一度滑走が始まってしまえば、後はゴールするまで先頭のドライバー任せ。 その他の選手はそりの中に身を縮め、ゴールを目指して耐えて待つだけのように見えるけれど、実際はどうなのだろう。

私はこのボブスレー競技を見ると、つい葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を連想してしまう。
北斎の絵は巨大な波が砕け落ちようとする、まさにその瞬間、木の葉のように翻弄される舟と、その舟に一列になってしがみ付く人々を描く。 背景には霊峰富士山が揺るぎもない。 圧倒的なまでの、動と静の対比であり、人間と自然のドラマである。
一方ボブスレーは、人工的に造りあげたコースの中を往く訳だけれど、選手たちの、そりに身を預けてゴール目指して滑走する姿に、私は「神奈川沖浪裏」の船乗り達を重ね合わせてしまう。 どちらにも、カタストロフィーへの予感と共に、それと対峙して一歩も退かない人間(どちらも素顔を隠したまま)のスゴさを見てしまうから。

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