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May 22, 2005

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展(再訪)

国立西洋美術館で開催中のジョルジュ・ド・ラ・トゥール展を再び観て来た。

二回目となると、展覧会事態の構成を呑み込めているので要領よく観て回れるし、なにより最初観た折に比べて
細かな描写や絵の構成がずっと好く観えるようになっているのが嬉しい。

こうして、気に入った展覧会に二度通うと言うのは、実はごく最近になって覚えた絵の愉しみ方である。 もちろん、時間とお金が倍掛かる、ちょっと贅沢なやり方だから、自分の本当に好きな画家の、気に入りの作品が出展されている場合に限るけれど、やってみれば必ずそれだけのことはあるのだ。

今回は、展覧会もそろそろ終了日に近付いたせいもあってか、前回よりもずっと人出があった。
「ダイヤのエースを持ついかさま師」、「聖ペテロの否認」、「犬を連れたヴィエル弾き」、「荒野の洗礼者ヨハネ」、「蚤をとる女」、「聖トマス」などなど・・・ 前回観て感銘の深かった絵の数々が、細部までより深く観賞することが出来たのに満足している。

前回、それ程好くは観て来なかった模作の数々も、今回は一々興味深く観て回って、それぞれが価値の高い作品(ラ・トゥールじゃないから駄目と言うことで無しに)との認識を新たに出来たのは大きな収穫と思う。

会場を去り極、ちらと振り返ると、大勢の人だかり越しに「ダイヤのエースを持ついかさま師」が伺えた。 このイカサマ一味(及び被害者)を直に観るのは、きっと、これが最後なのだと思うと、少し感傷的になってしまった。
 

  芸術新潮 三月号
 
  ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展
 

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