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May 04, 2005

川崎市民ミュージアム プロムナードコンサート

連休の水曜日、川崎市民ミュージアムに出掛けて標題のコンサートを聴いて来た。

川崎市民ミュージアム プロムナードコンサート
  2005年5月4日(水曜日)
  川崎市民ミュージアム 逍遥展示空間

川崎市民ミュージアムでは館中央の逍遥展示空間で定期的にプロムナードコンサートを開催している。
出演者は一般公募で、プロ・アマ問わずと言う事らしい。 この日の出演者は以下の4組。

<<午前の部>>

<オンド・マルトノ独奏>
オンド・マルトノ。 この不思議な楽器に付いて、生では、見るのも聴くのもこれが初めてである。
楽器のサイズが、昔から漠然と想像していたのよりも、意外に小さいのにちょっと驚いた。
オンド・マルトノを構成する各パーツ。 小さめのキーボード、コーンスピーカー、弦と共鳴胴、箱入りのシンバル(?)(正しくはなんと呼ぶのか判らないけれど)のどれもが思いの他、カワイイ。 コーンスピーカー、弦と共鳴胴の二つはアールデコ風デザインなのだと、今頃になって発見した。

さて演奏に入ると、その音色のクリアーなことにもうひとつ驚いた。 自分的にはもっと、暖かみと言うか、ふわっとした音色(つまり・・・アナログのレコードを連想させるような・・・って、勝手にレトロ趣味に走ってしまっていますね。 反省!)を勝手に想像していたのだけれど、聴いてみると割合に怜悧な響きなのである。 想いの外現代的なのである。 (ここらは、奏法やチューニングで変わるのかもしれないけれど)

演奏した曲目の中では、やはりと言うべきか、原田節の作曲になる「オリーブの雨」が特に素晴らしかった。 オンド・マルトノと言えば、グリッサンド(?)や、奏法の変化にどうしても期待が向かってしまうけれど、そこはこの楽器の第一人者の作だけに、楽器の多彩な特性と曲想とがひとつになって、聴いていてお終いまで飽きる事がなかった。

途中、奏者がマイクを取って、楽器や楽曲の紹介をされたのだけれど、楽器の響きと同様、ふうわりとした雰囲気の話し振りが、如何にもオンド・マルトノ奏者らしく(?)感じられて、とても微笑ましかったのである。

一方、他楽器からのアレンジものは、時として単調に感じさせられ事も無くはなかった。 特段工夫を凝らさずに、
あんまりフツーに弾き続けているる、なんだかピアニカ風に聴こえてしまったりもするのである。
終演後、オンド・マルトノに近寄って、まじまじと観察させて貰った。 (コーンスピーカーユニットはFOSTEX!)

白鳥:サン=サーンス
オリーブの雨:原田節
アディオス・ノニーノ:A.ピアソラ


<ピアノ独奏(弾き語り)>
ポピュラー名曲は自ら編曲されたと言う。 そして、演奏からステージマナーに至るまで、実に堂に入った内容である。 ピアノ、ヴォーカル共に共通して言える、朗らかで柔らかな雰囲気が、休日の午前中に好くマッチして、聴き手にとっては至福の一時であったと思う。

80日間世界一周:ビクター・ヤング
テネシーワルツ:P.W.キング & R.スチュアート
シバの女王:M.ローラン
風花:自作
雨にぬれても:バート・バカラック
you:自作(弾き語り)
風と午後とオレンジティー:自作(弾き語り)


<<午後の部>>
<ピアノ独奏1>
ピアノ独奏によるでクラシックの小品集でこういうのは安心して聴いていられるから好い。 全体的に凛とした雰囲気の漂う好演で、逍遥展示空間に響き渡るベーゼンドルファーの音色も美しい。

エリーゼのために:ベートーヴェン
アラベスク第一番:ドビュッシー
夢:ドビュッシー
月の光:ドビュッシー
亜麻色の髪の乙女;ドビュッシー
ロンドニ短調:モーツァルト
小犬のワルツ:ショパン


<ピアノ独奏2>
こちらはジャズ系の方らしい。 演目はどれも自作とのことで、大変意欲的な内容と思う。 ベーゼンドルファーをガンガン鳴らしてくれて、聴いていて実に気持ちが好いのである
曲自体にスケールの大きさを感じさせる一方で、和声重視で旋律線が見えて来ないのが惜しいと思う。 ショートレンジの繰り返しが多くて、構成的に少し単調に感じてしまった。 作曲面での才気を感じるだけに、ここらをもっと掘り下げてみては、などと思うのである。

早春のアラベスク:自作
冬祭:自作
through up to the sky:自作
夕ぐれ:自作

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