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December 22, 2004

「ニッポニア・ニッポン」

「ニッポニア・ニッポン」杉浦日向子著(ちくま文庫)を読んだ。 1980年代に発表された、何れも明治時代以前の日本を舞台とした短編漫画集である。
自分は杉浦日向子の漫画を好むけれど、何処がどう良いとか言った説明をするとなると難しい。 何しろ、扱うテーマが換わる毎に絵の印象もガラリと変えてしまうのだ。 漫画家として、決して一定の画風、スタイルに落ち着かない人のように思う。
構図、各コマから時に流れ出る余韻がとても心地好い。 気に入った作品を何度か繰り返し読む内、ストーリーなどはどうでも好くなって、気が付けば特に気に入った一つのカットにじっと見入っていたりする。 漫画と言うよりは、掌編の小説を読んだ気分にさせられるんだ。
収録作品 「殺生」、「夏草とリボン」、「夢幻法師」、「馬の耳に風」、「月夜の宴」、「冥府の花嫁」、「湯治湯にて」、「鏡斎まいる1」、「鏡斎まいる2」、「前夜」、「安らかな日々」

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