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February 17, 2006

寄席芸人伝 3

「寄席芸人伝」  -型破り落語家列伝-

     古谷三敏著  ファミリー企画 

「寄席芸人伝」の三冊目。 これも近所のコンビニで買い求めた。
今回は落語界の奇人変人特集。 勿論、これは噺家にとって貶し言葉ではない。 登場する噺家たちは、世間様の基準には収まり切らない、とは言えただ変わってるだけじゃあなしに、そこに一本芯の通っている連中である。
相変わらず、時代設定は明治から終戦直後辺りまで。 あえて現代の落語界を描かないのが、この漫画ならではの拘りで、これは噺家が最も噺家らしく生きていた、その「時代」を描いていると言う訳だ。
「破礼噺花蝶」と言う作品に見る戦時中の寄席では、時流に迎合した噺家が「出征祝い」、「戦線便り」、「敵前上陸」なんて言う噺をやって人気を博している。 (これらが実在した噺かどうか、私は知らないけれど)
この手の戦時落語(?)に限らず、忘れ去られていった噺と言うのは、それこそ浜の真砂程もあるんだろうね。 私は古典落語が好きだけれど、それらは長い時間の中で淘汰されていった末の「クラシック」だってことは、常に意識しておきたいと思っている。

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